引っ越し先に郵便物が届かない?住所変更には転居届の提出を

引っ越しをする場合、しなければいけないことが多すぎて大変ですよね。

引っ越し作業だけでなく様々な手続きがあり、混乱してしまう方もいることでしょう。

そして、引っ越しをする方のなかには郵便物が引っ越し先に届かないという困った状況に陥ってしまうことがあるようです。

この場合の原因として、住所変更をした際の転居届が挙げられます。

その他にも引っ越しに必要な手続き等ありますので、こちらでご紹介していきます。

新住所に郵便物が届かないトラブルは郵便局への転居届が決め手!

新住所に引っ越しをしたものの郵便物が届かない気がする場合、焦ってしまいますよね。

引っ越しの忙しさに紛れて何か忘れている手続きはありませんでしたか?

郵便物が届かないトラブルとして、郵便局への転居届が考えられます。

郵便局に提出する転居届とは、旧住所に届いてしまった自分宛の郵便物を新住所に1年間無料で届けてくれるサービスです。

転居届は郵便局の窓口・郵送・インターネットで行えます。

必要書類は、

・本人確認できるもの
・旧住所が確認できるもの

の2点になります。

用紙での申し込みの場合、用紙を郵便局まで取りに行く必要があります。

記入した後は、郵送での提出も可能です。

また、忙しい方にはインターネットでの申し込みもおすすめです。

注意しておきたいことは、転送開始の時期です。

転居届を出したからといって即日転送が始まるわけではありません。

開始まで通常は提出後3日から1週間はかかるようですので、引っ越しの日程がはっきりしたら早めに手続きされることが大切です。

また、新住所に郵便物が届かないようなことのないよう、転送開始希望日には引っ越し当日の日にちを書くようにしましょう。

郵便物が届かない?住所変更で必要な手続き

引っ越しには様々な手続きがあり、中にはやらなければならない手続きを忘れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

引っ越し後に郵便物が届かないなどのトラブルがないよう、必要な手続きはひとつずつ確実に済ませておく必要があります。

ここでは、引っ越しに必要な手続きをチェックできるよう項目を羅列しましたのでご確認ください。

【引っ越し前にする手続き】

□賃貸契約を解約する

□電気・ガス・水道を解約する

□郵便局へ転居届を提出

□市役所へ転出届を提出

□国民健康保険の資格喪失手続き

□印鑑登録の廃止

□子供の学校への連絡

【引っ越し後にする手続き】

□市役所へ転入届を提出

□国民健康保険の加入手続き

□国民年金の住所変更

□マイナンバーの住所変更

□印鑑登録の申請

□運転免許証の住所変更

□自動車の住所変更

□銀行・クレジットカード・携帯電話の住所変更

□電気・ガス・水道の契約をする

□学校への転入手続き

ざっと見てみても、かなりの手続きが必要なことが分かります。

次項では、引っ越し前と後での手続きについて詳しくご説明していきます。

郵便物が新住所に届かないのを防ぐ!引っ越し前に必要な手続き

引っ越し前にも後にも必要な手続きは沢山ありますので、こちらでは引っ越し前の手続きについて詳しくご説明していきます。

〇賃貸契約を解約する

賃貸物件に住んでいる場合に解約の手続きをする必要がありますが、解約の連絡にはいつまでに連絡するという制限があります。

たいていは退去の1ヶ月前までに連絡しなければならないことが多いでしょう。

具体的なことは賃貸借契約書をご確認ください。

〇電気・ガス・水道を解約する

電気・ガス・水道の解約は電話やインターネットで申し込みができ、1週間前位に行うのがおすすめです。

どちらも基本的に立ち合いが必要ですが、立ち合いが行えない場合は請求書や口座振替での精算になります。

〇郵便局へ転居届を提出

郵便物が新住所に届かない原因としては、こちらの転居届がきちんと出されていたかがポイントになります。

郵便局へ転居届を提出することによって1年間無料で新住所へ郵便物を転送してくれます。

引っ越しの1~2週間前には手続きを行いましょう。

市役所や学校で必要な手続き!引っ越し前の住所変更は確実に

引っ越し前の変更手続きでは、市役所や学校への手続きも重要です。

ここでは、市役所や学校への手続きについてご説明していきます。

〇市役所へ転出届を提出する

市外へ引っ越す場合は転出届が必要になります。

市役所へ行っての手続きですが、引っ越しの2週間前から当日までにする必要があります。

転出届を提出することによって転出証明書をもらうことができます。

なお、市内への引っ越しの場合は、引っ越し後のみ転居届の提出が必要になります。

〇国民健康保険の資格喪失手続き

国民健康保険に加入している場合、市役所で資格喪失の手続きを行い、国民健康保険証を返還します。

〇印鑑登録の廃止

各自治体で管理している印鑑登録ですので、引っ越しの際は印鑑登録の廃止が必要になります。

ただし、引っ越しで自動的に印鑑登録が廃止される場合もありますので、この点は市役所にてご確認ください。

〇子供の学校への連絡

こちらは市役所に行く必要はありませんが、学校へ転校する旨を伝える必要があります。

学校から在学証明書と教科書給付証明書をもらうことになります。

これらの手続きは、郵便物が届かないこととは直接関わりがありませんが、住所変更のためにどれも非常に重要な手続きになりますので、確実に行うようにしてください。

引っ越し後に必要な手続き!市役所での手続きの確認をしよう

〇市役所へ転入届を提出

市外へ引っ越した場合、転入届を提出する必要があります。

引っ越し後14日以内に手続きしなければなりません。

〇国民健康保険の加入手続き

新住所に転入後14日以内に手続きする必要があります。

このとき注意しなければならないことは、転入届が完了していないときに病気になった場合は無保険状態になってしまうため、その場での医療費が全額かかってしまいます。

後から払い戻ししてもらうことができるものの、手続きは早めに済ませておきましょう。

〇国民年金の住所変更

転出の際は必要なかった国民年金ですが、転入の際には住所変更が必要になります。

こちらも転入後14日以内での手続きが必要です。

〇マイナンバーの住所変更

転入後14日以内での手続きが必要です。

〇印鑑登録の申請

特に期限はありませんので、転入届と一緒に行うことをおすすめします。

住所変更を洩れずに行うことで、郵便物が届かないトラブルを未然に防ぎましょう。

まだある引っ越し後の手続き!このとき郵便物が新住所に届かないトラブルも

〇運転免許証の住所変更

決まった期限はありませんが、早めに行うことをおすすめします。

〇自動車の住所変更

管轄の運輸支局で手続きが必要になります。

〇銀行・クレジットカード・携帯電話の住所変更

銀行は窓口での手続きになります。

クレジットカードや携帯電話は基本的に電話かネットでの変更手続きができます。

この辺りの住所変更は、手続きが遅れると郵便物が届かない事態が発生する可能性がありますので注意しましょう。

〇電気・ガス・水道の契約をする

電気・ガス・水道は基本的に電話かネットでの申し込みが可能です。

電気・水道は立ち合いが不要な場合が多く、電気はブレーカーを上げるのみ、水道は水止め栓を開栓すれば使用できるはずです。

なお、ガスに関しては立ち合いが必要になります。

引っ越し当日でいずれも使用できる場合がありますが、ガスは立ち合いが必要なため指定された日時に立ち合いができるよう調整が必要です。

〇学校への転入手続き

子供がいる場合は新しい学校への転入手続きが必要になります。

市役所で転入届をすると、在学証明書の提出で転入学通知書をもらうことができます。

新しい学校へは、在学証明書・教科書給付証明書・転入学通知書を持参してください。

郵便物が新住所に届かないトラブルは転居届の確認を

新住所に郵便物が届かないトラブルは、郵便局に提出する転居届が関係している場合があります。

転居届は旧住所に自分宛に届いてしまった郵便物を新住所に無料で転送してくれるサービスです。

この手続きが遅れたり、引っ越し日と書類に書いた引っ越し予定日にズレがあったりすると、郵便物が届かないようなトラブルになってしまうことがあります。

手続きを終えてから開始まで1週間位かかる場合もありますので、引っ越し日が決まったら早めに手続きを済ませましょう。