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グランドピアノのために増築!確認申請は必要?戸建ても検討

2019.8.31

グランドピアノは重く、近隣住民の方にとっては騒音になりますので、「床が丈夫な防音室を増築したい」と考える方も多いようです。

しかし、増築する際には「確認申請」が必要な場合があり、その条件を満たさないと許可が下りないかもしれません。

この記事では、確認申請についてくわしく解説しつつ、グランドピアノの騒音対策などをお伝えします。

グランドピアノを弾きたい!増築時に必要な確認申請とは

一般的な住宅において、グランドピアノを置くことができないわけではありませんが、時間が経つうちに床がたわんできてしまう可能性があります。

そのため、床の補強をしなければいけません。

また、防音室になっていないと、ご近所の方に演奏が聞こえてしまいます。

苦情が来ることもありますし、練習中は聞かれると恥ずかしいと感じる方も多いでしょう。

そのため、防音に配慮した部屋を増築することを検討されるかもしれません。

しかし、イメージをふくらませる前に、「確認申請」について知っておく必要があります。

確認申請とは、行政から増築の許可をもらうために必要になる手続きのことです。

たくさんの書類に正確な情報を書き、いくつかの条件を満たしていれば施主でも行うことができる手続きですが、間違いがあると大変ですので、プロに依頼するほうが安心です。

まずは建築士、リフォーム会社に相談してみることをおすすめします。

<確認申請を自分で行うことができるための条件>

・構造計算をすることができる

・木造住宅である

・10平方メートル以下の住宅である

・住宅の検査済証を持っている

確認申請がいらない建物・増築できない建物

確認申請は、必ずしもすべての増築で必要になるわけではありません。

10平方メートル以下の広さであれば、不要になります。

また、建物がある場所が防火地域、もしくは準防火地域であれば、確認申請をする必要はありません。

防火地域に指定されているのは、東京都などの都市部で、人口密度が高い・繁華街があるなどの条件があるような場所が多いです。

そして、確認申請とは関係ない理由ですが、増築が不可能な建物も存在します。

たとえば、2階建てから3階建てへの増築は、「建物の基礎部分が耐えられるか」という問題が発生します。

既存の建物と違った工法で建てなければいけない場合も、増築は難しいでしょう。

また、建築基準法は改正されているため、今現在、既存不適合建築物になっている建物も増築することはできません。

その他、建ぺい率の限度ギリギリで建てた建物なども、増築相談時にはストップがかかるでしょう。

グランドピアノのために増築したい場合、ご自宅がこうした条件に該当しないかどうか、専門家に確認することが求められます。

増築時の確認申請にかかる費用

次に、確認申請にかかる費用について確認していきましょう。

明確な費用は建物によって異なり、階数や大きさなどによっても違ってきます。

ごく一般的な家の場合には、1万円~2万円くらいになるようです。

その他にも、中間検査申請や完了検査申請などがあり、その都度料金が発生します。

東京都都市整備局によると、3平方メートル~10平方メートルの建物の場合には、確認申請に9,900円、中間検査申請に11,000円、完了検査申請に15,000円程度かかるということです。

これをリフォーム会社に依頼する際には増築も依頼することになると思いますが、その会社によって見積もりの出し方も様々です。

申請代行費用として記載されるケースもあれば、リフォーム見積もりに入っているケースもあるでしょう。

グランドピアノのために増築するための予算を考える際には、こうした申請費用も念頭に置いておきましょう。

確認申請の流れ!グランドピアノのための増築は計画的に進めよう

続いて、確認申請を行う流れについてお伝えします。

建築士やリフォーム会社に依頼する場合には、どのように進めていくものなのか確認してみましょう。

まず、依頼する会社を選ぶ際には、経験豊富な建築士がいるかどうか、そして信頼できるリフォーム実績があるかどうかが参考になります。

一社に絞らずに、何社かピックアップして、比較しながら見極めるといいでしょう。

何社か選んで相談し、見積もりを出してもらえば、料金が高すぎるところを選ぶ可能性も低くなります。

選ぶポイントとしては、見積もりが細かくて説明が分かりやすく、アフターサービスに定評のある会社がおすすめです。

あまりにも安い価格を提案してくる会社や、担当者の態度に引っかかる部分があるなど、最初に違和感を感じたら契約しないようにしましょう。

リフォーム会社や建築士を選んだら、細かいプランを決めつつ確認申請の書類が作成されます。

ここで、しっかりとイメージを伝えて満足できるようなプランにしていくことが重要です。

そして確認申請の審査結果を待ち、許可をもらったら、いよいよ増築のスタートです。

スタートまでに、2ヶ月くらいかかる場合もあるかもしれませんので、グランドピアノを運び込む時期を考えて計画的に進めましょう。

また、リフォームの最中や、増築が完了した後にも審査が行われるようです。

グランドピアノのための増築で気を付けること

増築時の確認申請の流れについて、ご理解いただけたでしょうか。

グランドピアノをご自宅で弾きたい場合には、防音対策をしっかりとしなければいけません。

防音ドアや防音対策をした壁、防音性の高い3重サッシ窓などが提案されると思います。

防音シートを壁に入れたり床の強化をしたり、ドアの鍵を防音タイプにしたりする簡単な対策であれば、600万円程度で完成することもあるでしょう。

もちろん、ケースバイケースで、もう少し安くすることも可能です。

一方で、スタジオのような本格的な広い防音室の場合には、リフォーム費用も跳ね上がると考えてください。

広くて防音対策が完璧な部屋をつくりたい場合、数千万円かかる場合もあるようです。

予算を考えて、リフォーム会社と相談しつつ、後悔しないような防音室を増築しましょう。

床の強化については必須ですが、その他の部分については、建物の周囲の環境や建物の構造によっても見積もりは変わってくるでしょう。

ある程度柔軟に対応することができて、防音についての専門知識もあるリフォーム会社を選ぶことができれば、納得いくプランが提案される可能性も高くなります。

グランドピアノ部屋をお庭に建てることも検討

グランドピアノをご自宅で演奏したい場合には、建物への増築ではなく、個別に防音室を建てることも検討されるかもしれません。

お庭に空きスペースがあれば、別宅を建てることもできるでしょう。

例えば、埼玉にある「音響システムエンジニアリング」の「音楽のために小住宅」、または「サウンドハウス」などをご覧になると、参考になるかもしれません。

「サウンドハウス」は、防音性の高いプレハブのようになっていて、お庭が狭い場合でも建てられるようです。

こちらはエリア限定の商品なのですが、「こういう案もある」ということを確認できるので、気になったら公式サイトで見てみてください。

また、予算が少ないなら、「防音室」として完璧なものにはせずに、後からDIYで防音性を高める方法もあります。

壁や天井に吸音材を厚めに張ったり、分厚いカーペットやカーテンを取り入れたりして、防音性を高めることができます。

ちなみに、車庫や倉庫に使っている建物を増築してグランドピアノを置きたいと考える方もいるようですが、そうした簡易的な建物に、防音室を増築するのは難しいようです。

心おきなくピアノを演奏できる増築のプランを決めよう!

グランドピアノのために増築したいのなら、小さな部屋をつくるだけであっても、確認申請や防音対策など様々なことをクリアしなければいけません。

確認申請やプランを決めるために1ヶ月~2ヶ月の期間がかかることが多いですが、後で後悔しないようにしっかりとリフォーム内容を理解しておきましょう。

また、「音響システムエンジニアリング」など専門性の高い会社のサイトを見て、具体的なイメージを固めることもおすすめします。

 - リフォーム・リノベーション, 建物