核家族化が進行しているとはいえ、特に夫が長男である場合や一人っ子である場合には義父母と同居するケースをよく耳にします。
義父母との同居には嬉しい利点ももちろんありますが、なかにはストレスを溜めてしまい解消の危機が訪れてしまっている方もいるのが事実です。
そこで今回は、義父母との同居を解消したい理由や快適な同居生活を送るためにしたいことなどを妻の目線から考えていきます。
義父母と同居をすると育児の手助けが得られる!
結婚と同時に義父母と同居をするパターンもあれば、同居の良い側面を考慮して同居をするパターンなど義父母と同居することになる可能性もゼロではありません。
しかしながら、妻の立場からすると義父母との同居はハードルが高く感じてしまうという人も少なくはないのが現状です。
なかには、義父母との同居を解消したいと悩んでしまう人も。
ここで疑問なのが、「義父母と同居することにはどのような良い面があるのか」という点かもしれませんが、同居をすることで嬉しい利点を感じることができるといわれています。
それにはいろいろと含まれますが、代表的なのが「子供の面倒をみてもらいやすい」という点ではないでしょうか。
専業主婦のケースであっても、共働きのケースであっても、育児を手助けしてくれる存在が身近にいるといないとでは大きな違いがありますよね。
なかなか自分や夫だけじゃ手が回らないというところも、義父母がいてくれればそれを頼むことが可能になります。
子供の面倒をみてもらいやすいということは家族全員で助け合って子供の成長を見守ることにもつながります。
将来のために貯金を優先したい場合は義父母と同居するのもアリ
義父母との同居で実感しやすい利点で代表的なのが、前項で挙げたように育児に関わることでした。
この他にもよく耳にすることといえば、金銭面の優遇に関することではないでしょうか。
そのため、将来のために貯金をすることを優先にしたいと考える方も、義父母との同居を承諾する方も多いようです。
例えば、家賃にかかる費用はなかったり、同居以前より減ったりする傾向にあります。
他の生活費などの費用も折半になることが大半のため、節約に結びつくでしょう。
完全に折半するケースもあれば義父母側が多く支払ってくれるケースも存在するとのことですから、家庭によって違いがみられますね。
このように費用をカットし、少しでも貯金に足すことができるのは良い面ですので、将来への心配を軽減したいという方は同居という選択肢を選ぶのも賢いのかもしれません。
以上のように、どちらも嬉しい利点なのはお分かりいただけたかと思いますが、そんななかでも義父母との同居を解消したいと悩んでしまう理由は何が挙げられるのか次項でみていきます。
義父母との同居を解消したい理由は?
ここまで挙げた代表的な利点は嬉しいものですが、どうしても義父母との同居が厳しいため解消したいと思い悩んでしまう方も少なくはないそうです。
では、どうして義父母との同居を解消したいと感じてしまうのかその理由を考えていきましょう。
まず最初に思いつきやすいことといえば、「気疲れがあるためストレスを溜めてしまいがち」という点ではないでしょうか。
妻側の両親と同居するのであれば問題はないかとは思いますが、今回ふれているような夫側の両親と同居をするパターンが圧倒的に多い傾向にあるのが現状ですよね。
ですから、夫と結婚して義父母と家族になったとはいえ、もともとは血のつながりのない他人です。
義父母と夫はもともと家族であり、そのなかに妻が入っていくわけですから気疲れを起こしてしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
義父母の機嫌を損ねてはいけないなどと過度に相手の言動を気にしてしまったり、だらしないと思われたくないからと無理をしてしまうケースをよく耳にします。
人の目線が気になったり、自宅でまったりと過ごせなくなったりすれば、それがどんどんストレスとなって蓄積されてしまうのはいうまでもないのかもしれません。
ストレス解消を上手にできるかが大事なポイント!
前項でお伝えしたように、義父母との同居を解消したいと感じてしまう人は気疲れなどでストレスを感じてしまっているパターンが多い傾向にあります。
もちろん、他にも生活習慣や育児の方針などが合わなかったり、どうしても考え方や価値観が違い過ぎていて歩み寄るのが難しかったり、個人によって幅広い悩みが発生してしまうことになります。
もともとは血のつながりがない他人ですので、もしかしたら全くストレスを抱えないという人は少数派にとどまるのかもしれませんよね。
ですから、ここで重要になってくるのが「抱え込んでしまったストレスをいかに上手に解消できるか」という点なのではないでしょうか。
少しずつでもストレスを解消できれば、自分のストレスの限界をむかえてしまうなんて事態は避けられるでしょう。
義父母のことを気にしてストレス解消法を実践することが難しいようならば夫に相談してみるのもひとつの手段です。
理解のある義父母であるのであれば、直接的に相談できる可能性もあります。
工夫次第で義父母との同居を解消しなくてもよくなるかも
義父母との同居生活を辛く感じてしまう方、ストレスに思ってしまう方も少なくないのはお話しした通りになります。
妻側の気持ちが限界になると同居を解消したいという思いが募っていってしまいます。
そのようになってしまっては、一度同居を承諾したために義父母との関係が悪くなってしまう可能性もありますし、どうにか避けたい事態かもしれません。
そこで、妻側のストレスを軽減させるためにおすすめしたいのが、前もって話し合いをして同居の条件をハッキリと示しておくことですね。
もちろん、同居が始まってから後々夫や義父母に相談するのも可能かもしれませんが、気まずくなってしまう恐れもありますし、円滑な人間関係を築くためにも同居前に条件を提示するのが好ましいです。
条件を提示するという工夫を凝らすだけでも妻側の過ごしやすさがアップしたり、ストレスの軽減につながったりするとの声が多く見られました。
では、どのような事柄を同居の条件に挙げることが多いのか、次項で具体的にみていきましょう。
同居の条件によく挙げられるものとは?
前項で義父母との同居生活を解消することなく、無理なく続けていくためにいくつかの条件を提示することが得策であることをお伝えしてきましたね。
まず、「二世帯住宅にしてもらう」という意見が多数派のようで、よく聞く条件ではないでしょうか。
何度もいいますが家族になったとはいえ、もとは他人なわけですから、ずっと義父母と同じ空間で過ごすとなるとお互いに息がつまってしまい、ストレスの種となってしまう可能性がありますね。
ときには人の目線を気にせずに好きなことをしたい、自分のペースで過ごしたいという場合もあるかと思いますので、二世帯住宅を依頼するのは賢明な判断ともいえます。
次に、考えたいのが「子供への教育方針」に関係することです。
義父母・夫妻・孫と一緒に暮らしていることになるのが同居ですよね。
そうなると、つい孫を甘やかしてしまったり、教育方針に違いがあって過干渉ぎみになってしまったりする義父母も存在するようで、それに困っている方も少なくはないとのことです。
ですから、「子育てへの過干渉はしない」などの条件をもってくるパターンも多い傾向にありますね。
無理のない範囲でOK!同居生活でのストレスを軽減しよう
義父母との同居生活に全くストレスを感じないという方もいれば、逆にストレスを抱えてしまい自分を追い込んでしまうタイプの方もいるのが現状です。
後者の場合は同居生活を送ることが難しくなり、解消する方向に向かう人も少なくはないです。
もとは他人の関係のため、どうしても不満を感じてしまう場合が出てきてしまうかもしれませんが、上手くストレスを解消したり、同居前に条件を提示したりして無理のない範囲で同居生活ができたら良いですね。