隙間テープというアイテムをご存知でしょうか。
窓に貼る場合は、主に隙間風を防ぐために使用します。
こちらの記事では、窓周辺で使う隙間テープをはじめ、その種類や貼り方、はがし方や注意点などにも触れていきます。
合わせて、窓以外でもドアやキッチンなどで役立つ、便利でおすすめな隙間テープなどもご紹介しますので、まだ使用していない方は必見ですよ。
窓に使う隙間テープにはどのような種類がある?
窓のサッシや網戸などからの隙間風に悩まされることがあるかもしれませんね。
隙間風対策として活躍するのが隙間テープです。
では、そのようなときに使う隙間テープにはどのような種類があるのでしょうか。
窓や網戸などに使う隙間テープには大きく2種類あります。
1つ目は、スポンジに粘着テープがついているタイプの隙間テープです。
100均やホームセンターなどで手に入れることができ、種類も豊富にあります。
2つ目は、起毛タイプの隙間テープで、歯ブラシのような細かい毛が施されているタイプです。
風呂場や網戸の枠に、この形状のものが使用されているのを見たことがある方もいるでしょう。
このタイプの隙間テープは、和室などの引き戸と引き戸の隙間や、引き戸と壁の間などに使用するのもおすすめです。
その理由は、スポンジタイプの隙間テープの場合、幅が厚くて戸の開閉がしづらくなってしまうことがありますが、起毛タイプの隙間テープを使用すると開閉しやすくなり適しているためです。
どの隙間テープも貼り方は簡単なので、気軽に試せるのが魅力といえます。
窓の隙間テープは貼り方次第で様々な効果が期待できる!
窓のサッシや網戸に使用する便利な隙間テープですが、隙間風対策はもちろん、それ以外にもいくつかの効果が期待できます。
・防音対策
一般的なスポンジタイプの隙間テープよりも、高密度のスポンジを使用した防音タイプの隙間テープを選べば、アパートやマンションなどの集合住宅でも騒音対策ができます。
普通の隙間テープでも防音の効果はありますが、さらに防音性を高めたい場合には、ラバー質の防音用隙間テープを使用することをおすすめします。
・防虫対策
暑い時期には引き戸や網戸を開けておく機会も増え、隙間ができやすくなり、蚊などの小さな虫の侵入に困ることが少なくないですよね。
そのような時にわずかな隙間を、きちんとした貼り方で埋めることにより虫の侵入を阻止することができます。
それ以外にも、隙間テープとして使わずに、小さなお子様のいるご家庭では、貼り方を工夫して家具の角につければ安全対策になります。
また、大きい帽子のサイズを調整したり、収集物など小物の滑り止めとして使用したりするなど、意外な活用方法もあります。
窓のどの部分に貼ればよい?効果的な隙間テープの貼り方
窓に隙間テープを貼ると言っても、具体的にどの部分に貼ればよいのかイメージが湧きづらいかもしれませんね。
特に、窓のサッシ部分には溝が複数あるので分かりにくいこともあるでしょう。
窓への隙間テープの貼り方にはいくつか方法があります。
1つ目は、サッシの側面の溝部分に、直接スポンジ素材の隙間テープを使用する貼り方です。
貼り方も簡単なので、手軽に試せる部分であるといえます。
上から下まで貼ることで、閉めたときに密着度が増し隙間風が防げます。
2つ目は、サッシの上下の溝部分に、起毛タイプの隙間テープを使用する貼り方です。
隙間テープを貼るときには、動くサッシ部分と隙間テープが密着するように貼るとよいでしょう。
3つ目は、網戸を使用する際に隙間ができやすい箇所の、網戸の中央側の窓と接触する部分に起毛タイプの隙間テープを使用する貼り方です。
網戸を取り外す必要がありますが、虫の侵入にお困りの方にはおすすめしたい貼り方です。
詳しい貼り方は動画などでも紹介されているので、参考にしてください。
隙間テープを窓に貼るなら?貼り方に注意したいこと
前項では隙間テープの貼り方についてご紹介しましたが、隙間テープを貼る前や貼るときにいくつか注意しておくことがあります。
まず一番大事なのが、隙間テープを貼りたい箇所周辺の掃除です。
窓のサッシや網戸の溝などには、砂やほこり、ゴミなどがたまりがちです。
この汚れをきちんと取り除いておかないと、テープの粘着度が弱まってしまい、すぐに貼りなおす必要が出てくるかもしれません。
次に、隙間テープを貼る位置や、貼りたい箇所の隙間の幅を確認しておくことです。
見当違いの幅の隙間テープを貼ってしまい、サッシの開閉がしづらくなってしまったり、サッシが閉まらなくなってしまったりすることは避けたいですよね。
くれぐれも隙間テープの厚みで窓が閉まらない、などということがないように長さや幅をしっかりと測っておくことをおすすめします。
また、隙間テープを貼る際には粘着部分に、ほこりやごみをなるべくつけないことが肝心です。
隙間テープの粘着保護シートをはがしたら、すぐに接着したい箇所へ接着します。
また、粘着保護シートは一気にはがさず、少しずつはがしながら貼ると仕上がりがきれいになります。
窓だけじゃない!他にも色々あるおすすめ隙間テープ
ここまで、主に窓や網戸につける隙間テープの貼る箇所や貼り方についてご紹介しました。
こちらでは、窓以外の隙間を埋める、便利な隙間テープがありますのでいくつかご紹介していきます。
・キッチン用隙間テープ
IHクッキングヒーターとキッチンカウンターの隙間を埋める隙間テープや、キッチンだけでなくトイレ・風呂場などの隙間兼用で使える隙間テープがあります。
キッチンでは調理のたびに、食材などの細かいゴミが隙間に入りがちなので、お困りの方にはおすすめです。
・ドアに貼って防音、隙間風対策
ドアの枠全部に起毛タイプの隙間テープを貼ることで、隙間風はもちろん防虫効果も期待できます。
また、引き戸にも、戸当たり防音テープなどといった専用の隙間テープを使えば、家の中にいてもドアの開閉音を煩わしく感じることが少なくなるでしょう。
・トイレ用
100均でも販売されている、便器と床の隙間を埋める隙間テープは、その形状に合わせて貼れるので貼り方に悩むこともない優れものです。
デザインも豊富にあるので、トイレの雰囲気や色調に合わせて選べるのもポイントです。
隙間テープの貼り替えは必要?貼り方だけでなくはがし方もご紹介
窓やサッシ、室内などで隙間テープを使用していると、どうしても窓の開閉による摩耗や、湿気や風雨などによる経年劣化によって、隙間テープとしての効果が薄れてくることがあります。
そのため、隙間テープの劣化を感じた場合には、定期的に隙間テープを交換する必要があるといえるでしょう。
隙間テープは貼り方が簡単ですが、はがし方も覚えてしまえばさほど難しくありません。
また、隙間テープだけでなく、シールに関しても同じ方法が有効です。
基本的に隙間テープは、貼ってから時間が経ってしまっているほどはがすのに労力が必要となります。
貼って1年以内のものなら、ドライヤーで温めるだけで取れることが多いでしょう。
しかし、ドライヤーではがせない場合には、シールはがしやシンナーを使います。
特にペイント薄め液と呼ばれるようなシンナーは、プラスチックや塗装面を傷めないのでおすすめです。
シールはがしやペイントシンナーを、雑巾や要らない布に浸してテープ面に塗布して、しばらく放置して柔らかくします。
さらに液を浸した布で何度か擦りながら、粘着物を落としていきます。
最後に水拭きしてから乾拭きすれば完了です。
ただし、シンナーでも強力なラッカーシンナーを使用すると、塗装面などを傷つけることがあるので注意してください。
隙間テープは貼り方次第で隙間風・防音・防虫の効果あり!
窓に隙間テープを貼ることで、隙間風だけでなく、防音や虫の侵入をも防いでくれる効果が期待できることがお分かりいただけたと思います。
ホームセンターや100均などで、すぐに手に入れられるので、隙間風や虫の侵入にお困りの方はぜひお試しください。
窓だけでなく、家の中のさまざまなところに使える、便利な隙間テープもたくさんあります。
貼り方もはがし方もご紹介しましたのでお役立てください。