新築で悩むポストの設置場所!人気の3つの場所を徹底解説!

人が住む住宅になくてはならないのがポストです。

新築する際に、このポストの設置場所に悩む人が多いと耳にします。

そこで今回は、住宅でよく見かけるポストの「3つの設置場所」についてメリット・デメリットをご紹介していきます。

これを参考に、自分に合ったポストの設置場所を見つけましょう。

新築する方必見!ポストの設置場所「玄関ドアの横」のメリット

まず、1つ目の設置場所ですが、「玄関ドアの横」になります。

昔の住宅は、玄関のすぐ横の外壁をポストの設置場所としているお宅が多い印象です。

また、昨今の新築物件では玄関横の壁に埋め込んで設置するタイプのお宅が多いのだとも耳にします。

では、玄関ドア横にポストを設置した場合はどんなメリットがあるのでしょうか。

以下でご紹介しましょう。

●「玄関ドアの横」のメリット

玄関のすぐ横にポストが設置されていると、雨が降った際のストレスが軽減します。

それは雨に濡れず、また外気にあまりふれることなく郵便物を取ることができるためです。

これは雨の日、気温の低い日は特に重宝されますね。

また、郵便物を取るのに近所の目も気にならないため、パジャマや部屋着でも問題ないでしょう。

朝起きて、そのままの格好で新聞を取りに行くこともできますね。

このように、家から離れていない場所をポストの設置場所とすると、ポストの使い勝手はかなり良くなります。

では逆に、玄関ドアのすぐ横にポストを設置した際のデメリットはどんなことが考えられるのでしょうか。

「玄関ドアの横」にポストを設置するデメリットとは

前項では玄関ドアの横にポストを設置した際のメリットをご紹介しました。

ここでは一転して、デメリットに関してのお話をしていきましょう。

●「玄関ドアの横」のデメリット

新築の際、玄関横にポストを埋め込む形で設置した場合、デメリットとして、断熱性・気密性が損なわれる可能性が挙げられます。

ポストといっても、家の一部に小さな穴をあけていることになりますので、その部分から熱が出ていってしまうことがあるのです。

そのため、ポストを埋め込むと使い勝手は良くなりますが、断熱性、気密性に関しては性能が下がってしまうことになるわけです。

また、防犯面に関しても注意が必要です。

玄関の横にポストがあると、当然郵便の配達員は家の敷地内に入ることになりますよね。

そのような配達員は良いとしても、チラシの投函者やセールスマンなども敷地内に、それも玄関のすぐそばまで勝手に入ってくることになります。

新築するとセールスや新聞の勧誘が多く訪ねてきますよね。

そのため、玄関ドアのすぐ横をポストの設置場所とすると、見ず知らずの他人を敷地内に入れてしまうことになるのです。

この点も大きなデメリットと言えるでしょう。

新築する方必見!ポストの設置場所「玄関ポーチ前」のメリット

続いて、2つ目のポストの設置場所をご紹介します。

先ほどの「玄関ドアの横」よりも、家から少し離れた「玄関ポーチ前」になります。

主に門柱などを設置して、そこにインターフォンとポストを取り付ける形になります。

では、玄関ポーチ前のメリットを見ていきましょう。

●「玄関ポーチ前」のメリット

玄関から割と近い場所をポストの設置場所としているため、郵便物が比較的取りやすいという点が挙げられるでしょう。

玄関の軒の下にポストを設置すれば、郵便物を取る際に雨に濡れる心配もありません。

加えて、玄関ポーチを作り、その前にポストを設置することによって、心理的な境界線ができることもメリットとなるでしょう。

また、門柱は外構の1部となります。

そのため、特に新築のお宅では「住宅をお洒落に見せたい」などの場合に、この場所をポストの設置場所とする方もいらっしゃいます。

「玄関ポーチ前」にポストを設置するデメリットとは

上記では「玄関ポーチ前」をポストの設置場所にした際のメリットをご紹介しました。

では逆に、デメリットとしてどんな点が挙げられるのでしょうか。

以下でご紹介していきましょう。

●「玄関ポーチ前」のデメリット

玄関ポーチは家から少し離れた場所に設置しますが、それでも見ず知らずの人が敷地内へ侵入することに違いはありません。

特に玄関ポーチのそばに掃き出しの窓や大き目の窓があると、家の中に視線を向ける来客がいることも考えられます。

プライベートな空間を重視したい人には、それらがストレスに感じてしまうでしょう。

また、車を駐車する際、門柱やポーチなどが駐車の邪魔になることも考えられます。

新築した後で車を駐車する際、思ったよりも距離が近かった、などの声も耳にします。

ポストを玄関ポーチ前に設置する場合は、玄関ポーチ自体の場所を十分に検討しなければなりません。

新築する方必見!ポストの設置場所「道路の前」のメリット

続いて、3つ目のポストの設置場所をご紹介します。

家から最も離れた「道路の前」に門柱を作り、そこをポストの設置場所とするのです。

では、道路の前にポストを設置した際のメリットを見ていきましょう。

●「道路の前」のメリット

道路の前をポストの設置場所にする最大のメリットは、「敷地内に他人を侵入させない」という点でしょう。

玄関から近い位置にポストがある場合、見ず知らずの人が敷地内に入るということが頻繁に起こります。

そして、それが普通のこととなります。

一方、道路の前にポストを設置している場合、知らない人が敷地内に入るということは普通ないでしょう。

そのため、知らない人が敷地内に入っていれば普通ではないわけですから、いち早く異変に気付くことができるはずです。

このように、道路の前をポストの設置場所にすることで、防犯上ではかなり良くなると言えるでしょう。

また、敷地が広い住宅の場合は、塀を作り、道路前に郵便ポストを設置するのが理想的な配置となります。

これにより、プライバシーを重視した家にして、防犯に重きを置くことができるのです。

「道路の前」にポストを設置するデメリットとは

道路前をポストの設置場所とすると、敷地内に他人が侵入することを防ぐことができ、防犯面で安心できるとご説明しました。

では、デメリットはどのような点が挙げられるのでしょうか。

●「道路の前」のデメリット

道路の前にポストを設置する際の最大のデメリットは、家から最も遠い場所にポストがあるため、郵便物を取りに行くのが手間になることです。

雨の日や寒い日は特に億劫に感じてしまう人もいるでしょう。

また、帰宅の際にポストをのぞく人は多いと思いますが、買い物帰りなどで荷物が多いこともありますよね。

雨が降っていれば、荷物にプラスして傘をさしていることもあるでしょう。

そのような玄関のカギを開けるのも一苦労な状況で、ポストを開けて郵便物の確認をするのもなかなか大変です。

このようなデメリットを考えると、新築の際は玄関ポーチにちょっとした荷物を置けるスペースと設けると良いでしょう。

それだけでポストやカギを開ける際に使い勝手が良くなります。

また、ポストの位置が遠いと近所に配慮してパジャマのまま朝刊を取りに行くのも抵抗がありますよね。

このように道路の前にポストを設置すると、防犯には良くなる代わりに使い勝手が悪くなってしまうのです。

新築の際はよく検討してポストを設置しよう

住宅でよく見かけるポストの「3つの設置場所」について、メリットやデメリットをご紹介してきました。

それぞれにメリット、デメリットがあるため、自分がどのような点に重きを置くかによって、設置する場所は変わってくるでしょう。

防犯を重視するなら道路の前、使い勝手を重視するならドアの横になりますよね。

また、その間を取ってポーチ前に設置しても良いでしょう。

ご紹介したことを参考にしていただき、自分に合ったポストの設置場所を選んでください。