不動産営業に興味を持ち、就職したいと考える女性が増えているようです。
最近、不動産会社に行くと、女性が応対してくれることが増えたと感じることはないでしょうか。
今回は、不動産営業の就職に興味がある女性が気になる内容をご説明します。
イメージが変わった不動産営業の理由は女性?
昔の不動産業界は、怖いというイメージを持たれている方も多くいました。
高級な時計やバッグを持った男性が、スーツ姿で応対している姿はときに迫力のあるものだったかもしれません。
しかし、最近の不動産営業は、就職する女性が増えたことでお店の雰囲気も大分変ったイメージになりました。
中には女性が店長をやられているお店もあり、店舗内の装飾も綺麗で、気分良くお店の中に入ることができます。
時代の変化とともに、不動産業界も女性の採用率が上がった結果、細かな気遣いができるようになりイメージが良くなったというわけです。
テレビでも不動産会社の女性営業マンが主役のドラマが放送されるぐらいまでになりました。
今後は更に女性が活躍できる職場になっていくのではないでしょうか。
不動産営業の仕事内容
それでは不動産営業には、どのような仕事内容があるのでしょうか?
不動産営業は主に「売買」と「賃貸」に分けられます。
売買は、お客さまが住むところを販売したり、何らかの理由で手放すことになった家を購入したりします。
また、投資目的で購入されるお客さまへ適切なアドバイスを行い販売を行う営業もあります。
賃貸は、住むところを探しているお客さまへお部屋のご紹介、仲介をしていきます。
また、大家さんから募集や管理をしてほしいお部屋を仕入れてくる仕事内容などもあります。
1人のお客さまへ何度も連絡し、何回もご説明しながら月日をかけ大きな利益を出すのが売買です。
1日に何組もお客さま応対し、その日のうちに複数本の契約で利益を上げ続けるのが賃貸です。
それぞれ特徴がありますので、女性にはどちらが向いているかをよく考えて就職先を決めるようにしましょう。
どちらかというと借りるという点からハードルが低いのは賃貸営業になります。
不動産営業での女性の強み
それでは不動産営業に就職した女性の強みには、どのようなものがあるでしょうか。
まずは、お客さまへ安心感を与えやすいという点です。
女性のお客さまが男性営業マンを嫌がることがあっても、男性のお客さまが女性営業マンを嫌がることはあまりありません。
これは恐怖心からかもしれませんが、女性の一人暮らしの場合、女性営業マンに対応してほしいと思う方は多いようです。
次は、気配りと共感ができる点です。
不動産営業で大切なことは、相手が求めている内容に気付き素早く応えることです。
お客さまは、自分の伝えたいことを分かってくれない営業マンを選ばない傾向があります。
女性は男性よりも、相手の気持ちを感じ取ることに優れていることが多いです。
きめ細かな気配りと相手の気持ちに共感できるのは、女性営業マンの強みとも言えるでしょう。
最後にメンタルの強さです。
女性は男性よりも、早く立ち直ることができる方が多くいます。
恋愛に関しても引きずるのは男性で、意外にサッパリしているのは女性だとも言われています。
悩みながら、つまずくこともあるのが不動産営業です。
すぐに立ち直り、次のお客さまへ失敗を繰り返さない最高のパフォーマンスをすることが、成長を早めてくれるのです。
不動産営業の就職を希望する女性の必要な資格
不動産営業の就職を希望する女性で、必要な資格にはどのようなものがあるでしょうか。
必ず取得しておいてほしい資格は、普通自動車運転免許です。
不動産営業の中には、お客さまをお部屋へご案内するという業務がありますが、その場合ほとんどが車での移動になります。
不動産営業の応募条件には、必ずと言ってよいほど記載されていますので取得しておくようにしましょう。
次に宅地建物取引士です。
宅建と呼ばれている資格ですが、取得していないと不動産営業ができないわけではありません。
1つの店舗に資格を有している方が1人いれば、5人まで宅建を取得してない方も仕事をすることができます。
もちろん、取得していれば就職が優位になります。
就職後に勉強をし取得を目指す方もいますので、必ず就職前に必要な資格ではありません。
ただ、入社後1年以内に取得できなければ正社員になれない等、ルールを定めている会社もあるので注意しましょう。
その他、民間資格では不動産仲介士や住宅ローンアドバイザーなどもあります。
取得することで、お客さまの信頼を得ることができる資格なので頑張りましょう。
不動産営業の就職に適してない女性
次に不動産営業の就職に適してない女性は、どのような方でしょうか。
車の運転に自信のない方は、仕事を続けるのが難しくなります。
不動産営業になるとお客様を乗せて狭い路を運転することが多々あります。
昔、私が賃貸でお部屋を借りる際、運転に自信がない方にご案内されたとき、怖かったことを覚えています。
案内されたマンションの駐車場が縦列駐車だったため、駐車できず最後は私と交代したことがありました。
運転をしながらお客さまと話すのも重要なこと、店舗では話せなかった内容が聞けるかもしれないチャンスです。
不動産営業では車の安定した運転が必須だと考えておきましょう。
次に記憶力です。
最近は車にカーナビがついているものが多いようですが、使用せずにご案内されたほうが気分が良いものです。
またお部屋の周辺環境なども、質問したことに即座に答えると安心感を与えることができます。
お客さまは、初めての土地で不安なことがたくさんある場合も考えられます。
信頼されるためにも色々な情報を記憶しておきましょう。
不動産営業に就職した女性が気を付けること
不動産営業に就職した女性に気を付けてほしいことは、時間管理になります。
今はかなり融通が利くようになったかもしれませんが、会社によっては厳しい所もあります。
例えば売買で長く応対しておきたお客さまの来店日が、都合の悪い日でもお客さまを優先しなければならないときもあるのです。
場合によっては、自分の予定が潰れるかもしれない覚悟をしておきましょう。
またご案内の際、車やお部屋の中で男性と二人きりになる場合もあります。
今は、防犯ベルがを持たせている会社もあるようですが、自分自身が気を付けなければいけません。
働きやすい靴や服装を優先して選ぶようにしましょう。
最後に、女性は信頼感に欠けるというイメージを持っているお客さまへの応対です。
キャリアを積んでいたとしても、女性を新米のように扱われるお客さまもいます。
このことに腹を立てても仕方ありません。
どんなときも、感情的にならずに自信を持った応対を心がけるようにしましょう。
不動産営業に興味を持ったら挑戦しよう
不動産営業に就職したいと考えている女性の方へご説明しましたが、イメージが湧いてきたのではないでしょうか?
女性のお客様への対応などをはじめとして、今、不動産営業に女性の存在は必要不可欠な状況になってきているのです。
もし、今回の記事で興味がでてきたのならば挑戦してみてください。