マイホームの新築工事が開始するとなると、わくわくすると同時に建築工事をする職人さんへの差し入れが気になりますね。
差し入れをするなら基礎工事のときから始めるべきなのでしょうか。
また、大工などの職人さんに喜ばれる差し入れとはどのようなものなのでしょうか。
新築工事中の気になる差し入れについて見ていきましょう。
新築の基礎工事が開始!そもそも差し入れは必要?
地鎮祭が終わると基礎工事が始まり、基礎工事が終わると上棟式という流れになります。
ところが近年では、さまざまな観点から地鎮祭や上棟式をしない場合も増えつつあります。
そのような流れを踏まえ、やはり気になるのが差し入れではないでしょうか。
新築の工事が始まると完成まで数ヶ月かかる場合がほとんどです。
その建築工事中において、職人さんへの差し入れは気持ちであって、強制しているものではありません。
ハウスメーカーのほとんどは差し入れについて不要としている場合が多いようです。
ただ工期にあわせて作業をしてくれる大工などの職人さんに、感謝の気持ちとして差し入れをすれば、ほとんどの方が喜んでくれる傾向にあります。
新築の工事が開始するとまず基礎工事からです。
基礎工事は2~3週間かかることが多く、基礎工事の途中も見られるならば見ておきたいですよね。
そうなるとやはり差し入れを持って見に行くほうが、現場の職人さんとも話しやすくなるでしょう。
新築の基礎工事中の差し入れ!暑い夏に喜んでもらおう
新築の基礎工事の期間は職人さんがいたりいなかったりすることが多く、なかなか動きが読めません。
そのため、職人さんがいるのを見かけたら次回はいつになるか、何時くらいにいるのかという情報を入手しておくといいかもしれません。
基礎工事の場合、屋根などがない状態なので炎天下のエリアが多く、差し入れをするならクーラーボックスが必須といえるでしょう。
夏の場合、職人さんは炎天下での作業となるため熱中症対策になるような差し入れをすると喜ばれるでしょう。
●スポーツドリンク
やはり夏に欠かせないのがスポーツドリンクですね。
熱中症予防のためにも、スポーツドリンクはあって困らない飲み物です。
クーラーボックスに入れておくと冷えておいしくいただけるでしょう。
●アイス
休憩時間の10時・12時・15時にピンポイントで差し入れに行けるのであればアイスもおすすめです。
クーラーボックスが必須になること、そして、クーラーボックスを使用するとはいえ中途半端な時間に差し入れに行ってしまうとアイスが溶けてしまう可能性があります。
●漬け物
意外に喜ばれるのが漬け物です。
塩分が取れるため、熱中症対策になるようですね。
やはり、冷えた状態をキープできるクーラーボックスが必要になるでしょう。
●飲み物
定番の飲み物も喜ばれる差し入れです。
お茶・コーヒー・炭酸飲料などを用意しましょう。
基礎工事中が冬!寒い季節の差し入れで職人さんが喜んでくれるものって?
新築の基礎工事の季節が寒い冬なら、差し入れはなにがいいのでしょうか。
寒さをやわらげるようなあたたかい差し入れが理想ですね。
そのためには、10時・12時・15時にあわせて差し入れを用意する必要があります。
また、事前に職人さんが来る日と時間を聞いておけば差し入れに用意したものが無駄になりません。
●あたたかい飲み物
あたたかいお茶やコーヒーなどは体があたたまり喜んでくれるでしょう。
また、冬においしいあたたかい缶飲料といえば、甘酒やおしるこ、コーンポタージュもおすすめです。
●中華まん
15時の差し入れにおすすめなのが、肉まんやあんまんです。
あたたかく、小腹が満たされるのでおやつにぴったりですね。
●焼きいも
あたたかく甘い焼き芋は10時や15時の差し入れに喜ばれるでしょう。
大きすぎるとなかなか食べきらないので、こぶりな焼き芋がおすすめです。
●たい焼き
たい焼きも15時の差し入れにおすすめです。
和のスイーツは年配の職人さんにも喜ばれるようです。
差し入れは食べ物以外もあり?
新築の基礎工事中におすすめの差し入れを夏と冬でご紹介しましたが、年間通して差し入れできる食べ物といえば、やはり常温で保存が可能な個包装のお茶菓子でしょう。
お茶菓子では、生菓子より気温に左右されにくい常温保存のお菓子であれば時間を気にせず置いておけます。
また、個包装のお菓子なら手が汚れていても食べられますし、一口の食べきりサイズであれば、食べるのに時間もかからず気楽に食べられますね。
おせんべいやクッキーなら、気温の変化に左右されにくいのでおすすめです。
そして、差し入れは食べ物だけにこだわることはありません。
夏であれば、冷たいおりぼりやタオルでさっぱりしてもらうのはいかがでしょう。
また、夏の休憩にあると助かるアイテムといえばうちわです。
休憩のときはできる限り涼を感じてもらいたいですね。
一方、冬に食べ物以外の差し入れというと、カイロがおすすめです。
貼るカイロなら背中や腰など、寒さが気になる場所に貼ってもらえますし、貼らないタイプであればかじかむ手をあたたられます。
また、夏とは逆にあたたかいおしぼりもおすすめです。
休憩のひとときで疲れを癒してもらえるように、食べ物以外の差し入れも喜ばれますよ。
基礎工事の後の上棟式って?差し入れは?
地鎮祭や上棟式はしない場合も増えていますが、希望すればしてもらえます。
地鎮祭が終わり、基礎工事が終われば、上棟式です。
「棟上げ(むねあげ)」や「建前(たてまえ)」「建方(たてかた)」とも呼ばれます。
新築される家を守る神霊を棟に叩き込む儀礼とされています。
また、梁、柱、屋根などが組み上がった喜びを職人さんへ感謝し、もてなすお祝いでもあります。
その上棟式をする場合、何人か集まる職人さんへの差し入れが必要になります。
●お弁当
集まった職人分のお弁当を用意します。
特別高級なお弁当にする必要はなく、気持ちで用意しましょう。
●飲み物
お弁当と一緒に飲む飲み物はお茶がおすすめです。
2Lを数本と紙コップがあれば、対応できます。
また、缶コーヒーは飲み切りで人気があるようなので多めに用意しておくといいでしょう。
●お菓子
個包装になったお菓子は食べやすいですね。
甘いお菓子としょっぱいお菓子があると喜ばれるようです。
この他には、ご祝儀として現場監督の大工さんや手伝いの職人さんに気持ちのお金を包みます。
●手土産
上棟式の作業が終了したら労いの気持ちを込めて、手土産をお渡しします。
手土産は、缶ビールを用意する場合が多いようです。
なお、上棟式では「餅まき」をする場合もありますが、近年では餅ではなく、2~3万円分のお菓子を配ることが多いようです。
差し入れをして新築工事中の職人さんに感謝の気持ちを伝えよう
新築の建築が開始されると基礎工事から上棟式、その後の建築工事で差し入れをする機会があります。
着々と進む建築途中の経過を、直接出向いて確認するとわくわくして気持ちも高まりますね。
毎日進む工事は、職人さんがしっかりと作業してくれているからですね。
その感謝の気持ちを差し入れとして伝えれば、職人さんもきっと喜んでくれるでしょう。
差し入れをするとおのずと会話も増え、職人さんとの距離が縮まります。
一方、新築の場所が遠方であれば、まめに出向くのはむずかしという場合もあります。
その場合、缶コーヒーなどをケースで購入し、差し入れとわかるようにしておくと顔を出さなくても感謝の気持ちが伝わりますね。
ただ、差し入れは気持ちですから、強制されることはありませんし、差し入れがないからと手抜きをする職人さんもいません。
差し入れは、気持ち的にも金銭的にも負担とならない範囲で行いましょう。
新築工事中の差し入れは基礎工事から始めよう
新築の工事が始まると同時に差し入れをすると職人さんへ感謝の気持ちが伝わります。
基礎工事から本格的な工事が始まり、建築の終了までは数ヶ月を要します。
職人さんは、真夏や真冬の過酷な環境でも工期にあわせて作業を進めてくれます。
差し入れは、飲み物や食べ物だけでなく、季節にあったうちわやカイロ、おしぼりなども喜ばれます。
ただ、差し入れは強制ではありませんから、無理のない範囲で感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。