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サイディングはニチハとケイミューどっちがいいの?特徴は?

2019.9.8

注文住宅を建てるときサイディングを選びますが、数が多すぎてどれを選んだらよいのか悩んでしまいますね。

また、ニチハとケイミューは上位に入るメーカーですが、違いはどういったところなのでしょうか。

今回は、サイディングについて触れたあとに、ニチハとケイミューの特徴やシリーズについてお話しします。

記事の最後では、同じく上位メーカーに入る旭トステム外装の特徴についてもお伝えするので、サイディング選びの参考になさってください。

ニチハとケイミューの違いの前にサイディングを知ろう!

マイホームづくりは多くの方が初めてだと思います。

そのため、先にサイディングとはいったいどんなものであるかを簡単にお伝えし、のちに有名なメーカーのニチハとケイミューについてお話しします。

建築関係の仕事に就いている方や、「ものづくりが好きだ」という方はご存知かもしれませんが、サイディングは建物の最終的な外壁のことをいいます。

サイディングに使用される材料の多くは、セメント製をはじめさまざまな素材で建物の外側に貼り付けるものであり、住宅全体の70%から80%で使用されているといいます。

なぜ、多くの住宅がサイディングを使用しているかというと、工事の価格を抑えることができるためです。

また、板状であるサイディングを貼り合わせて施工するため、塗り壁に比べて施工も手早く行うことができるだけでなく、特別な技術も必要ないのも特徴の1つです。

サイディングは価格や施工期間が短いだけではない!

サイディングは、価格や施工期間が短縮できること以外にも、機能性が高いことも多く使用される理由となっています。

サイディングはどのような機能があるのかを見てみましょう。

・耐水性が高く、さまざまな天候に対応できる
・種類が豊富でデザイン性の高いものが多い
・工場で作られているので品質自体が安定している

また、のちにお話しするニチハとケイミューのサイディングも、さまざまな機能を持つものもあるので必見です。

サイディングは大きく分けて4つの種類に分けることができるので、その特徴と一緒にご紹介しましょう。

●窯業系

主原料はセメント質や繊維質を合わせて成形されて養生し硬化したものをいい、サイディングを採用する住宅の多くに使われています。

●木質系

天然木の表面に炭化処理を加えたものが、木質系のサイディングです。

近年では、不燃処理を施したものも多くなっていて、防火指定地域でも採用することができるようになりました。

●樹脂系

寒い地域で採用される傾向にある樹脂系のサイディングで、塩化ビニル樹脂製となっています。

軽量であるだけでなく、塩化ビニル樹脂でできているためサビてしまう心配もないうえに、樹脂に顔料が練り込まれているので再塗装が不要です。

●金属系

金属系のサイディングのなかにはスチール・アルミ・ステンレスなどがあるので、その特徴を簡単にお話しします。

・スチール

焼き付けて塗装しますが、厚みが厚くなればなるほど耐久性が期待できるので、強風が吹きやすい地域で採用されることが多い傾向にあります。

・アルミ

アルミの最大の特徴は何といっても軽いところでありますが、サビに強いのも嬉しいポイントですね。

・ステンレス

耐久性や耐候性から考えると高いレベルだといえますが、価格が高いので選ばれる方は少ないといいます。

業界トップシェア!ニチハの特徴は?

サイディングに選ばれることが多いのは窯業系であるということは先にもお話ししましたが、そのなかでもニチハとケイミューは、上位に名前のあがるメーカーです。

ここでは、2つのメーカーの特徴を順番にお話ししましょう。

先に、ニチハについてです。

ニチハの製品全体には「マイクロガード」というものが採用されていることですが、これは空気のなかにある水分を壁表面に付着させ、見えない水の膜を作るというものです。

このことにより、水分と一緒に汚れが浮いたような状態になるため、雨水によって洗い流されやすくなっています。

また、インクジェットプリントの技術に優れていて、とてもリアルな質感を実現しています。

例えば、レンガ調の外壁の場合、本物のレンガと見違えるほどのリアルさです。

他にも、シリーズごとに特徴が異なるのでそちらもお伝えします。

●プレミアムシリーズ

特殊な塗料を塗ることによって、色があせることやひび割れなどにも強く、30年間の保証を実現することができています。

●フュージェ

サイディングを貼り付ける際、気になるのは外壁同士のつなぎ目かもしれませんが、フュージェではつなぎ目が目立ちにくくなっています。

これの他にも、モエンエクラセード・モエンアート・風光・COOLなどのシリーズがあり、それぞれの特徴も異なります。

ケイミューはニチハとこんなところが違う!

ニチハの次は、ケイミューのサイディングの特徴とシリーズの特徴もお伝えします。

ケイミューの製品全体にいえる特徴は、耐震・遮熱・遮音性だけでなく、サイディングが汚れた際に水で汚れを落とすことができる親水性があります。

●光セラ

サイディングに酸化チタンを含んでいるため、太陽の光が壁に当たると酸化チタンによって汚れが分解されます。

それが、雨などによって外壁から落ちやすいという特徴があります。

●レジュール

ケイミューのサイディングのなかで一番分厚いものですが、サイディングのなかに無数の気泡を含ませているので、ケイミューの他の製品と変わらない重さを実現できています。

機能性としては、親水性が高いので雨などで汚れが落ちやすいことです。

ニチハとケイミューどっちがいいの?

ニチハとケイミューのサイディングの特徴をお話ししましたが、結局のところどちらのメーカーがいいのか悩ましいかもしれません。

その場合は住宅が経つ環境に合わせるのもよいでしょう。

例えば、ケイミューの光セラは太陽の光を利用して汚れを分解して、雨などで流れやすくしてくれますが、建物全体に太陽の光が当たらないという場合もありますよね。

その場合であれば、ケイミューのレジュールもしくは、ニチハのマイクロガードもよいでしょう。

他にも「デザインが豊富な方がいい」というのであれば、インジェットプリントの技術に長けているニチハを選んでみるのもいいかもしれません。

それでも、ケイミューに自分好みのデザインがあるかもしれないので、一概にはいえません。

また、価格も異なるので、そちらを考慮されるのもいいでしょう。

ニチハとケイミュー以外のサイディングメーカーのお勧め

これまで、ニチハとケイミューのサイディングの特徴や選び方をお伝えしましたが、他にもサイディングのメーカーはいろいろあります。

ニチハとケイミューのような窯業系をメインとしているサイディングメーカーに「旭トステム外装」というところもあります。

旭トステム外装は大きく分けて2つに分かれ、1つはサイディング同士のつなぎ目を分かりにくくするシーリングレス工法がされているもので、もう1つはされていないものです。

また、ほとんどのシリーズはセルフッ素コートが施されているため、汚れが落ちやすくなっています。

なかには、防カビ剤・防腐剤が含まれているものもあるので、藻やカビが繁殖してしまうのを防いでくれるという優れた製品も多くあります。

シリーズは5種類に分けられますが、「AT-WALL 15」はデザインがシンプルなものが多いので、外装をすっきりした印象に見せることもできるでしょう。

サイディングは環境や好みで選ぼう

今回はニチハとケイミュー・旭トステム外装のサイディングについてお話ししました。

サイディングは家を覆う大切な役割を果たしてくれるものですが、製品が多くて迷ってしまいますね。

そんなときは、好みのデザインで選んだり、得たい機能や価格から考えてみるのもよいでしょう。

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