宅地建物取引士の試験は年間20万人程が受験する国家試験で、合格率は15%から17%程度です。
過去問で合格ラインの点数を取れていても、試験本番で実力が発揮できないこともあります。
そのため、試験内容の勉強ももちろんなのですが、試験に必要な持ち物もしっかり準備して少しでもリラックスして試験に臨めるようにしましょう。
宅地建物取引士の試験に忘れてはならない持ち物は受験票
まず宅地建物取引士の試験に絶対に忘れてはならない持ち物は受験票です。
受験票にはあなた本人が受験しに来ていることを証明するためのもので、受験番号などの情報が入っています。
原則受験票がないと受験できません。
受験票を忘れてしまうと、今まで一生懸命した試験勉強が無駄になってしまいます。
また鉛筆や消しゴムのように試験会場の近くのコンビニで購入することもできませんので、まずどんなに時間がなくとも、受験票を持っているかだけは確認するようにしましょう。
そして、持参するノートやテキストに受験番号を書いておきましょう。
原則受験票がなければ試験は受けることができませんが、受験番号がわかればなんとかなることもあるかもしれませんので、念のため受験番号を記載しておくようにしましょう。
しかし、あくまで念のためだということを頭に入れて、必ず受験票を持っているかは確認しましょう。
筆記用具がなければ回答できない!宅地建物取引士の試験に必ず必要な持ち物
次に宅地建物取引士の試験に必要な持ち物を挙げると、筆記用具です。
筆記用具がなければ、試験問題に回答することができませんので、もちろん必需品です。
HBかBの鉛筆を五本程度、プラスチックの消しゴム、鉛筆削りを持っていくことをお勧めします。
鉛筆や消しゴムは試験案内で指定されています。
「鉛筆の濃さなんてどうでもいいだろう」「消しゴムなんて消えればプラスチックでなくてもよいだろう」と思うかもしれませんが、マークシートを綺麗に読むため指定されているので、指示に従いましょう。
鉛筆に関しては、五本というのは多いかもしれませんが、試験本番に力が入ってしまい何本も折ってしまうかもしれませんので、五本くらい持っていきましょう。
「仮に折れても鉛筆削りがあるじゃないか」と思うかもしれませんが、削っている時間が無駄になりますので、鉛筆削りは保険のためと考え、鉛筆を多く持っていきましょう。
また試験会場によっては机が斜めのものがあってコロコロ転がってしまいますので、鉛筆は丸形より六角のものを持っていくと良いです。
シャープペンシルはお勧めできません。
理由は、まずシャープペンシルは細いのでマークシートを塗りつぶすのに、効率が悪いという事と、シャープペンシルは芯が詰まったり予期せぬ事が起きてしまう事があるからです。
すぐ直ればいいですが、なかなか芯が取れない場合はかなり時間をロスし焦ってしまいますので、鉛筆を使うことをお勧めします。
そして記述した通り、仮に筆記用具を忘れてしまっても近くのコンビニで購入することができますので、忘れても焦らないようにしましょう。
しかし、近くにコンビニがない場合や時間がギリギリの場合は購入しに行けないこともあるので、こちらも受験票同様、鞄に入っているか確認してから家を出ましょう。
落ち着いて問題を解くために!宅地建物取引士の試験には腕時計もあると便利な持ち物
試験会場には時計がない会場もありますので、腕時計を持っていくとよいです。
必須の持ち物ではありませんが、宅地建物取引士の試験は二時間と決まっており、その中でうまく時間をうまく配分し4分野を解いていかなくてはいけません。
もし時刻が確認できない会場に当たってしまった場合、早く解いてしまおうと急いでしまいがちになり、ミスの原因になります。
一問二問差で合格になってしまう方も多くいますので、落ち着いて問題を解いて見直しができるように、時間を確認できるという事はとても大事なことです。
また、腕時計もシンプルに時刻表示機能のみのものに限ります。
携帯電話やスマホは使用することはできませんので注意してください。
そして試験中は携帯電話、スマホの電源は切るようにしましょう。
最後の確認に!参考書やテキストも宅地建物取引士の試験に持っていこう
必須の持ち物ではありませんが、参考書やテキストも持っていきましょう。
試験会場には余裕をもって到着するようにいくと思いますが、早く着いたとき最後の確認のために見直しをしましょう。
学習をしていると自分がどこが苦手なのか、どのような問題が頻出しているのかを大体把握しているはずです。
例えば用途地域の問題や重要事項説明、報酬計算問題などほぼ確実に出るような問題の確認をしましょう。
出題されることがわかっている分野はできるだけ点数を落とさないようにするのが大切です。
おすすめは、宅地建物取引士の一問一答の問題集があるので、そちらを使うとスムーズに多くの問題を確認することができます。
この最後の確認が合否を分けることがありますので、参考書、テキストを持参し確認しておきましょう。
宅地建物取引士の試験には地図や飲料水もあると便利
その他あったら良い持ち物は、現地までの地図、ティシュやハンカチ、カーディガン、飲料水などあれば快適に試験を受けられると思います。
現地までの地図に関してはスマホであればグーグルマップで良いです。
試験会場の勘違いを防ぐために、事前にしっかり場所を調べておくのも忘れないようにしてください。
会場の温度はわかりませんので、寒がりの人はカーディガン等を持っていきましょう。
試験前に多量の食事や、コーヒーを飲むことはしない方が良いと思います。
宅地建物取引士の試験は二時間ありますので、その中でトイレに行きたくなったりしたら困ります。
のどを潤す程度の水やお茶を飲み、少量の食事やチョコレート等の甘いものを取るとよいでしょう。
試験中に退室すると試験を受けられませんので、注意しましょう。
宅地値建物取引士の試験における注意事項
以上宅地建物取引士の試験に必要な持ち物を挙げてきましたが、その他の注意点があります。
試験会場には一時間以上早く着くよう向かいましょう。
途中で何があるかわかりません。
学校テストであれば「バスが遅れて試験を受けることができませんでした」と、仕方ないですむかもしれませんが、宅地建物取引士は国家資格ですので、遅刻したら試験を受けることができません。
どんなに勉強しても遅刻して試験を受けることができないと意味がありません。
事前にバスや電車の時間を確認しておきましょう。
早くつくと参考書やテキストを読んでおいたり、鉛筆など忘れたら買いに行けるので一時間以上前に到着したほうがリラックスして試験を受けることができます。
また、試験中わからない問題があったときは、その問題に時間をかけすぎないで次の問題に行きましょう。
時間が足りなくて最後の問題まで解けなかったという事を避けるために、ぱっと見てわかる問題をマークしていき、わからなかったところは一週目で解いた問題を確認しながら、二週目で解くようにしましょう。
最終的にわからなかった問題でも必ずマークをすれば、正解になるかもしれません。
宅建の試験を突破するために
宅建の試験の持ち物をご説明しましたが、やはりリラックスして受験することが大切です。
モチベーションを上げて日々勉強し、本番は実力通りの力を発揮できるようにしっかり準備し安心して受験できるようにしましょう。
宅地建物取引士という資格は不動産系、法律系の入門資格という事で、持っていると就職の際に優遇されることが多いです。
また会社によっては持っているだけで、月の給料が増えたり、いろいろな恩恵を受けることができます。
苦労してでも取得する価値のある資格だと思いますので、合格を目指して頑張りましょう。