しっかりと窓をしめ、鍵もかけているのに、「隙間風や外からの騒音が入ってくるのが気になっている」という方は多いのではないでしょうか。
ここでは、外からの風や音が入ってきてしまう原因と対策方法をご紹介していきます。
それぞれを行なう際のポイントもご紹介しますので、風や音が気になる方は、自分の部屋でもできそうな方法を試してみてはいかがでしょうか。
風や音が入ってくるのは窓の隙間が原因?
外からの車やバイクの音などの騒音が部屋のなかに入ってくるのは、窓ガラスが振動して聞こえることと、窓ガラスやサッシの隙間から入ることが原因とされています。
建物の壁と窓ガラスの厚さをくらべると、窓ガラスのほうがうすいことから、音が伝わりやすくなります。
また、窓やサッシに隙間がある場合には、風や音がその隙間から入りやすくなることが考えられます。
特に、築年数の長い住宅やマンションやアパートでは、窓のサッシの劣化や調整がゆるんできていることも原因の一つとなるでしょう。
窓ガラスやサッシが原因だとわかっても、窓ガラスやサッシを交換するとなると、費用がかかり、賃貸物件であれば、交換することも難しいことです。
そこで、ガラスやサッシの交換以外に、手軽にできる窓やサッシの隙間からの風や音の対策方法がありますので、次章からご紹介していきます。
窓やサッシの隙間からの音や風の対策に!「隙間テープ」とは
窓ガラスやサッシの隙間から音や風が入ってきてしまうことを防ぐための対策として、それほど費用をかけずに手軽にできるものに、「隙間テープ」があります。
隙間テープというのは、100円ショップやホームセンターなどで販売されています。
裏面に両面テープがついているため、使用したい箇所のサイズに合わせて切るだけで、簡単に貼ることができます。
隙間テープのサイズは次のように、
・長さ:1m、2m、5m、10m
・幅:1cm、1.5cm
・厚さ:0.3cm、0.5cm、0.8cm
など多くの種類がありますので、必要なサイズを選ぶことができます。
厚みのあるものは、使用する箇所によっては、テープで貼るのではなく、溝などにうめ込み使用することもできます。
隙間テープで窓のサッシの隙間をふさぐことにより、冬場の冷気が部屋に入りこむことや騒音を防ぐことにつながり、防寒と防音の両方の効果が期待できます。
費用もそれほどかからずに、手軽に貼れるものですので、一度試してみてはいかがでしょうか。
窓の隙間をふさいで風や音を防ぐ!隙間テープを貼るポイント
先ほどご紹介した隙間テープは、手軽に貼れるとは言え、正しく貼らないと防音や断熱などの十分な効果が得られない場合があります。
そこで、隙間テープの正しい貼り方をご紹介しましょう。
隙間テープは窓のサッシ部分に貼りますが、そのサッシにホコリやゴミがついている状態で貼ってしまうのでは、はがれやすくなり、隙間も生じてしまいます。
テープを貼る前に貼る箇所をふいて、きれいにすることが重要なポイントです。
そして、貼ろうとしている箇所に、一気に貼りましょう。
しかし、隙間テープは長期間貼ったままにしていると、劣化し、効果も弱まってしまうものです。
そのため、定期的に新しいテープを貼り直すことが大切です。
また、賃貸物件に住んでいる場合は、退去する際には隙間テープをはがしてきれいにする必要があります。
はがした後にテープなどのあとが残らないような、粘着力の比較的弱めのものを使用するとよいでしょう。
隙間テープにはどんな商品がある?商品例をご紹介
隙間テープは、様々なメーカーから発売されていて、種類も豊富です。
そのなかから、いくつかの商品例をご紹介しますので、購入の際の参考になさってください。
●ニトムズ:隙間テープ広幅
カラーはブラウンで、窓枠となじみやすい色合いです。
フィルム入りの素材のため、貼りやすいうえに、はがしやすくなっています。
隙間風を防ぐだけではなく、ほこりや騒音の侵入を防ぐ効果が期待できます。
●槌屋:すき間テープ
カラーは、変色が目立たないダークグレーです。
クッション性に優れているポリウレタン素材が使われています。
戸当りなどに貼ることにより、隙間風やほこり、防音の効果が期待できます。
●サッシ枠断熱テープDECO16(細枠用)
次のような柄つきの断熱テープです。
・フラワー柄
・ドット柄
・リトルフラワー柄
・しゃぼん柄
があり、「カラフルでかわいらしい部屋にしたい」という方におすすめです。
見た目のかわいさだけではなく、しっかりとした断熱効果があります。
はがす際にも、のりのあとがつきにくく、はがしやすいタイプです。
テープ以外にもある?!窓の隙間からの風や騒音対策
これまで、窓からの隙間風や騒音の対策方法として、効果が期待できる隙間テープをご紹介してきました。
前章でご紹介したように、はがしやすいテープもありますが、「賃貸物件なのでテープ類を貼るのは不安だ」という場合におすすめなものに、次にご紹介するカーテンがあります。
隙間テープとは違い、カーテンであれば、物件の設備にのりなどのあとを残すこともなく、現在あるカーテンレールにつけるだけですので、安心して使用できます。
カーテンと言っても、ごく普通のカーテンではなく、「防音カーテン」が効果的とされています。
防音カーテンには、防音の効果だけではなく、断熱効果もあり、さらに、遮光の効果も期待できるものが多くあります。
防音カーテンをつける際には、そのカーテンがもつ機能を活かして効果を得るために、可能な限り窓との隙間をあけずにぴったりとつけることがおすすめです。
その他にも防音カーテンを選ぶ際のポイントがありますので、次にご紹介します。
効果的な防音カーテンの選び方のポイント
最後に、隙間風や騒音を防ぐ効果が期待できるカーテンの選び方のポイントをいくつかご紹介します。
防音カーテンを購入する際には、ぜひ、参考になさってください。
●重さのあるものを選ぶ
音は振動によって伝わってくるものとされています。
軽いカーテンであると、振動を吸収するのではなく、共鳴してしまう場合がありますので、振動を抑えることのできる重さのあるタイプを選ぶとよいでしょう。
●窓より長いサイズのものにする
カーテンが窓と同じくらいの長さで、床との間に隙間があると、騒音はその隙間から入ってきてしまいます。
そこで、カーテンの長さは、窓より長めになるようにしましょう。
防音カーテンにも様々な商品がありますので、そのなかから、いくつかご紹介します。
【防音カーテン 遮光 Shizuka「静」】
防音はもちろん、断熱や遮光の機能が備わっています。
サイズもオーダーが可能です。
また、カラーも豊富で、12色あり、部屋のイメージに合わせて選べます。
【北欧系の1級遮光・断熱・防音カーテン】
北欧風のイメージの部屋にしたいという方におすすめのカーテンです。
色やデザインのバリエーションが豊富にそろっています。
洗濯機での洗濯も可能ですが、洗う際にはネットに入れて洗いましょう。
対策をする際はポイントを押さえた商品や使用方法を!
隙間風や外からの騒音は窓から入ってくるということはおわかりいただけたでしょうか。
その窓に対してできる対策方法として、隙間テープや防音カーテンを使用する方法をご紹介しました。
賃貸物件に住んでいる方は、隙間テープを使用する際は、できるだけサッシにあとが残らないものを選びましょう。
また、防音カーテンには、ご紹介したもの以外にも、たくさんの種類のものがありますので、部屋のイメージに合うものを探してみてはいかがでしょうか。