木造のアパートや古めのアパートで暮らしている方には、特に騒音予防を行っていただきたいものです。
そのなかでも、今回は「お風呂場」から発生してしまう生活音について考えていきましょう。
また、どうしたら騒音予防が行えるのか対処法も一緒にご確認ください。
アパートの生活音!お風呂場にも注目しよう
アパートにお住いの方なら一度は騒音について考えたことがあるのではないでしょうか。
騒音と一口に言っても、生活音は計り知れないほど生まれてしまうのが事実です。
生活音には、今回着目していきたい「お風呂場で発生する音」も含まれています。
では、クレームのもととなりやすいお風呂場で発生する音について掘り下げていきましょう。
まずは、「シャワーの音」が想像しやすいのではないでしょうか。
シャワーは思ったよりも勢いよくお湯が出てきてしまうため、床に打ち付けるような大きな音になってしまいがちです。
とはいうものの、水圧が弱いシャワーでは満足のいくようなすすぎができないかもしれませんし、少々手間がかかるので難しいところです。
また、「排水時に発生する音」も案外伝わってしまうといわれています。
さらに、無意識にお風呂場の扉を勢いよく開閉している人は要注意です。
「扉の音」も盲点になりがちなことかもしれませんが、騒音の原因となり得てしまいます。
他にも、お風呂用のイスを使用しているという場合には、床との摩擦が大きな音を発生させてしまう可能性があります。
アパートでは夜中にお風呂に入るのは避けて騒音予防
前項でお伝えしたような、お風呂場で発生してしまいがちな生活音が存在します。
しかしながら、お風呂に入らないというわけにはいきませんし、誰もが毎日のようにお風呂場を使うものです。
もしかしたら、アパートの住民がまだ起きているような時間帯であればさほど問題視されることがないかもしれません。
その場合は、多少音が伝わってしまっても近くの部屋に住む住民もお風呂を使っているわけですから、そこはお互い様だという認識をしてくれることでしょう。
ですから、最低限のマナーとして「夜中にお風呂に入るのは避けたほうが無難」ではないでしょうか。
まだ周囲の住民が起きていれば気にならない生活音も、就寝直前や就寝中は我慢できないという意見がよく見受けられます。
アパートの構造によってはダイレクトにお風呂で発生される音が大きく響いてしまう恐れがあり、他の住民の睡眠状態を悪化させてしまうことにもつながってしまいます。
職種や勤務状態によってはなかなか厳しいという人も存在するのはたしかなのですが、特に時間に縛られないという人はあまり遅い時間にお風呂を使わないようにして騒音予防をしましょう。
職種や勤務状態の関係でお風呂の時間が遅くなってしまう人は
先ほど、夜中にお風呂に入るのは騒音予防の観点から控えたほうが無難だということをお話ししましたね。
しかしながら、この世にはさまざまな職種があり、会社によって勤務状態も異なるのが当然のこと。
どう頑張ってもお風呂に入る時間が遅くなってしまう日が多いという人も少なくはないでしょう。
この場合、「仕事関係だから仕方がない」と思ってくれるアパートの住民もいれば、そうではない人も存在するのが事実です。
お風呂は歯磨きのように毎日の習慣とも捉えることができる行為ですし、一度お風呂に入ると途切れ途切れではあるものの、総合するとある程度の時間は音が響いてしまう環境ですよね。
このような場合は、お風呂場で活用できる騒音対策方法を行うのが賢明です。
何も対処をしないよりもだいぶ生活音が緩和されるのではないでしょうか。
また、木造のアパートであったり、古いアパートはどうしても生活音が大きく伝わってしまうのも否めません。
ですから、最終手段としてより防音に優れた賃貸物件に引っ越しを検討するのもひとつの手段だといえます。
騒音トラブルを抱えてしまっては、さらなるストレスの原因を作ってしまいます。
ご自身やアパートの周囲の住民たちが快適に過ごせたほうが良いですよね。
アパートのお風呂場はコレで騒音予防しよう!
さて、できるのであればよからぬ騒音トラブルというのものは予防しておきたいというのが本音ですよね。
アパートの住民との関係性にひびが入ってしまうと、良好な関係というのは築きにくいものですし、無駄な労力はかけたくないものです。
そこで、前もってお風呂場を騒音予防ができるような環境に仕上げていくのが有効です。
どのような騒音予防方法があるのかというと、まずは「お風呂用のマットの活用」というのが挙げられます。
響きがちなシャワー音やイスの音を防音する工夫ができる画期的なアイテムです。
市販されているお風呂用のマットを有効に利用して、防音効果を実感するとともに、足触りも良くしましょう!
また、少々強引な騒音予防方法かもしれませんが「排水時間をずらす」のも有効でしょう。
できるのであれば排水まで終わらせてしまいたいという気持ちはよくわかりますが、ここはグッと堪えて排水時間を朝の時間帯にずらしてみるのも手です。
しかしながら、お風呂場の湿度が高くなり、カビを招く恐れがあるためこちらの対策も抜かりなく行うのが必須だともいえ、デメリットも出てしまいます。
お風呂場の扉の開閉時に役立つ!消音テープを活用してみて
どうしても遅い時間にお風呂を使うのが避けられない場合や、アパートの住民からお風呂で発生する音に関するクレームを受けてしまった場合には、上記の騒音予防策だけでは限界があるときもあるかもしれません。
手っ取り早いのが、アパートの他の住民が起きている時間帯である朝や人によっては昼の時間帯にお風呂に入る時間をシフトさせるという手段をとることです。
せかせかと忙しく動いている時間帯であったり、テレビがついているような時間帯であれば、音の伝わりやすさも軽減される可能性があるでしょう。
当然ながら、お風呂場で大声で歌ったりするのは厳禁です。
場合によってはシャワー音や排水音などよりも人の声は大きくなってしまう恐れがあります。
また、お風呂場に限らずに扉の開け閉めで発生する音も、騒音だと捉えられてしまうケースがありましたね。
勢いよく扉を開け閉めするのはアパートでは避けていただきたいことです。
無意識のうちに勢いよく扉を開け閉めしていた方は意識することも大事なポイントでしょう。
そのほかにも「消音テープ」と呼ばれているアイテムを取り入れるのも、最適な騒音予防策だといわれています。
消音テープがクッション材の役割を果たしてくれるため、扉の開閉時の衝撃を吸収してくれる優れもの。
特に小さなお子さんと暮らしている方は、こちらを使うと気苦労が少なくなるでしょう。
ドライヤーの音もアパートでは騒音になる可能性も!
お風呂上りにドライヤーで髪の毛をきちんと乾かしている方は多いですよね。
特に髪の毛が長い傾向にある女性の方や、美容に気を遣っている方にとっては必要不可欠な存在であるといっても過言ではありません。
そんなドライヤーですが、アパートで使用するときには騒音問題に発展してしまうというパターンもあります。
ドライヤーの音でクレームをもらってしまわないためには、「静音性が高いもの」を活用するのがおすすめです。
オプションとしては当たり前になりつつあるので、価格はそれ程気になりません。
アパートで暮らす方たちにとって頼れるアイテムですよね。
また、お風呂に入る時間と同じく、夜中には使用を控えたほうが無難です。
遅くても22時には済ませられると良いでしょう。
お風呂場での防音対策も行いたいものですが、ドライヤーの使用についても一度考え直して騒音予防を行うのがおすすめです。
「お風呂場の音」を緩和させる工夫をして騒音予防を!
知らず知らずのうちにご自身の生活音が騒音だと捉えられてしまい、クレームを言われてしまう可能性はゼロではありません。
今回スポットを当ててきた「お風呂場で発生する生活音」も例外ではなく、いろいろと響いてしまう音が存在していましたね。
騒音トラブルに発展してしまうのを防ぐために、今回ご紹介した対処法を試すのも良いかもしれません。
騒音トラブルがないほうが、ご自身も他のアパートの住民も過ごしやすいのは間違いありません。