新築で一軒家を建てるなら、後悔しない間取りの決め方を学びたいところですよね。
この記事では、間取り決めのポイントや、人気でおすすめの間取りをご紹介していきます。
人気の間取りは、場所(スペース)ごとにお伝えしましょう。
暮らしやすい家づくりの参考になれば幸いです。
夢の新築一戸建て!間取り決めのポイントは?
人気の間取りを知る前に、まずは、間取り決めのポイントを把握しておきましょう。
【ポイント①:家族みんなで話し合う】
新築一戸建ては大きな買い物です。
家族みんなで暮らしていく大切な空間になりますから、それぞれの意見を出し合いながら、話を進めていきましょう。
話し合いをするときは、日頃から不便に感じていることや不満点を挙げてみてください。
それらを解消できる間取りを考えていくことで、家づくりは成功へと近づくはずです。
【ポイント②:見学会に参加してみる】
部屋の広さや大きさは、図面だけでは把握しにくいものです。
住宅展示場や完成見学会などへ足を運んでみると、実際のスケールが体感できます。
【ポイント③:おしゃれさはほどほどに】
見た目ばかりにこだわっていると、実用的ではなくなってしまうかもしれません。
利便性にも目を向けて、暮らしやすい家づくりをしてください。
【ポイント④:建築には法律や規制がある】
家を新築するときには、法律や規制の存在も意識しておく必要があります。
建ぺい率や容積率、斜線制限など、さまざまな基準がありますので、ときには専門家の意見を聞きながら間取りを考えていきましょう。
リビングで人気の間取りをご紹介!
それではここから、場所ごとに人気の間取りをご紹介していきます。
はじめはメインスペースとなる「リビング」です。
●畳スペース
近年の傾向としては、独立した和室を設けるよりも、リビングの一角に「畳スペース」を設置する間取りが多くなっています。
リビング横に仕切られた畳スペースは、多目的に活用できるのでおすすめです。
子供の遊び部屋や勉強部屋、仏間、客間など、ご家庭の環境や暮らしている人のお好みによって、さまざまな使い方ができます。
また、畳スペースを「小上がり」にすることも可能です。
小上がりとは、段差をつけた部屋(一段上にある部屋)を指します。
リビング空間のアクセントになるうえ、収納スペースをふやすこともできるので、幅広い世代の方から人気を得ています。
●吹き抜けリビング
「吹き抜けリビング」最大のメリットは、なんと言っても開放感でしょう。
リビングに設ける吹き抜けは、一階から二階までの天井をなくし、一続きになっているのが通常です。
明るく豪華な空間を演出するには、最高の間取りですね。
●リビング階段
吹き抜けリビングと相性がいいのは、「リビング階段」です。
リビング内に階段を設けることで、二階へ上がる家族とのコミュニケーションが取りやすくなります。
空調性やプライバシー性に欠けるといったデメリットもありますが、新築一戸建てに取り入れられるケースは増えています。
キッチンの間取りはどれが人気?
続いては、「キッチン」の人気間取りを見てみましょう。
●対面キッチン
リビング・ダイニングを見渡せる「対面キッチン」は、新築一戸建てではかなりスタンダードになってきました。
対面キッチンにはいくつか種類があり、次のように分類することができます。
・I型キッチン
・L型キッチン
・アイランドキッチン
・ペニンシュラキッチン
・セパレート型キッチン
中でも「アイランドキッチン」は人気です。
まるで「島」のように、周りには一切壁がないため、移動しやすいのが特徴でしょう。
調理時の動線はスムーズで、後片づけも楽になります。
それと同時に開放感が得られますから、海外風の魅力的なキッチンになるはずです。
施工費用はやや高額になりますが、ホームパーティーがお好きな方は、アイランドキッチンを選んでみてはいかがでしょうか。
収納スペースで暮らしやすさは変わる!
ここまで、新築戸建てのリビングにキッチンと、人気の間取りをご紹介してきました。
続いては、「収納スペース」の間取りについて取り上げましょう。
●パントリー
「パントリー」とは、食器や食料品のストックなどを保管しておくスペースのことです。
常温保存ができるものや、プラスチックごみの保管場所として活用されています。
キッチン周辺で、なおかつ玄関から入りやすい位置に設けておくことで、動線がスムーズになるでしょう。
●ファミリークローゼット
家族共用の「ファミリークローゼット」は、着替えや収納に便利です。
備えつけの大容量クローゼットを設けることで、そのぶん収納家具を減らせますから、室内はスッキリとした印象になります。
●玄関収納(ウォークインタイプ)
ウォークインタイプの「玄関収納」は、ベビーカーや折りたたみ自転車などのかさばりやすいものをしまうことができます。
「靴や傘の収納だけでは物足りない!」という方におすすめです。
新築戸建ての子供部屋!将来のことを考えておくのがベスト
次に、「子供部屋」の人気間取りをご紹介します。
子供部屋の場合は、ライフステージの変化を見据えておくことが大事です。
複数人お子さんがいるご家庭は、ぜひ参考にしてみてください。
●間仕切り部屋
子供部屋のレイアウトは、お子さんの性別や年齢なども関係していますが、成長に合わせて分割することができる「間仕切り部屋」が人気です。
パーテーションやカーテン、オープンシェルフなどで簡易的に仕切ることも可能ですが、プライバシー性をしっかりと確保したいときには、将来的に建具で仕切れる部屋をつくっておくといいでしょう。
建具を開放していれば、一室として使用できる優れものです。
子供が巣立った際は、夫婦の寝室や仕事部屋、趣味部屋として利用するご家庭が多いようです。
このように、新築時の状況だけでなく、未来の家族構成なども考慮しておきたいですね。
人気上昇中!新築におすすめの間取りをチェック
おすすめの間取りは、まだほかにもあります。
新築施工主から人気が高まっているのは、以下の間取りです。
【オープン書斎を設ける】
リビング・ダイニングや階段の横に、小さな書斎スペースを設けるパターンが増えています。
オープンにすることで、家族とのコミュニケーションが取りやすくなるのがポイントです。
【寝室にセカンドリビングを設ける】
「来客や家族のためのリビングではなく、自分だけのリビングが欲しい!」という方におすすめです。
寝室というリラックス空間に、第二のリビングを設けることで、特別な安らぎ時間を過ごせます。
【屋外にアウトドアリビングを設ける】
居間と隣接した屋外スペースに、ウッドデッキやバルコニーを設置します。
庭でバーベキューをしたり、グランピング気分を味わえたりすることから、アウトドア好きな方に人気です。
室内のリビングと床の色を統一することで、空間に連続性が生まれます。
人気の間取りを参考に快適な家づくりを!
この記事では、間取り決めのポイントや、新築で人気の間取り例をご紹介してきました。
近年は、開放的な雰囲気の家づくりが人気となっているようです。
その中で、利便性や実用性を向上させ、家族とのコミュニケーションが円滑になるような工夫がされています。
間取りは家の住み心地を左右するものですので、じっくりと考えてみてください。