リノベーションして中古戸建てに住む!ブログで情報をゲット

リノベーションというと、マンションで行うことが主流ではありますが、一戸建てでも可能です。

その証拠に、中古の一戸建てを購入し、リノベーションしている方が実際にいらっしゃいます。

まわりで中古物件をリノベーションしている人がいなかったとしても、ブログというツールをのぞいてみると、実に多くのかたが挑戦しています。

ここでは、物件選びからリノベーションを行うときの注意点などをお話ししましょう。

ブログを読むとわかるリノベーションするメリットとは

新築を購入したり、建て替えといった選択肢があるなかで、中古物件などのリノベーションをする人が多くいるのはなぜでしょうか。

実際にリノベーションした方のブログを拝見してみると、良い点や注意したい点があげられていました。

まずは、中古物件をリノベーションするメリットをみてみましょう。

最大のメリットとするのであれば、やはり費用の面です。

一戸建ては、新築から15年ほど経過すると建物の価値が下がるといわれており、そのあと徐々に安定していきます。

新築から20年経過していれば、建物に対しての価格ではなく、土地代だけで手に入ることもあるのです。

リノベーションする建物や範囲、地域によって変わるものの、リノベーションの費用を含めても、新築の2割から3割は価格を抑えられるといわれています。

また、建て替えとなると固定資産税が高くなってしまいますが、リノベーションだと以前のまま据え置きというのも、選ばれている理由かもしれません。

中古戸建てだから叶うエリアやプランニング

建物の価格を抑えられるのも魅力ですが、好きなエリアで物件を探せるといったメリットもあります。

というのも、人気のエリアでは土地はおろか、新築戸建てさえもないのが現状です。

子育てジャンルでブログを書いている方のなかには、子供が通学しやすいエリアではなかなか家が見つからないと、困っている方も大勢いらっしゃいます。

しかし、中古物件も選択肢に入れてみると、いい条件にヒットする場合もあります。

物件選びの選択肢が広くなれば、理想とするエリアで家が購入できるかもしれませんね。

そして、中古物件をリノベーションすることで、建築基準法を守ってさえいればいくらでも自由にプランニングできるというわけです。

これらは、管理規約や共有部分の制約があるマンションではできないため、中古戸建てだからこその利点かもしれませんね。

外観もリノベーションしてしまえば、もはや新築と変わらない装いになることでしょう。

ブログを見ると注意したい点も見えてくる

これまで、中古戸建てをリノベーションするメリットをお伝えしましたが、注意しなければならないこともあります。

それは、物件選びです。

新耐震基準に適合していない古すぎる物件や、基礎や土台といった構造部分に何らかの問題が生じた場合、新築を購入するのとあまり変わらない価格になってしまうこともあります。

リノベーションをするよりも建て替えたほうがよいなんてこともありえますので、慎重に選びましょう。

そしてもう一つ、リノベーションをするためには設計や工事が必要になりますので時間がかかります。

リノベーションをする場所や範囲によっては、完成するまで引っ越しができないこともあるでしょう。

今すぐに引っ越さなければならない状況だと、リノベーションが完成するまでの仮住まいを用意しなければなりません。

完成までの期間は、リノベーションを行った方のブログを見てみると、平均して半年ほどの期間はかかっているようです。

半年の間、アパートやマンションで仮住まいとなると、戸建てのローンと二重で家賃を支払うこととなり、経済的負担がかかってしまいます。

メリットに目を向けるよりも、注意したい点を十分に理解することが大切です。

リノベーションできる中古戸建て!でも住宅ローンが通らない?!

コスト的に魅力的な中古戸建ですが、場合によっては住宅ローンでの支払いができないケースもあるため、住宅ローンでの支払いを考えている方は、チェックしてみてください。

中古戸建てを考えている方のブログを拝見してみると、多くの方がこうした住宅ローンの壁にぶつかっていることが分かります。

▼再建築不可

建築基準法では建物を建築する場合、幅4m以上の道路に敷地の2m以上接していなければならないとしています。

このような条件を満たしていない場合、再建築は不可能であると見なされるのです。

リノベーションをして生活をする分には問題はないのですが、万が一火災によって家が全焼してしまった場合、新たに家を建てることは難しくなるというリスクがあります。

こうした再建築不可の物件は土地の価値が低いため、普通の住宅ローンが組めません。

▼土地40平方メートル未満

狭い土地だと価格が低く、一般的な住宅ローンは組めないと思っていいでしょう。

▼建ぺい率・容積率オーバー

意外と多いのが、建ぺい率、容積率がオーバーしている物件です。

住宅ローンが組めない場合が多いため、気を付けましょう。

ブログを見るとリノベーションできなくて後悔している人も!

条件にあった中古戸建てが見つかったら、新耐震基準に適合しているのかを確かめなくてはなりません。

そうでなければ、新築と変わらない価格になってしまうことをお話ししましたね。

まずは、物件の購入前に、リノベーション会社に相談してみましょう。

新耐震基準に適合しているかどうかも大切ですが、戸建ての場合、構造によってはプランニング通りにいかない場合もあります。

というのも、構造次第では動かせない壁やブレースが存在するからです。

条件に合うからと中古物件を購入したのち、リノベーションができないと後悔している人のブログもありました。

思い描くプランニングがあるのであれば、中古物件を購入する前に確認しておきましょう。

こうした診断を行うためには費用がかかりますが、表面では見えない構造部分を知ることで、総合的な価格や工事期間が明るみに出てきます。

一概にはいえませんが、木造軸組工法であれば、間取りを変えるリノベーションは容易のようです。

中古戸建てのリノベーション例

最後に、中古戸建てをリノベーションした例をご紹介します。

●間取り

独立していたキッチンをオープンにして、ひらけたLDKにリノベーション。

リビングや和室で遊ぶ子供の顔がキッチンから見えることから、子育て世代に人気のリノベーションの一例です。

●内装

家具が映えるよう、無垢のフローリングを張り、暖かい雰囲気にリノベーション。

構造上必要な柱は、アクセントになるようにオフホワイトカラーに変更します。

リノベーションと同時に断熱材を取り込むことで、冷暖房効率も格段の上がりますね。

また、シンプル、ナチュラル、カフェ風といった内装から、アンティーク、ヴィンテージといった個性的なものまで、お好みでリノベーションできる楽しみもあります。

●外装

モノトーンで落ち着いたモダンカラーにリノベーション。

新築に負けず劣らずのインパクトです。

塀で使っているブロックもブラックに塗ることで、統一感のあるスタイリッシュな外装に生まれ変わります。

ご紹介した以外にもリノベーションの例はたくさんありますので、ブログなどで情報を集めてみてくださいね。

リノベーションは理想の暮らしの第一歩

新築にこだわらないのであれば、中古戸建てをリノベーションで楽しむ方法はいくらでもあります。

ただし、物件選びに慎重にならなければ、理想の暮らしは程遠くなってしまうため注意しましょう。

また、素人では分からない基礎や構造部分は専門家を依頼して、徹底的に調査をしてもらうことをおすすめします。

リノベーションを楽しみ、新たな生活をスタートさせてみませんか。