マイホームを新築する場合、間取りや外観、内装なども決めていきますね。
その中の1つに、トイレの壁紙を決めることも挙げられます。
この記事では、新築のトイレの壁紙の選び方についてお話ししていきますので、ぜひ参考に見てみてください。
新築のトイレの壁紙選びは重要!こんな失敗談も…
理想のマイホームを新築するには、さまざまな項目を1つずつ決めていくことになります。
その1つには、トイレの壁紙選びも挙げられます。
多くの方は間取りや収納に目を向けがちですが、トイレの壁紙選びも慎重に選ぶことが重要です。
重要といえる理由を、失敗談とともにお伝えしましょう。
まず、「家全体はシンプルなので、トイレは少し冒険してみようかな」と、トイレに柄の壁紙を選んだAさん。
住み始めた当初はおしゃれな空間で満足していたようですが、のちに失敗したと思ったようです。
トイレにはマットやトイレ用スリッパを置くかと思います。
選んだ壁紙のデザイン次第で、それに合う色味やデザインのマットやスリッパが見つかりにくいそうなのです。
Aさんが選んだ壁紙にも合うマットやスリッパがあまりないことで、失敗につながることとなってしまいました。
このことから、単におしゃれなトイレにしたいと思っても、ほかのトイレに置く小物のことも考えて壁紙を選ばないと、トイレの壁紙選びに失敗するケースもあります。
そのため、家の中でも狭いスペースのトイレであっても、壁紙は慎重に選ぶことが大切なのです。
トイレの壁紙選びの失敗談②飽きる可能性も考えよう
もう1つ、失敗談とともに、新築のトイレの壁紙選びの重要な理由をお伝えしていきます。
トイレの壁紙は冒険してみようと、花柄のアクセントクロスを取り入れたBさんも、住み始めた頃はおしゃれなトイレの空間に満足していました。
しかし、花柄という特徴が壁紙にあることで、住んでいくうちに飽きてしまったそうなのです。
賃貸に住んだことがある方ならイメージできると思いますが、アパートなどのトイレの壁紙はシンプルなことが多いですよね。
だいたいは白、もしくはアイボリーなどかと思います。
シンプルなデザインであるため、住んでいる間も「トイレの壁紙に飽きた」ということを感じたことはなかったのではないでしょうか。
筆者も賃貸アパートに3年暮らしていましたが、シンプルなトイレの壁紙に「飽きた」と思ったことはありません。
特徴的なデザインであっても、自分の好きなデザインであれば飽きることもないでしょうが、冒険で選んだデザインの場合は住んでいくうちに飽きる可能性もあります。
飽きてしまって失敗なんて思わないためにも、新築トイレの壁紙選びは重要です。
トイレの壁紙の選び方!まずはテーマを決めよう
お伝えしてきたように、住んでから失敗と思わぬよう、新築トイレの壁紙選びは慎重に選ぶことが大切です。
ここからはそんなトイレの壁紙の選び方についてお話ししていきます。
そのときの直感で「この色!」「この柄!」と選ぶのではなく、どんなトイレにしたいかテーマやテーマカラーを決めることが大切です。
例えば、トイレのテーマカラーをイエローと決めたとします。
そうしたら、トイレの便器のカラーもそれにぴったりのカラーにしましょう。
メーカーや種類によって取り扱っているカラー展開は変わりますが、白やピンク、グレー、黒などがあるようです。
テーマカラーがイエローであれば、白を選ぶと良いかもしれません。
同時に置くマットやスリッパもイメージしておきましょう。
そして、どんな壁紙にするか考えます。
全面イエローにするのか、壁3面を白にして1面だけイエローを取り入れるのか、イエローでも無地にするのか柄にするのか、などを決めましょう。
壁4面を白にして、天井をイエローにするのもおしゃれに決まるので、ちょっとの冒険をしたい方におすすめです。
カラーの心理効果で新築トイレの壁紙を選ぶ!
カラーの心理効果で、新築のトイレの壁紙を選ぶのも良いかもしれません。
心理効果の高い、トイレにおすすめのカラーは以下の3色です。
・イエロー
・オレンジ
・グリーン
イエローやオレンジは腸を活発にする働きがあるカラーといわれています。
そして、グリーンは腸を整える働きがあるといわれているので、トイレにおすすめのカラーなのです。
とはいえ、同じイエロー・オレンジ・グリーンであっても、どのような色味かで与える印象は異なります。
例えば、原色に近い色味の場合、鮮やかで素敵ですが清潔感に欠ける恐れもあります。
清潔感のある印象のトイレにしたい場合は、これらのカラーをアクセントクロスとして用いるのがおすすめです。
トイレの背面の壁だけをイエローやオレンジ、グリーンにし、ほかは白で統一します。
もう少しカラーが欲しいという場合は、マットやスリッパをアクセントクロスと同じ色味のものにすると良いでしょう。
柄の壁紙を取り入れたい場合は小さい柄がおすすめ!
中には、トイレという狭い空間だからこそ、壁紙を柄にしたいという方もいるかと思います。
しかし、大きな柄のデザインの場合、トイレを狭く見せてしまう場合もありますし、圧迫感が出る可能性も考えられます。
また、壁や天井の継ぎ目でデザインが切れてしまい、ちぐはぐな印象を与えることもあるでしょう。
このような印象を与えないために、新築のトイレの壁紙に柄を取り入れる場合は、小さな柄の壁紙を選ぶことをおすすめします。
とはいえ、小さな柄であっても、特徴的なデザインや色味の濃いものを選ぶこともあるかと思います。
その場合、清潔感が欠けたりしつこい印象になったりすることも考えられます。
そのため、このような柄の壁紙は、先ほども取り上げたアクセントクロスとして用いるか、腰壁など部分的に取り入れると良いでしょう。
新築トイレの壁紙選びの参考に!おすすめの機能
ここまでトイレの壁紙のデザインについてお伝えしてきました。
どのようなデザインかでトイレの印象が左右されるので、新築時には慎重に選ぶことが大切ですが、壁紙の機能にも目を向けることをおすすめします。
近年はさまざまな機能を備えた壁紙が増えていますので、機能付きの壁紙を選ぶと、マイホームでの生活も快適なものになるかと思います。
ここでおすすめの機能をご紹介していきます。
▼消臭機能・マイナスイオン発生機能
トイレでは、やはり臭いが気になりますよね。
近年は消臭機能がついた壁紙もあります。
消臭剤、天然の鉱石などが壁紙に配合されており、これらが臭いの原因物質であるアンモニアや硫化水素を吸収してくれます。
吸収したあとは、きれいな空気に分解して送り出してくれるので、トイレの嫌な臭いを感じにくくなるでしょう。
特に、半永久的に消臭効果が期待できる「光触媒」を使った壁紙はおすすめです。
▼汚れ防止機能
きれいなトイレを保つには、毎日のお掃除が欠かせません。
そんなトイレの壁紙に、汚れ防止機能があると便利です。
壁に汚れがついた場合も、表面がラミネート加工でコーティングされていることで、水拭きですぐに取り除くことができます。
傷つきにくいという特徴もあります。
▼吸放湿機能
湿気の吸収と放出をすることで、快適な湿度をキープしてくれます。
トイレを快適な空間にしたいなら、こちらを検討してみても良いかもしれません。
マイホームの新築時はトイレの壁紙選ぶも慎重に!
マイホームを新築する場合は、トイレの壁紙も慎重に選びましょう。
住んだ後で失敗と思わないように、テーマやテーマカラーを決めて、壁紙のデザインを選んでみてください。
柄の壁紙を取り入れたい場合は、小さな柄のものを選ぶと良いでしょう。
マイホームでの生活を快適なものにするなら、消臭機能などの機能がついた壁紙を選ぶこともおすすめです。