新しい家や部屋に住み始めてみて、後から「〇〇があった方がいいな」「〇〇があった方が良かったな」などと思うことがあるかもしれません。
そのようなものの中で、住む地域の環境によって後から必要性を感じるものの1つに、玄関の網戸がありませんか。
こちらでは、玄関の網戸を後付けしたいと考えている方向けに、玄関用の網戸の種類や取り付け方、かかる費用などについてご紹介していきます。
迷っている方やお困りの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
玄関用の網戸にはどのような種類がある?
まずは、玄関用の網戸には、一般的にどのような種類の玄関用網戸があるかお話ししていきます。
玄関用の網戸として、流通している人気のものには以下のようなものがあります。
◎カーテン式玄関用網戸
身近にあるホームセンターで購入できるのがこのタイプです。
低価格で取り付け方も簡単な上に、すぐに設置できるのが魅力ですが、鍵がかけられないことが難点です。
◎開閉式玄関用網戸
サッシメーカーから販売されているのがこのタイプです。
横引きでロール状に収納する網戸や、折りたたんでドア脇に収納するプリーツ網戸などがあります。
どちらも不要な時期には外しておけて、掃除することもでき、鍵もかけられるのがメリットです。
ただし、強風に弱く目隠しの効果は期待できないデメリットもあります。
◎折りたたみ(中折)式玄関用網戸
同じくサッシメーカーから販売されていて、頑丈でかつ防犯性に優れ目隠し効果もあるタイプです。
このタイプの網戸は、取り付け方が一番難しいので専門業者に依頼する方が無難です。
また、一度取り付けたら取り外しにくいので、メンテナンスが少々手間になるでしょう。
玄関に網戸が必要と感じる理由には何が考えられる?
では、玄関に網戸が必要だと感じる状況として考えられるのは、主に以下のような理由によるものではないでしょうか。
・虫の侵入を防ぎたい
・家全体の風通しを良くして換気をしたい
・玄関の採光性を向上させたい
・庭などで子供を遊ばせているときに、外の様子を感じられるようにしたい
玄関に網戸を設置することで、このような悩みから解消されることが考えられます。
しかしながら、設置をする際に理解しておかなければならない点もいくつかあります。
1つ目は、玄関は汚れが集まりやすい場所であるため、網戸に汚れが付きやすくメンテナンスが必須という点です。
どのタイプの網戸であっても掃除は必要になりますし、網戸の取り付け方によってはカビなどにも気をつけなければなりません。
2つ目は、網戸の作りが簡易的なほど、破損の可能性が高まるという点です。
また、小さいお子様やペットなどがいるご家庭では、もしかすると網戸を張り替える頻度も高くなってしまうかもしれません。
3つ目は、防犯面が甘くなりがちという点です。
玄関用網戸のなかには、施錠可能で目隠し効果があり安心なものももちろんありますが、大半は防犯面で心配なものです。
そのため、このような点をふまえた上で、玄関用網戸の設置を検討すると良いでしょう。
自分でできる?玄関用網戸の取り付け方とかかる費用
できるだけ簡単に玄関用網戸を取り付けるとしたら、どのようなものが良いのでしょうか。
先にご紹介した、カーテン式玄関用網戸であれば、一番簡単にかつ安価で取り付け可能です。
取り付け方は、ポールやマジックテープなどを利用しているため、誰でも簡単にできます。
このタイプの網戸にかかる費用としては、1万円以内が相場のようです。
他には、開閉式の玄関用網戸がありますが、こちらはDIY初心者ですと難しいかもしれませんが、慣れている方なら取り付け方はそれほど手間取らないでしょう。
取り付け方は、玄関のドア枠に網戸用の枠を固定して網戸を設置するものが一般的です。
こちらにかかる費用の相場は、1万円強から3万円程度と言われています。
また、開閉式玄関用網戸は枠を設置して取り付けることが多く、きちんと採寸する必要がありますので注意してください。
取り付け方が簡単!玄関用網戸でおすすめはどれ?
こちらでは、取り付け方が簡単で、ご自分で設置ができる玄関用網戸についてご紹介します。
●川口技研:超簡単網戸M-1
ドアの形状を選ばず取り付け方が簡単です。
カーテン式のタイプなので気軽に試すことができます。
●川口技研:ノーカットロータリー網戸Ⅱ
両面テープを使用するので、ねじ止めが不要な網戸です。
ワンタッチで自動的に巻き取るロール式で、取り付け方は女性でも簡単にできます。
デザインが優れた物事に贈られるグッドデザイン賞にも選ばれている製品です。
●セイキ販売:オレジョーズⅡ
プリーツ式の玄関用網戸で、ワンタッチで開閉できます。
オフシーズンや掃除のときに取り外し可能なため便利です。
枠の素材は樹脂製なので取り扱いやすくなっています。
ご紹介した製品は、ホームセンターでも購入できるので、気になる方は足を運んで実物をご覧になってみてはいかがでしょうか。
玄関用網戸のサッシメーカーのおすすめはどれ?
各サッシメーカーから、販売されているおすすめの玄関用網戸をさらにご紹介していきます。
●YKK:横引きロール網戸 フラットタイプXMD
ネットを巻き込んで収納するロール構造で、ネットに折り目やワイヤーがないので掃除がしやすくなっています。
また、ネットがレールから外れにくく、ネットの上下端部にファスナーが取り付けられており、防虫に優れた網戸です。
●三協アルミ:アコーディオン網戸
収納式スライドレールが特徴で、フック付きでプリーツ加工のネットは風によるたわみなどの悪い影響を受けづらく、開閉もスムーズです。
アルミ製の下レールは3mmのため、バリアフリーにも対応しています。
●リクシル:しまえるんですα
どんな形状の玄関ドアにでも使用できる、横引きのロール式網戸です。
バリアフリーに対応し、衝撃や強風に強いため、マンションなどの中高層階でも使用できます。
こちらの製品は、ホームセンターなどで取り扱いがないこともあるので、リフォーム業者に施工してもらうことが大半になるかと思います。
もしも、ネットなどで購入してご自分で設置する場合には、取り付け方の紹介もされているので、参考にしてみてください。
また、各メーカーから玄関の大きさや形状に合わせた網戸がたくさん出ていますので、ご自宅に最適な玄関用網戸を見付けてみてくださいね。
取り付け方に慣れたリフォーム業者に頼むのがやはり安心!
前項では、サッシメーカーから出ているおすすめの玄関用網戸をご紹介しました。
網戸自体も、取り付け方が簡単でご自分でできるタイプより、価格もやや高めです。
そのため、ご自分での設置に自信のない方は、リフォーム業者に依頼する方が確実に設置できるでしょう。
網戸の大きさやタイプによって誤差が出ますが、工賃を含めて大体3万円から10万円程度が費用の目安のようです。
ほかにも、既製品を使えない場合や、オーダーメイドの場合にはさらに高額になることが考えられ、20万程度かかってしまうこともあるようです。
そのため、現地調査や見積もりを、無料で行っているリフォーム会社を探してみることをおすすめします。
ネットを使って、近隣に玄関のリフォームが得意な会社を探すことが可能なので、一度試してみてはいかがでしょうか。
玄関用網戸は取り付け方が簡単なものから種類はさまざま
玄関に網戸を後付けするには、自分でやる方法やリフォーム会社に依頼する方法があります。
費用を抑えたいときや手間暇を惜しまないなら、こちらの記事を参考に、ご自分で取り付けられるものにチャレンジしてみてください。
もしも、取り付け方に不安があり無理だと思うなら、思い切ってリフォーム会社に頼って、きれいな仕上がりにしてもらいましょう。
最適な玄関用網戸を取り付けて、家の中を快適にしてくださいね。