窓に隙間テープを貼って隙間風・音・虫の侵入を防ごう!

住宅における窓は、いくつかのデメリットを抱えています。

その中に、窓の隙間から入り込む隙間風・音・虫による問題も大きなものでしょう。

もし、これらの問題に困っているであれば、窓に隙間テープを貼ってみませんか?

これから、隙間テープの特徴から選び方や貼り方までご紹介するので、「窓の隙間をどうにかしたい!」という方は参考になさってください。

窓の隙間から隙間風・音・虫が入り込む!?

窓は、住宅において欠かせない存在です。

私たちの生活を過ごしやすくしてくれるのも、採光や換気などの窓の働きによるものです。

ただ、窓は一部を除き、複数の部材が組み合わされ窓枠にはめ込まれていることから、隙間ができやすいのも事実です。

また、室内の温度と外気温に大きな差ができることで圧力が生まれ、窓の隙間から空気の吸入と排出が繰り返されることにもなります。

それでは、窓は隙間ができることにより、どのような問題が起きるのでしょうか。

まず一番に考えられるのが、隙間風の問題です。

隙間風が入り込むことで、室内は快適な温度を保てなくなるでしょう。

そして、音も窓の隙間による問題となり得ます。

音はご自身だけの問題ではなく、近隣の住民との関わりにも影響してくるので、注意しなければなりません。

最後に、虫の問題です。

窓の隙間をそのままにしていると、小さな虫であれば、簡単に室内に侵入してしまいます。

くつろぐスペースに虫が飛んでいるようなことは、できれば避けたい事態です。

このような問題を解決に導いてくれるのが「隙間テープ」です。

窓に開いてしまった隙間に隙間テープを貼り、隙間風・音・虫が入ってこないように対策を施しましょう。

窓の隙間風・音・虫を防ぐ!隙間テープの構造や効果は?

隙間テープの構造はどうなっているのでしょうか。

隙間テープは、スポンジなどの柔らかい素材に、粘着性のあるテープが貼り付けられたものです。

窓の隙間に合わせて長さを調節し、テープ部分を貼り付けるだけなので、誰でも簡単に取り付けられます。

ホームセンターだけでなく100均などで見掛けることもあり、手軽に入手できるところも魅力の一つでしょう。

そして、隙間テープによる隙間風・音・虫への効果も忘れてはいけません。

窓の隙間の部分に隙間テープを貼れば、当然隙間風は防げます。

また、隙間を防ぎ、部屋の気密性を上げれば、音漏れも防ぐことができます。

さらには、実質的に隙間を埋めることで、部屋の中に虫が侵入してくることも無くなるでしょう。

窓の隙間による問題を解決するために手軽に試せる隙間テープですが、素材にはスポンジだけでなくいくつか種類があります。

その種類について、次項でご紹介しましょう。

隙間テープの種類

窓の隙間風・音・虫対策としておすすめの隙間テープですが、素材別にいくつかの種類に分けられます。

それぞれの素材によって特徴も違いますので、詳しくお伝えしましょう。

●スポンジタイプの隙間テープ

一般的に多く流通しているのが、スポンジタイプの隙間テープです。

価格も安く、長さや幅など豊富なサイズが展開されているので、どのような窓にも対応可能です。

●ラバータイプの隙間テープ

素材にラバー(ゴム)が使われた隙間テープは、防音性に優れていると言えるでしょう。

スポンジに比べると素材の密度が高いため、隙間風や音への効果をより感じられるはずです。

ただ、厚みがありすぎるものを選んでしまうと、窓の開閉に支障をきたすこともあるので、選び方には注意してください。

●起毛タイプの隙間テープ

たくさんの毛が密集してつくられた起毛タイプの隙間テープは、窓の隙間の広さによって形状を変えるので、開閉の邪魔になることがありません。

窓だけじゃなく網戸にもこの隙間テープを貼れば、虫の侵入を二重でブロックしてくれます。

隙間テープの選び方は?

隙間テープは素材によっていくつかの種類に分けられるため、ご自分の目的や窓に開いている隙間の状態によって、選び方も工夫する必要があります。

また、その他にも隙間テープを選ぶときのポイントがありますので、ご紹介します。

【ポイント1:窓の周囲と幅に合ったものを選ぶ】

窓によって必要な隙間テープのサイズは違います。

窓と合わないサイズの隙間テープを貼ってしまうと、窓が閉まらなくなってしまうこともありますので、必要なサイズを計測してから選ぶようにしてください。

【ポイント2:テープの粘着性を確認する】

テープの力で、窓と隙間テープを密着させます。

そのテープの粘着力が弱すぎると、すぐに剥がれてしまうこともあるでしょう。

逆に、粘着力が強すぎると、剥がしたときに跡が残ってしまうことも考えられます。

そのため、もし賃貸住宅にお住まいの場合は、テープの粘着力が強すぎないものを選んでください。

【ポイント3:+αの効果を見て考える】

隙間テープには、隙間風・音・虫を予防するだけでなく、他にも+αの効果が施されたものが販売されています。

耐久性や防水性に優れたものなども展開されているので、+αの効果を見て選ぶのも良いでしょう。

窓に隙間テープを貼ろう!

希望する隙間テープを選べたら、実際に貼り方を覚えていきましょう。

〈用意する道具〉

・隙間テープ
・メジャー
・カッターやハサミ
・掃除機
・ブラシ
・雑巾

〈貼り方〉

①まず、隙間テープを貼る部分や接触する部分をきれいに掃除しましょう。

掃除機やブラシ、雑巾などで汚れを落とすことで、隙間テープが剥がれにくくなります。

②隙間テープを貼りたい部分のサイズを、メジャーで計測してください。

サイズがあっていないと隙間ができてしまい、隙間テープの効果を充分に得られないことがあります。

③カッターやハサミを使って、計ったサイズ通りに隙間テープを切ります。

切断面が斜めになると隙間ができてしまうので、垂直に切るように心掛けてください。

④テープの剥離紙を剥がし、窓の隙間が気になる部分に貼り付けます。

剥離紙は一度に全部剥がすのではなく、数十センチずつ剥がしながら貼り付けるを繰り返すと、きれいに貼り付けられます。

隙間テープを正しく貼ることができれば、隙間風・音・虫に悩む生活からも解放されるでしょう。

隙間風・音・虫の予防効果を維持しよう!隙間テープのケア方法

隙間テープは使い続けることで劣化してしまいます。

劣化を見過ごしていれば、隙間風・音・虫の予防効果も半減してしまうでしょう。

劣化を少しでも遅らせるためにも、貼った後の隙間テープのケアも行う必要があります。

窓に貼った隙間テープは、水や紫外線、摩耗によって劣化していきます。

とくに、窓は結露などが起きやすいため、窓に水が付いているのを見付けたら、下に垂れる前に拭き取るようにしてください。

とはいえ、いくら隙間テープをケアしていたとしても、経年による劣化は避けられません。

また、窓は毎日のように開け閉めをすることになるので、どうしてもダメージは受けてしまうでしょう。

もし、見た目からも隙間テープの劣化を感じたのであれば、貼り替えを検討してください。

隙間テープは安価なものが多いので、費用もそれほど掛からないはずです。

窓に貼る隙間テープの効果を維持するためにも、定期的な交換をおすすめします。

豊富な種類の隙間テープ!選び方や貼り方を覚えよう!

隙間テープは選ぶ種類によって、効果も少しずつ変わってきます。

ご自身がどの効果を重要視したいのかを考えて、目的に沿った隙間テープを選んでください。

隙間風・音・虫対策としておすすめの隙間テープですが、貼り方はそれほど難しいものではありません。

ただ、使用状況や経年によって劣化してしまいますので、定期的な貼り替えは行いましょう。