室内で暑い季節に厳しい日差しを避けるために、窓につける日よけに何を思い浮かべますか。
カーテンは最もポピュラーな日よけですが、和室ですとカーテンが取り付けられない場合もありますよね。
そこでおすすめなのが、よしずやすだれといった昔からあるアイテムで、とくにすだれは室内外に取り付けることができて便利です。
今回は、便利な夏のアイテムであるすだれについてお話しします。
近年では和室だけでなく洋室にも映えるおしゃれなすだれもあるので、合わせてご紹介していきます。
おしゃれなものもある!窓から入る日差しを避ける日よけの種類
室内に置いて日差しを避けるアイテムとして、カーテンや障子が思い浮かぶでしょう。
これらのカーテンや障子と合わせて、暑い時期を乗り越えるために、最近ではさまざまなアイテムが見られます。
・すだれ
・よしず
・サンシェード
・オーニング
・グリーンカーテン
すだれやよしずは昔から夏には大いに利用されてきたアイテムで、その歴史は古く、平安時代などに使われていた御簾(みす)はすだれの原型ともいいます。
また、近年ではホームセンターなどでサンシェードも取り扱われるようになり、よしずの現代版ともいえるでしょう。
サンシェードは見かけもおしゃれなものが多く、色々なご家庭で利用されているのを目にします。
オーニングは店舗などの外側に取り付けられていることが多い、屋根のようなおしゃれな日よけです。
取り付ける場合には、外壁にしっかり取り付ける必要があるので、専門の業者に頼むことが多いとされます。
また、グリーンカーテンも近年では人気の日よけとして利用されています。
グリーンカーテンは、真夏になる前の5月や6月から準備が必要で手間暇がかかりますが、野菜などの収穫の楽しみもあり、ガーデニング好きの方にはおすすめの日よけアイテムです。
このようなものを使用することによって、窓からの日差しを防ぎ室内の温度を快適に保つ助けとなるのです。
窓の外にすだれなどを使って日よけをすることのメリットとは
では、前項で紹介したようなアイテムを、窓の外に設置することでどのようなメリットが生まれるのでしょうか。
カーテンや障子は室内で日差しを避けるためには欠かせませんが、さらに窓の外にプラスしてすだれやよしず、おしゃれなサンシェードやオーニングをつけることで直射日光や紫外線を遮ることができます。
とくに、外にテラスやバルコニーがあると、そこに蓄積された熱が反射して室内に伝わりやすくなり、窓周辺の温度を上げてしまいます。
しかし、室外に日よけアイテムを併用することで、部屋の室温を下げる効果があるだけでなく、紫外線も遮るので、部屋の床材や家具の劣化も防いでくれるでしょう。
また、カーテンや障子を閉めてしまうと、風の通り道が塞がれ通気性を悪くなり、暑い夏に窓を開けていても室内がより暑く感じてしまいます。
日よけはその点、窓と日よけの間に空間が生み、通気性を上げてくれるので温度調節がしやすくなるといえます。
さらに、目隠しの効果も期待できるため、プライベート空間を守ることにもつながります。
すだれとよしずの違いは?上手に使い分けよう
昔より使われてきたすだれとよしずですが、その違いをご存知でしょうか。
簡単にご説明すると、窓の内側や外側に吊り下げて使うのがすだれで、窓や縁側の外側に覆うように立てかけて使うのがよしずです。
また、すだれは小さめな窓や軒下などに使うのに対して、よしずは窓や壁に対して立てかけて使うため、サイズは大きいものが一般的です。
さらに、すだれに使われてきた素材は竹を細く割ったもので、よしずは葦(あし)の茎が材料に使われています。
最近ではすだれの素材に、竹ではなく特殊なパイプを使用したものもあり、そのデザインと色調はおしゃれで手入れも簡単にできます。
すだれは、状況によって長さを変えることができるのも良い点で、室内の明るさを調節しやすいこともメリットです。
また、よしずはその大きい面積で窓や住宅を覆うため、すだれよりも厚みがあるのでより涼しさを実感できるでしょう。
また、窓を開けた状態で立てかけたよしずに水をかけると、室内に入る風が2度ほど下がるそうです。
なお、プラスチック製のよしずには当てはまらないので注意してください。
ご家庭の使用場所や使用目的によっては、昔ながらのすだれとよしずもおしゃれで快適な空間を生み出すことができますよ。
すだれには窓の内側と外側につけるものがある?選び方は?
ここからは、すだれに焦点を当てて詳しくお話ししていきます。
すだれだけでなく、日よけに使うアイテムは室外で使用すると、室内への日差しをより防いでくれることは前述しました。
すだれは、室内と室外両方で使用可能なアイテムです。
室内用で使うすだれはおしゃれなものが多く、窓での日よけ目的以外でも間仕切りや目かくしとしても使えるので、部屋のアクセントになり便利です。
また、室内用であれば、風雨にさらされるわけではないので、直射日光は当たるかもしれませんがそこまで劣化はしないでしょう。
そのため、天然素材のすだれを使用することはもちろんですが、部屋の雰囲気に合わせて人工素材でおしゃれなカラーのものを選ぶのもおすすめです。
一方、室外用ですと、厳しい直射日光を受けることや風雨にさらされることを考慮した上で選びたいですね。
室外で使うすだれは劣化が早いことが予想されますので、短いサイクルで買い替えることを前提に取り入れるのも1つの方法です。
すだれは、1,000円前後で安く販売されているものもあるので、シーズンが終わるごとのお手入れや、シーズンオフの収納が手間なら1シーズン使い捨てでも良いかもしれません。
窓につけたい!室内につけるおすすめのおしゃれなすだれ
こちらでは、室内用におすすめしたいおしゃれなすだれをご紹介していきます。
お部屋の窓を雰囲気に合わせて模様替えしたいときなどにおすすめですよ。
●八風堂:カラフルモダンすだれ
サイズは5つから、カラーは8色から選ぶことができる、おしゃれなすだれです。
素材は樹脂製で、和室にも洋室にも使用できます。
お手入れも簡単にできる上に、比較的安価で手に入れられます。
●タヒチ:南国竹スクリーン
天然素材の竹を使用した、おしゃれな落ち着いた色合いのすだれです。
カラーはブラウンとアッシュブラウンの2色で、サイズは幅88cm×高さ180cmです。
取り付けフックが付属品にあるので、すぐに取り付け可能です。
●ラグ&マットプラス:麻スクリーン カーム
おしゃれな色合いの8色から選ぶことができます。
サイズは規格サイズですと3サイズから、合わない場合は1cm単位でオーダーメイドでの注文が可能です。
オーダーメイドなら、収納方法は従来式のロールアップタイプと、巻きあがりがきれいにまとまるチェーン式の2種類あります。
室外でもおしゃれに!窓の外につけるタイプのおしゃれなすだれ
こちらでは、室外用におすすめしたいおしゃれなすだれをご紹介していきます。
●ロイヤル通販:天然黒丸竹48本編みこだわりすだれ
48本の丈夫な糸によって、天然素材の葦を編み上げているので耐久性に優れています。
また、このすだれは、幅が176cm×長さ112cmと幅広なタイプなので、本来2枚必要な窓にこちらの1枚で対応ができます。
色合いが明るめで室内外両方に使えるすだれです。
●インテリアワークス:洋風すだれ(はとめ挿し竿タイプ)
竿に通して使用するタイプのすだれで簡単に使用でき見た目もおしゃれです。
サイズが3種類あり、そのまま室外にすだれとして使用しても、サンシェードのように斜めにして使用しても大丈夫です。
汚れたら水洗いが可能で、シーズンオフにはコンパクトに収納しておけます。
●三宅製簾:弥生
特殊なパイプを使用した、自然の風合いに近い見た目のすだれです。
室内外両方に使用でき、耐久性もあるのでおすすめです。
カラーは3色、サイズは3種類から選択可能です。
すだれを上手に活用して夏の日差しから室内を守ろう!
すだれは日よけとして室内外の窓に使用することはもちろん、間仕切りや目かくしにも利用できることが分かりました。
すだれをはじめとしたよしずやサンシェードは、窓の外側に取り付けると窓周辺にたまりやすい熱を防いでくれます。
1,000円程で購入できるすだれもあるので、消耗品と割り切ってシーズンごとに取り換えても良いかもしれませんね。
また、おしゃれな色合いの耐久性のあるすだれなどもご紹介したので、こちらの記事を参考にチェックしてみてください。