待ち焦がれていた新築一戸建て。
新しい場所でのスタートに、ワクワクしますね。
建物が完成すると、建築会社から内覧会の案内状が届きます。
しかし、新築住宅を建てた方のブログを見ていると、この内覧会の実施後、後悔している方が多いようです。
内覧会とは何を行うのか、また内覧会でチェックすべき点をお伝えします。
新築一戸建てで内覧会を行う目的
はじめに、内覧会の意味からご説明しましょう。
まず、一般ユーザーや建築業者向けの内覧会もありますが、新規の顧客取得などを目的としたものとなるため、ここでの内覧会とは別の意味になります。
新築一戸建て、もしくは新築分譲マンションの内覧会の意味としては、主に次の目的があります。
・契約通りに建てられているか確認
・施工ミスや不具合がないか確認
・設備機器などの使用説明(取扱注意点等)
これから何十年と生活する場所ですから、内覧会で確認することはとても重要なことになります。
もしも、契約との相違点が見られる場合や施工ミス、不具合があれば指摘し、補修してもらいましょう。
新築住宅を建てた方のブログで多いのが、内覧会できちんと確認せずに引き渡しを受けてしまったことの後悔です。
というのも、内覧会の後から指摘しても、対応してくれない場合もあるからです。
内覧会は、今後の生活に関わる重要な部分になります。
ブログで分かる内覧会までのスケジュールと注意点
では、新築住宅の契約日から、内覧会を迎えるまでの流れをみてみましょう。
売買契約、または工事請負契約を結ぶと、建築業者や売主から内覧会に関する連絡があり、内覧会をいつ行うのかが決定します。
任意ですが、同行業者に立ち会い業者を依頼することもできるので、検討してみましょう。
同業者に内覧会を立ち会ってもらうことで、専門的な視点で確認してもらえます。
専門家のチェックもそうですが、売主側の主張が本当に正しいのかの判断もできるため、うまくはぐらかされる心配もありません。
そして、内覧会は2人以上で行うことをおすすめします。
慣れない現場での確認は、見落としてしまう部分が出てくるからです。
また、小さな子供と同行する場合は、少々気を付けたいことがあります。
小さな子供と同行して内覧会をした方のブログを見てみると、子供が走り回ってできた傷なのか、建築業者がつけた傷なのか分からなくなるということがあったようです。
子供だけでなく、ペットとの同行にも、気を付けましょう。
なお、建物の完成に近づいても連絡がない場合は、直接問い合わせてみてください。
スケジュールが組みやすいように、早めに決めておくといいですね。
引き渡し前の最終的なチェックになりますので、後悔のないようにしましょう。
経験者のブログだから分かる用意しておきたいアイテムとは
内覧会の日程が決まったら、当日までに用意しておきたいものがあります。
実際に内覧会を経験した方達のブログでは、次のようなアイテムを事前に用意していました。
●デジタルカメラ
契約通りになっているか、施工ミスや不具合がないかを間取り図に書き込んでいきますが、指摘した場所を記録するためにも写真を撮りましょう。
スマートフォンなどでも代用可能です。
写真に残すことで、チェックした場所を忘れませんし、補修後の確認にも役立つでしょう。
●メジャー
契約通りになっているか計測をする際に、メジャーがあると便利でしょう。
また、色々な場所を採寸しておくことで、家具の配置決めに役立ちます。
この機会に、カーテンのサイズも測っておくといいですね。
●スリッパ
新築といっても、内覧会を行うときは、まだ床の清掃が入っていないことがあります。
また、寒い時季などは足元が冷えますので、人数分のスリッパを用意しておきましょう。
●マスキングテープ
契約したプランと相違点があったり、施工ミスや不具合がある場所には、マスキングテープで印をつけていきましょう。
チェック漏れを防ぐことができます。
●筆記用具とメモ帳
指摘したことや気になったこと、後で確認しておきたい事柄は、メモ帳に記録していきます。
筆記用具とメモ帳は、人数分あるといいですね。
新築住宅の内覧会ってどんな風に進めていくの?
それでは、新築住宅による内覧会の流れについてみていきましょう。
建築業者や売主によって相違することもありますから、あくまでも一例です。
当日、約束した時間に集合します。
実際に内覧会を行った方のブログによると、ここで建築業者や売主から内覧会の流れを説明するようです。
●設備機器などの取り扱い説明
すぐに説明に入る場合もありますが、最後に行ったり、別の日に改めて説明を受けることもあります。
もし、説明が分かりにくかったり疑問点があれば、すぐに聞きましょう。
●完成検査
施工ミスがないかなどのチェックに入ります。
チェックしたいポイントは後ほどお伝えします。
●指摘事項を伝える
新築一戸建ての場合は住宅内で行うことが多いですが、新築分譲マンションの場合は受付カウンターで行うこともあるようです。
また、完成検査と同時に進めることもあります。
●補修後の再確認日を決める
指摘した場所が補修されたら、再確認する必要があります。
再確認日は、当日、もしくは翌日以降の流れになるでしょう。
これにて、内覧会は解散です。
現場によって違いがあるため、柔軟に対応していきましょう。
夢の新築住宅!徹底的に確認しよう
ここからは、新築住宅の内覧会でチェックしたい項目をお伝えします。
チェックしたいことをシートやリストにしておくと、確認漏れがありません。
図面とチェックシートを見ながら、ひとつひとつ確認していきましょう。
内覧会を行った方のブログを見てみると、収納の大きさが違っていたり、あるべきコンセントがないなどの相違が生じているようです。
ほかにも、照明がきちんと点くかもチェックしておく必要があります。
照明については、内覧会の当日までに通電してもらうといいでしょう。
そして、ドアや窓、あらゆる扉などを開閉し、スムーズに動かせるかを確かめます。
固定されているものはグラつきがないか、水は漏れていないかなど、気になるところは徹底的に指摘していくのです。
遠慮してしまったり、気になったまま引き渡しをしてしまえば、後で後悔しかねません。
指摘した場所は、マスキングテープ等を使って、分かりやすくしておきましょう。
そして、構造や施工部分のチェックは、専門家に同行してもらうことで細かくチェックしてもらえます。
素人では判断できない部分をカバーしてもらえるので心強いですよ。
経験者の意見がきけるブログを活用しよう!
内覧会にかける時間は住宅の面積によっても変わりますが、細かい部分をチェックするとなると、2時間前後の時間が必要です。
30分から1時間以内に終えるよう通知がくる場合もありますが、時間をかけて確認したい旨を伝えましょう。
時間を気にしていては、大切な部分を見落としてしまうこともあります。
これから生活していく大切な家ですから、はっきりと意思表示してください。
内覧会の流れやチェックしたいことをお話ししてきましたが、実際に内覧会を行った方の経験談はとても参考になります。
身近に新築住宅を建てた方がいらっしゃらない場合は、ブログを活用してみるのも手ですよ。
内覧会経験者だからわかることも、たくさんあるからです。
また、コメント欄を設けているブログもありますので、気になることがあればコメント欄で質問してみましょう。
現在もブログを更新している方であれば、返事が戻ってくる確率は高くなります。
ブログというツールを使って、情報収集してみてはいかがでしょうか。
ブログだからこそ得られる情報
内覧会の意味を知ることで、本来の目的を果たすことができます。
これから新築の家で楽しく健康的に暮らしていくためにも、決して適当に行うのではなく、細かい部分もチェックしてみてください。
分からないことがあったり、もっと知りたいことがあれば、ブログというツールを使ってみましょう。
内覧会を経験した方のブログだからこそ得られる情報があるはずです。