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困った!アパートでの苦情はどこに相談すればいいの?

2019.2.4

賃貸アパートの建築件数が増え、部屋を比較できるというメリットもある反面、

・鉄筋コンクリート造のマンションより音が気になる。
・共同住宅なので、周りにどんな人が住んでいるかわからなくて不安。
・設備が壊れたら、ちゃんと直してもらえるの?

など、上記のような不安がある人も多いのではないでしょうか?

今回は、アパートにまつわる様々な苦情について、どこに相談し、対応してもらえばよいのかをご紹介していきます。

アパートの契約時にも注意してトラブルを最小限に留めよう

せっかく時間をかけて見つけた新居。

そんな新居で、すぐトラブルが発生してしまい、引っ越しを余儀なくされることも少なくありません。

トラブルの対応方法についてみていきましょう。

アパートを契約するときに、重要事項説明を受けたあと、契約に進みます。

重要事項説明とは、契約しようとしている建物がどういう物件なのか、その物件の重要事項を説明してもらうことです。

この重要事項説明なのですが、少し難しい言葉が並び、ボリュームもあります。

しかし、退屈だと言って聞き逃さないように、疑問に思うことは何でも聞きましょう。

その中で、管理人の氏名・住所は、必ず説明をしないといけないことになっています。
苦情の連絡先が、ここで説明されるのです。

いざ、トラブルが起きたときにどこに連絡すればよいのかわからず、誤った措置をしてしまうことがないように、チェックしておきましょう。

できれば、そのときに携帯電話に、管理人もしくは管理会社の電話番号を登録しておきましょう。

アパートはなぜ苦情が多発やすいのか

アパートとは共同住宅のことを言いますが、一般的には、木造や鉄骨造でできた共同住宅のことを指すことが多いです。

木造や鉄骨造は構造上、音が響きやすいことが特徴です。

最近では、音の響きを抑えるための構造が開発され建築されていますが、少し年数の経過するアパートは、音の響きは避けられません。

そのため、アパートでは音に関する苦情が、マンションに比べると多発しやすくなるのです。

どこに音の原因があるのかを勝手に判断すると、さらにトラブルになる恐れがあるので、止めておきましょう。

上階からだと思っていたのが、実は斜め上の部屋からの騒音だったこともあります。

騒音の苦情についても、直接注意をしに行くのではなく、管理会社や管理人を通じて、穏便に解決をしたほうが得策です。

その際、どんな音が何時ごろ、どのあたりから聞こえるのか、頻度や音の大きさなどを事細かに伝えて対応をしてもらいましょう。

近隣に困った人がいる!苦情はどこに相談すればいいの?

アパートとなれば、様々な人が同じ建物に住むことになります。

その中には、残念なことに、ルールを守れない人やトラブルメーカーな人もいます。

ごみ出しの日にちを守らない人や、他人の駐車場に勝手に駐車する人など様々です。

このような苦情は、どこに連絡をすればいいのでしょうか?

これも、もちろん管理会社に、すぐ電話をしてください。

状況を説明して、できれば、すぐ動いてほしい旨も伝えてみましょう。

特に常習性の高い違法駐車については、再犯を防ぐために、手を打たなければいけません。

ただ、管理会社も複数の賃貸物件を管理していることが多く、すぐに駆け付けることができない可能性も高いのです。

そんなときは苦情の電話をした際に、車のナンバーと車種や色、駐車していた時間をできるだけメモして伝えましょう。

その情報をもとに、管理会社が対応をしていきます。

警察は、敷地内で発生した違法駐車については、対応してくれません。

持ち主の照会をしてくれる程度で解決はしてくれませんので、やはり、すぐ管理会社に相談することになります。

アパートの設備が壊れたらどこに連絡すればいいの?

程度の差はありながらも、設備故障などのトラブルは、アパートにはつきものです。

その際の報告・苦情は、どこに連絡するのでしょうか?

室内設備は、経年劣化や故障によるもので、入居者の使用状況に問題がない場合、オーナーさん負担で修理をしてくれます。

この場合も、管理会社もしくは設備故障の場合のみ、別会社に委託している場合があるので、そちらに連絡しましょう。

もし、管理会社など指定の業者を通さずに他の業者を使用した場合、入居者の負担になることもありますので、注意が必要です。

また、故障しているのに気付いていながら、管理会社に報告せずに、さらに被害が大きくなった場合も、注意が必要です。

善管注意義務を怠ったとして、損害賠償を求められたりするケースもあります。

そんなにひどい状態でなくとも、気付いた時点で、管理会社に修理をお願いすることをおすすめします。

その故障などで、別の部屋に損害があった場合は、火災保険から保証されるケースもあります。

火災保険の期間が切れていないか、事故が起きたときの連絡先はどこなのかも、確認しておく必要があります。

設備の故障は、水漏れなど緊急を要するケースもあるかと思います。

そんなときに、どこに連絡をすればよいのかわからないなど、パニックにならないように、あらかじめメモや携帯に登録をしておきましょう。

管理会社が倒産?どこに苦情を入れたらいいの?

アパート入居中の苦情・トラブル対応のために管理会社があると説明してきましたが、その管理会社と連絡が取れなくなってしまったら、どうしたらいいのでしょうか?

2016年に管理戸数約4500戸を抱える管理会社が、夜逃げ同然、いきなり音信不通となった事件がありました。

4500戸ともなると、かなりの戸数です。

前代未聞のこの事件は、不動産業界にかなりの衝撃を与え、オーナーは、その対応に追われることになりました。

何か困りごとがあっても、電話がずっと留守電のまま、つながらない状態が続いたそうです。

このような管理会社のリスクについては、すべてオーナーが責任をもって、対処しなければなりません。
つまり、早急にオーナーさんに連絡を取らなければいけない状況です。

管理会社は家賃の回収も行っているところも多いかと思うので、異変に気付いたら、家賃の振り込みを止めるなどの対応も必要となります。

どこに振り込むのかなどは、オーナーさんの指示を待ちましょう。

オーナーの情報については、契約書や重要事項説明書の貸主欄に記載があります。

オーナーの氏名と住所はわかると思うので、そこから調べてみてください。

もし、どうしてもわからない場合は、仲介に入った不動産業者に相談してみるのも、ひとつの手段です。

どこに苦情を入れたらいいのかわからなくなったら

契約書や重要事項説明書を失くしてしまった。

これまで困ったこともなかったのに、突然来るトラブルに、慌ててしまうこともありますよね。

どこに苦情を入れたらいいのかわからない。

契約書などの資料も一式、どこかに失くしてしまった場合は、どうしたらいいのでしょうか?

ひとつめは、入居者に聞いてみることです。

これができれば、いざというときに助け合うことはできますが、一人暮らしの場合などは、ハードルが高いかもしれません。

ふたつめは、仲介してもらった業者さんに聞いてみることです。

アパート名と入居者である旨を伝えれば、だいたい調べてくれることが多いです。

みっつめは、アパートの募集看板に電話をかけてみることです。

アパートの外壁やまわりのフェンスなどに、入居者募集の看板があると思います。

そこに書かれた業者さんが、管理会社である可能性が高いので、連絡してみましょう。

その際も、アパート名と入居者である旨を伝えてください。

もし管理会社ではないですよと言われた際も、知っていたら教えてくれる可能性が高いです。
ぜひ、試してみてください。

アパートでわからないことはまず管理会社に相談を

管理会社や不動産屋と聞くと、なかなか相談しづらい雰囲気を感じる方も多いかと思います。

退去時や修理のときに、高額請求されたりしないかなど、怖いことばかり考えてしまう人もいるかもしれません。

しかし、最近では過去の裁判の判例に基づいて、不当な金額を請求できなくなってきました。

管理会社にしても、疑問などにきちんと説明をしてくれる業者が、ほとんどだと思います。

気持ちよく暮らせるように、どこに相談するのかを、きちんと確認しておくことが必要です。

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