窓のすだれやよしずの効果!すだれのさまざまな取り付け方法

窓からの暑さ対策に、すだれやよしずが気になっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、初めて使う場合、どう吊るせばいいのか分からないこともあると思います。

そこで、どう取り付けたらいいのかご存知ない方のために、取り付け方法を中心にご紹介していきます。

すだれを取り付けるフックの種類や、すだれ選びのポイント、すだれとよしずのちがいなどをご説明しますので参考にしてください。

窓からの熱気をやわらげる!すだれ・よしずのちがい

エコ意識の高まりと同時に、節電対策として需要が増加した「すだれ」や「よしず」。

取り付け方も簡単で見た目にも涼しく、蒸し暑い日本の気候に合った商品なので、ぜひ窓からの暑さ対策の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

●すだれ

すだれは窓の近くに吊るして日陰を作ることができるグッズで、竹でできていることが多い商品です。

竹を細長く割っていき、横に並べて紐で結んでいくことで、透け感が涼しげなすだれが完成します。

サイズや素材には豊富な種類があり、室内にも室外にも取り付けることができるので、窓の形を選ばず使用できます。

●よしず

すだれと見た目は似ていますが、掃き出し窓の外などに立てかけられているものを指すことが多いです。

すだれよりも大きく、水を吸うアシを編んで作られるものが多いので、水をかけることで「打ち水」と同じ効果が得られます。

水が蒸発する際に気化熱が生まれ、それが熱をいくらか取ってくれるので、よしずを通して室内に入る空気が気持ちいいのです。

すだれの効果!窓枠やカーテンレールへの取り付け方法

すだれやよしずを使うことで、窓からの暑さをある程度シャットアウトできますので、室内のムシムシを緩和することができます。

また、遮光効果や目隠し効果もあります。

エアコンだけに頼らずに夏を乗り切りたい方にとっては、非常に役立つアイテムだと言えるでしょう。

それでは、すだれの取り付け方をご紹介します。

部屋の中に吊るす場合には、カーテンレールに取り付けることができます。

レースカーテンの代わりに、すだれを取り付けてみましょう。

カーテンレールに大きめのクリップなどを挟み、そこにリングを通して、すだれの一番上の竹を縛り付けることができます。

単純に、ひもで縛り付けるだけでもOKですが、クリップを使うと取り外しが楽になるでしょう。

ナイロン結束バンドも使えます。

また、窓に利用できるカーテンレールが無い場合には、突っ張り棒を使うことができます。

伸縮可能な突っ張り棒を窓枠に取り付けて、そこにすだれを吊るすようにしてみましょう。

突っ張り棒にカーテンリングを通して、すだれをクリップで挟んで吊るすことができます。

すだれ用のフックで取り付け!どんな種類があるの?

窓の外に吊るしたい場合には、すだれ用のフックを用いることができます。

すだれ用のフックはネット通販で購入できますし、ホームセンターで販売されている場合もあります。

フックの種類は一つではなく、サッシに挟んで使うタイプ、マグネットタイプ、接着式フックの他、ライターの熱で貼るタイプもあります。

サッシに挟んで取り付けるフックやマグネットタイプのフックなら、傷を付けずに設置することができます。

接着式のフックは、傷は付きませんが、剥がす際に少し苦労するかもしれません。

一方、ライターの熱で接着面を溶かして貼るタイプのフックは、ブロックなどの貼りにくい場所にも付けられる点がポイントで、重いすだれにも対応できます。

こちらも、剥がすのは難しく感じると思いますので、賃貸の場合はおすすめできません。

すだれは窓から離して取り付けるのがおすすめ!

すだれを取り付ける方法としては、ハンガー型になっていて、窓からの距離をとれるグッズも販売されています。

例えば、ネット通販ショップ「すまいのコンビニ」の「すだれハンガー 7型 SH-07」のような商品です。

ネジで窓枠に取り付ける部分から、少し突き出たところにすだれをかけられる場所があるため、暑さをやわらげる効果が高い商品です。

すだれは、室外の窓枠からやや離れた場所に取り付けたほうが、暑さ対策として有効なのです。

なぜなら、熱によって温まったすだれが窓と近いと、窓との間に熱がこもってしまうからです。

「すだれハンガー」のネジ式の取り付け方法なら傷付けずに設置することができますし、雨戸枠、テラス、網戸、木にも取り付けることが可能です。

参考価格は、税込み306円(送料別)とお手頃価格でしょう。

その他には、窓の上部の張り出した部分を利用する方法があります。

室外で、窓の上の壁に少し出っ張った部分があれば、そこにロープですだれの上部を結び付け、磁石やテープでロープを固定することができるでしょう。

窓の外に出てすぐ物干し竿があるなら、そこに吊ることもできます。

このように、さまざまな方法がありますので状況に応じて選んでみてください。

ちなみに、よしずの設置方法は立てかけるだけでいいので簡単ですが、風で倒れないような工夫を忘れないでください。

すだれの選び方

すだれの取り付け方法をご紹介しましたが、どのような商品を選べばいいのでしょうか。

選び方のポイントを知っておきましょう。

●大きさのチェックを忘れずに

窓全体の横幅・縦幅に合うように、すだれのサイズを確認しましょう。

大きさが合わずに隙間から日差しが入ってくる、なんてことにならないように、取り付け位置からしっかりと測ることが重要です。

●洋風すだれでおしゃれに

竹ではなく、その他の素材で作られた洋風のすだれもあります。

UV加工が施された繊維を使ったもの、プラスチックタイプ、アルミ製のものなど、デザイン性や機能性が優れた商品の中から気に入ったものを選ぶのもいいかもしれません。

●使い捨てなら楽

室外に吊るすすだれは汚れやすく、傷みやすいものです。

使わない季節に取り外して保管する際には、洗って乾かし、防虫剤と一緒に収納する手間がかかることもあるでしょう。

そのため、1,000円以下のリーズナブルなすだれを選び、使い捨てにしている方もいらっしゃるようです。

すだれを室内に吊るす際の注意点!巻き上げ式が便利

すだれを室内に取り付けたい場合には、いくつかの注意点があります。

まず、繰り返しになりますが、室外に吊るすよりは効果が低いということです。

また、カーテンの代わりと考えて使用する場合、防犯性が低くなるおそれがあります。

すだれは透けて見える素材が多いため、夜は特に、窓の外から部屋の中が見えてしまうことが考えられます。

すだれをカーテンとして使いたいなら、レースカーテンのようなものだと考えて、厚手のカーテンと組み合わせてお使いになることをおすすめします。

または、窓に目隠しフィルムを貼ることもできるでしょう。

それから、すだれには巻き上げ式になっているものもあります。

巻き上げ機が付いていれば、雨が急に降り始めた時や台風の時にサッと巻き上げておくことができますので便利です。

室内でインテリアとして取り入れる場合にも、臨機応変に巻き上げておけると便利だと考えられます。

購入の際には、ぜひ参考にしてください。

※巻き上げ機単体でも販売されています。

すだれの取り付け方は簡単!

すだれの取り付け方は簡単で、取り付けるためのグッズもお手頃価格のものが多いため、窓に合った商品を選べれば、すぐ取り付けることができるでしょう。

暑さ対策を考えた時に、室外の窓から少し離れたところに吊るすのが効果的だということを覚えておいてくださいね。

また、巻き上げ式のすだれを選んだり、巻き上げ機を購入して、まとめる手間を省きましょう。