1LDKは、一部屋が「LDK」とは別にあるので、それぞれのコーディネートが楽しめます。
間取りにもよりますが、一人暮らしで使う場合は広くて収納にも困らず、友人や家族を招待しやすいのではないでしょうか。
アパートでも、さまざまな工夫をすることによって、おしゃれにすることは可能です。
1LDKのメリットやコーディネートのアイディアをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1LDKのアパート選びの前に!チェックするべきポイントは
1LDKのアパートを探す前に注意しなければならないのは、しっかりと細かい点まで確認するということです。
1LDKは、キッチンとダイニング、リビングの面積が、合わせて8畳以上の広さであることが基準になっています。
これが8畳ジャストの広さのアパートで、大きな家具を置いていくと、意外と狭く感じる方が多いかもしれません。
一人暮らしなら、生活するうえで不自由しない広さではありますが、趣味や置きたい家具などによっては住みにくい可能性もありますので、広さの確認は忘れないようにしましょう。
また、収納スペースの確認も大切です。
クローゼットなどの収納スペースが少ないと、部屋の中を美しくコーディネートするのは難しく感じます。
間取りの図面でも確認できますが、できれば内見して実際に見てみるほうがイメージしやすいのでおすすめです。
そして、1LDKにはさまざまな間取りがありますので、住みにくい間取りを選ばないように注意しましょう。
採光の良し悪しを考えたり、ユニットバスか確認したり、玄関の位置などを見てイメージを膨らませてください。
1LDKのアパートのメリットは?
アパートの1LDKは、「キッチン兼リビング兼ダイニングスペース」と分かれた一室があって、それぞれの空間を目的に合わせてコーディネートできる間取りです。
ワンルームだと、料理を作る部屋も食べる部屋も、くつろぐ部屋も寝る部屋も同じなので、どうしても生活感が出てしまうものです。
また、誰かを招待したときは、ベッドや冷蔵庫の中身なども見られてしまうかもしれませんので、部屋にパーテーションなどを配置している方もいます。
その点、1LDKであれば寝室を別にしてコーディネートしやすいですし、一般的にはワンルームや1DKよりも広いため、来客時にも広々と使えます。
一人暮らしの方だけでなく、2人で暮らしたり、小さなお子さんがいるような場合でも便利な1LDKですが、今回は1LDKで一人暮らしをしたい方のために、コーディネート術をご紹介します。
せっかくの恵まれた間取りですから最大限に活かして、おしゃれで住みやすいインテリアにしていきましょう。
アパートでもイメチェンできる!コーディネートに取り入れたいアイテム
アパートでは壁紙の張替えなどの大がかりなDIYはできないことが多いと思いますが、それでも、部屋のイメージをガラッと変えることはできます。
もともとの部屋のイメージを劇的に変えられるアイテムとして挙げられるのは、間接照明やラグ、雑貨です。
備え付けのシンプルで普通なライトを付け替えたり、間接照明を何ヶ所かに配置して、くつろげる部屋作りをしてみてはいかがでしょうか。
暖色系の色合いで明るさをおさえたライトにすれば、寝室やリビングで、よりリラックスして過ごすことができるかもしれません。
おしゃれなバーや雑貨屋さんのような雰囲気も出るので、間接照明はおすすめです。
また、部屋の雰囲気をがらりと変えたい場合には、ラグやカーペットなどの敷物も役立ちます。
1LDKのリビングスペースで、くつろぐスペースと、仕事や趣味に没頭するスペースを分ける際にもラグは役立ちそうです。
畳の部屋にフローリングマットを敷くことで、洋室に変身させることもできますね。
雑貨やライト、ラグやカーペットなどのテイストをあわせて、トータルコーディネートを楽しみましょう。
1LDKのキッチンの目隠し・収納に便利なカウンターでコーディネート
1LDKは、キッチンがリビングと同じスペースにあります。
キッチンは調味料や食材、ゴミなどでゴチャゴチャしやすいので、うまく片付けないと部屋全体が散らかった印象になってしまいます。
また、お客様が来たときに、シンク下の収納や冷蔵庫の中身が見られてしまうこともあるでしょう。
そんな悩みを解決してくれるのが、カウンターです。
1LDKのアパートで、もともとカウンターキッチンになっているところもありますが、キッチンとリビングのスペースをカウンターで仕切ることで、生活感を隠しやすくなります。
例えば、カラーボックスをいくつか購入し、背面をリビング側に向けて設置します。
その背面にすのこを張ったり、黒板を取り付けたり、板を張ってシートを貼り付けたりすれば、カラーボックスだったことなんて言われないと分からないほど、おしゃれなカウンターが出来上がります。
また、カラーボックスの上にも板などを置けば、その上で料理することもできます。
収納スペースも増えますし、目隠しにもなるカウンターは、1LDKだけでなくワンルームや1DKなどの間取りでも使えますが、どうしても場所は取りますので、広い部屋のほうが適していると言えるでしょう。
「カウンター カラーボックス」で検索すると、多くの方が作り方やコーディネート術を披露していますので、気になったら調べてみるのも良いかもしれません。
1LDKの部屋の形が個性的!?コーディネート術でカバー
1LDKのアパートに住む場合、LDKのインテリアコーディネートに悩む方は多いのではないでしょうか。
コーディネートしやすい正方形に近い形の部屋ではなく、細長かったりL字型になっていたり、広さが足りない場合もあるでしょう。
細長い部屋のコーディネートのポイントは、「より長く見せる」ということです。
壁際に平行に家具を置いていき、部屋を仕切らないようにすることで開放感がうまれ、広く見える効果があります。
ラグも部屋の形を意識して細長い形状にしたり、壁に沿ってオープンラックを設置することも効果的です。
また、L字型の部屋の場合には、狭く感じるエリアに小さな家具を置いていくことで、バランスよくコーディネートできるでしょう。
「食べるスペース」「テレビを見るスペース」ごとに色味を変えて、メリハリのあるコーディネートにするのもおすすめです。
例えば、全体的にはナチュラルテイストでそろえつつ、ダイニングスペースの家具やファブリックを白でまとめ、リビングスペースの色味をブラウンでまとめるなど、微妙に変えてみることができます。
あまりにもテイストを変えてしまうと違和感が強くなるので、さりげなくコーディネートしてみてください。
物置にしない!1LDKの部屋を特別な空間に
アパートの一人暮らしの場合、1LDKの独立した一部屋は、寝室や趣味の部屋にする方が多いのではないでしょうか。
収納が足りなければ、物置きも兼ねた部屋になるかもしれませんね。
「来客に見られることがない」という安心感から、散らかし放題になってしまうケースもあると思います。
しかし、この一室をおしゃれにコーディネートすれば、ドアを開けたらホッとリラックスできる居心地の良い、自分だけの空間になります。
片付けるのが面倒なものを何でも放り込む部屋にせずに、インテリアにこだわってみましょう。
ベッドを部屋の中央に配置したり、ロフトベッドを購入して空間を有効に使ったり、アイディア次第でいろいろな使い方があります。
いらないものは捨てて、使えるものはすっきりと片付けて、特別な空間作りを楽しみましょう。
1LDKでのびのび暮らそう!
1LDKでも、きちんと計画的に家具や家電を置いていかないと、不便な暮らしになってしまうと思います。
間接照明やラグ、カウンターなど、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、それぞれ部屋に合ったサイズを選び、色味やテイストもそろえることで、おしゃれ度がアップするでしょう。
少し変わった間取りや家具を置きにくい部屋の形でも、うまくコーディネートできれば住みやすい部屋にすることができますよ。