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分譲と賃貸と分譲賃貸。それぞれのマンションの見分け方

2019.2.20

ひと口にマンションと言っても、賃貸マンション・分譲マンションがありますよね。

さらに、分譲賃貸というものがあるのをご存知でしょうか。
最近では、この分譲賃貸の人気が上がってきているようです。

今回は、分譲賃貸についての解説と、それぞれの見分け方についてお話します。

マンションには分譲と賃貸がある

3種類出てきましたが、ひとつずつ解説していきますね。

最後まで読めば、分譲・賃貸・分譲賃貸の見分け方がわかると思います。

分譲マンションというと、不動産会社が建築し、1部屋ずつ販売するマンションのことです。

マンションを建築するとなると、かなり大きな金額が必要になりますから、大手の不動産会社が売主になることが多いです。

もちろん、大手の会社でない会社が、売主になることもあります。

分譲マンションは、

マンション用の土地を購入⇒マンションを建築⇒建築中、または建築後にマンションを1部屋ずつ販売

という流れで販売されます。

マンションを建てられる土地、マンションの建築費用となると、ある程度大きな資金を持っている不動産会社しか供給できません。

一方、賃貸マンションは、1部屋ずつ販売するのではなく、1部屋ずつ『賃貸』にするためのマンションです。

マンション1棟、すべてを持っているオーナーがいるということです。

賃貸マンションも、土地と建築費用が必要になりますので、資金力を持った法人が持っていることが多いようです。

もちろん、個人で持っている人もいます。

賃貸マンションの所有と賃貸については、このようなパターンが考えられます。

・オーナーが法人で、1部屋ずつ賃貸にする
・オーナーが法人で、1部屋ずつ売却する
・オーナーが個人で、1部屋ずつ賃貸にする

次の項で、さらに解説します。

賃貸マンションの所有者と賃貸方法

《オーナーが法人で、1部屋ずつ賃貸にする》

よくある賃貸マンションですよね。

法人が土地を購入して、マンションを建築します。

そして、所有したまま、1部屋ずつ賃貸にします。

《オーナーが法人で、1部屋ずつ売却する》

こちらも、法人が土地を購入して、マンションを建築します。

そして、個人投資家に1部屋ずつ売却します。

分譲マンションと同じと思われるかもしれませんが、こちらは居住するためのマンションではありません。

投資用の賃貸マンションということになります。

《オーナーが個人で、1部屋ずつ賃貸にする》

個人で所有している場合、マンション1棟ではなく、1部屋のオーナーであることが多いようです。

ただ、個人でマンションを建築し、オーナーになってマンション経営をしている場合も、もちろんあります。

マンションとなると、個人で所有している人は少ないのですが、アパートの規模であれば、こちらのケースも多くみられます。

どのマンションも、外観は似たような雰囲気ですので、見分け方が難しく感じると思います。

分譲と賃貸の見分け方

分譲マンションと、賃貸マンションの見分け方は、一見難しいように思われます。

しかし、ポイント押さえてみると、見分けがつくようになってきます。

大きなポイントは、「居住用」であるか「賃貸用」であるかということです。

分譲マンションは、居住することを目的としたマンションです。

ですから、長期間快適に住めるということを考えて作られています。

そのため、設備や構造がしっかりしているのが特徴です。

賃貸マンションは、利便性を重視した物件が多く、設備やデザインなどは簡素になっていることが多いです。

利点は、ライフスタイルに合わせて、簡単に住み替えができる点です。

分譲と賃貸では、マンションの目的が違うため、細かく見ると、たくさんの違いが見つかります。

最もわかりやすい違いは、「管理組合」の存在ではないでしょうか。

分譲マンションでは、必ず管理組合が存在します。

管理組合とは、入居者が作る組合のことです。

管理組合では、修繕計画・管理費や修繕積立金の管理・共用部のルール作りなど、マンションに関わるすべての事項を決定します。

賃貸マンションでは、入居者はマンションに関する決定権は何も持っていません。
オーナーが、すべての決定権を持っているのです。

マンションの見分け方は難しくない

先ほど、分譲マンションは居住を目的としているため、居住の快適性を考えて作られているとお話しましたね。

賃貸マンションとの違いは、このような部分に現れてきます。

・防音性
・断熱性
・細部の建築
・エントランス
・共用部

分譲マンションは、設備や仕様のグレードが高く設計されているため、その分、価格にも反映されています。

しかし、長期もしくは永住のために分譲マンションを購入する人が多いため、価格が上がったとしても、居住の快適性を求める人は多いです。

永住することを考えると、防音や断熱は日常生活で、重要なポイントになりますよね。

最近の分譲マンションでは、『二重床・二重天井』を採用しています。

床・天井が二重になっているので、防音性も高く、二重になっている空間に配管を通すことができるため、部屋がすっきりします。

また、断熱性も考えられて、建築されています。
居住性を高めるために、断熱性も欠かせないポイントですよね。

賃貸マンションでも断熱材は使われていますが、分譲マンションのほうが、厚さや範囲が優れているのです。

ただ、防音性や断熱性は見た目ではわかりませんよね。

分譲マンションの見分け方としては、

・エントランスが豪華であること
・管理人室があること

などが、わかりやすいと思います。

エントランスは、賃貸マンションでは作り込まれていないことが多く、管理人もいない場合が多いからです。

人気の分譲賃貸とは?

分譲マンションと、賃貸マンションの見分け方が、なんとなくわかってきましたでしょうか。
それでは、「分譲賃貸」についても、ご説明していきます。

分譲賃貸は、居住用の分譲マンションを、賃貸に出していることを意味します。

分譲マンションは、通常、居住するために購入しますよね。

しかし、購入後、生活の変化によっては、そのマンションに住めなくなってしまうことがあります。

例えば、転勤や家族との同居などの理由です。
購入したのですから、住んでいなくても、ローンの支払いは続きますよね。

ですので、ローンの支払いや、収益のために、賃貸として部屋を貸し出しているのです。

投資目的で、居住用の分譲マンションを購入して、貸し出しているオーナーもいるようです。

入居者から考えると、マンションの構造や設備がしっかりしていて、防音性や断熱性に優れている分譲マンションは、賃貸マンションよりも住みやすいと言えます。

そのため、分譲賃貸は人気のある物件なのです。

分譲賃貸の見分け方

分譲賃貸は人気があるうえに、全体的な数も多くありません。

通常、分譲マンションを購入するのは、自分の居住用にするためです。
賃貸にするのは、特別な事情があったときのみです。

そのため、不動産会社のホームページで検索しても、あまり見つからないかもしれません。

ただ、不動産会社はホームページで、すべての物件を公開しているわけではありません。

分譲賃貸を探すのであれば、地域の不動産会社を巡り、相談してみましょう。

どの物件が賃貸分譲なのか、不動産会社であれば、把握しているはずです。

また、気に入った物件があった場合、分譲賃貸であるかどうかの見分け方は、分譲マンションの見分け方と同じです。

・エントランスが豪華
・掲示板に管理組合と表示してあるか
・建物の造り
・共用部がきれい

物件の内見をする際には、このような点を重視すると良いですよ。
これで、分譲賃貸であるか見分けることができると思います。

分譲賃貸は人気がある物件ですが、「家賃が高い」「住める期間が決まっている場合もある」というデメリットもあります。

デメリットも踏まえて、分譲賃貸について検討するようにしましょう。

それぞれのマンションには違いがある

マンションと言っても、分譲・賃貸とでは、大きな違いがあることがわかりました。

また、分譲賃貸がどのような部分で魅力的なのかも、おわかりいただけたかと思います。

マンションを選ぶ際には、このような情報も参考にして、検討してみてくださいね。

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