傷んだ窓のゴムパッキンを修理!掃除方法や交換時期はいつ?

賃貸物件に住んでいるとき、部屋の掃除はしっかり行っていたとしても、窓のゴムパッキンの掃除はつい忘れがちですよね。

窓のゴムパッキンは意外と汚れが溜まりやすく、知らぬ間にホコリが蓄積したりカビが発生してしまいます。

拭いても汚れが取れなかったりヒビが入るなどの劣化が見られたら、交換修理の必要があるかもしれません。

こちらでは、窓のゴムパッキンの働きや掃除方法、修理のタイミングなどを解説していきます。

窓のゴムパッキン!なぜついているの?

窓にはゴムパッキンがついていますが、窓の縁に目立たないようについていることからあまり重要でないように考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ゴムパッキンには非常に重要な役割があります。

それは、サッシと窓ガラスを固定するという役割です。

窓は、金属や樹脂製のサッシ、窓ガラス、ゴムパッキンで構成されており、ゴムパッキンは硬い窓ガラスやサッシをしっかり支える働きを担っているのです。

また、ゴムパッキンには衝撃や外からの振動の影響を和らげる役目もあります。

窓の開閉は案外強い衝撃が発生していますし、屋内外を隔てる壁のうち最も薄い窓は外の振動や天候の影響を受けやすいと言えます。

これらの衝撃が直に窓ガラスに伝わると割れたり欠けてしまう恐れがあるのですが、ゴムパッキンはその柔軟性によって衝撃を吸収しているのです。

それでは、もしゴムパッキンが劣化してくるとどうなるでしょうか。

そうなると、窓ガラスとサッシを支えている働きが弱まってしまい、窓ガラスが振動などを受けたときに割れやすくなってしまうことが考えられます。

窓が割れるような事態になって窓全体を修理することになっては大変ですよね。

安全性のためにも、窓のゴムパッキンはきちんとしたお手入れが必要なのです。

忘れがちな窓のゴムパッキンの掃除!しないとどうなる?

季節の変わり目などには、お住まいの賃貸物件の窓掃除をする方も多いと思います。

ちょっと拭き掃除をするだけで汚れた窓がピカピカになる様子は、見ていて気分もスッキリすることでしょう。

しかし、忘れがちなのが窓のゴムパッキンの掃除です。

ゴムパッキンは定期的にお手入れしていれば長く使えるものですが、何もしないまま放っておくとホコリが蓄積したりカビが発生してしまいます。

ゴムパッキンにホコリが蓄積しているだけなら拭き取ればキレイになりそうですが、厄介なのはカビです。

ゴムパッキンの汚れの多くがカビによるものだということですので、カビが溜まっていないかのチェックも大切です。

カビはアレルギーの原因ともなりますので、カビを発生させないということも大事なポイントとなるでしょう。

ゴムパッキンは掃除をしていなければ劣化も早く進むことになり、ひび割れたり破れたりすることもあります。

劣化によって窓ガラス自体も割れやすくなってしまうことから、定期的に掃除をする必要があるでしょう。

ゴムパッキンの劣化による窓ガラスの修理は避けたいものですよね。

窓のゴムパッキンはこう掃除しよう!

サッシと窓ガラスの間を支えているゴムパッキンを保護して、ゴムパッキンの劣化を防ぎ、窓ガラスの割れ・欠けによる修理にならないようにするために、掃除の仕方を覚えておきましょう。

【窓のゴムパッキンの掃除方法】

〇比較的カビ汚れが軽い場合

1.住宅用洗剤や食器用洗剤を薄めたものをゴムパッキンにスプレーする

2.数分間そのままの状態にしておく

3.濡れ雑巾などでキレイに拭き取る

4.消毒用エタノールで殺菌する

〇カビ汚れが強力な場合(上記3の工程で汚れが残っているとき)

1.水分を含んだキッチンペーパーをゴムパッキンにつける

2.塩素系漂白剤をキッチンペーパーに染み込ませる

3.15~30分そのままの状態にしておく

4.雑巾でキレイに拭き取る

それでも汚れが残っている場合は、この工程を繰り返してください。

なお、掃除の際には洗剤などの液で肌を傷める可能性もありますので、ゴム手袋を装着することをおすすめします。

カビが飛び散る心配もありますので、マスクやゴーグルをしても良いでしょう。

また、塩素系漂白剤とエタノールは混ぜると有毒なガスを発生しますので注意してください。

窓のゴムパッキンの修理が必要かどうかの見極め方法

窓のゴムパッキンですが、劣化してしまった場合は窓ガラスが割れるなどの危険性があります。

こちらでは、窓のゴムパッキンの修理が必要かどうかの見極め方法をご紹介します。

以下のような症状が出ている場合、ゴムパッキンの交換修理が必要です。

・窓ガラスが10年前のもの
・窓の開閉のとき窓ガラスがガタガタいう
・サッシと窓ガラスに隙間があり、風が入ってくる
・ゴムパッキンがサッシにめり込んでいる
・ゴムパッキンのひび割れや剥がれ

ゴムパッキンの寿命は10年くらいと言われています。

しかも、それはキチンとしたお手入れがされてこその期間ですので、もし掃除を怠っていた場合にはその寿命は10年よりも短いことが考えられます。

また、窓ガラスから何らかの音を発している場合にも、交換修理のタイミングである可能性があります。

ゴムパッキンによって窓ガラスがしっかり支えられていれば、隙間ができたりガタガタと音がするようなことはないからです。

あとは、ゴムパッキン自体をよく観察してみてください。

サッシにめり込んで細くなっていたり、ひび割れや剥がれが生じている場合には、ゴムが劣化して柔軟性を無くしていることが多いですので、この場合には交換修理が必要となるでしょう。

窓のゴムパッキンの交換修理が必要!どこに連絡?

前項を確認してみて、窓のゴムパッキンの交換修理が必要かもしれないと思った場合、どこに連絡すればいいのでしょうか?

一軒家などであればご自分で業者に頼むことができますが、賃貸物件に住んでいる場合、まず連絡すべきなのは管理会社などです。

アパートの管理をしている管理会社に連絡して、一度点検してもらうようにしましょう。

窓のゴムパッキンに限らず賃貸での修理は、基本的に管理会社を通じてしてもらうことになります。

間違ってもご自分で業者に連絡して勝手に修理するようなことはないようにお願いします。

賃貸物件は貸主のものですので、部屋に何か不具合が出たなど困ったことが起きた場合は必ず管理会社へ連絡する必要があるからです。

もし、勝手に修理してしまった場合、修理代を請求しても支払ってもらえない可能性もありますので、必ず連絡をして相談をしましょう。

窓のゴムパッキンの修理を遅らせる!普段のお手入れ

窓のゴムパッキンは寿命が10年と言われていますので、お手入れで長持ちさせ修理の時期を遅らせるようにしたいものです。

ここでは、窓のゴムパッキンにカビが生えないような普段のお手入れをご紹介します。

【ゴムパッキンのお手入れ】

1.歯ブラシや綿棒でゴムパッキンの上のホコリやゴミを取り除く

2.濡れ雑巾で拭き掃除を行う

この2つの工程を定期的な行うだけで、ゴムパッキンは長持ちさせることができます。

ホコリやゴミが溜まってカビが発生してしまう前のキレイな状態を保つことが大切ですよ。

あと、気をつけてほしい点として、窓ガラスに結露を起こさせないということがあります。

結露が発生すると、窓ガラスが水浸しのような状態になり、当然ゴムパッキンにも水分が溜まります。

そうなると、カビが発生しやすくなってしまうのです。

結露を防止するためにも、換気を行ったり結露を防止するシートを貼ったりするなどで対策をしましょう。

窓のゴムパッキン!お手入れで修理は遅らせられる

窓のゴムパッキンには、サッシと窓ガラスを支える大事な役割があります。

また、窓のゴムパッキンは寿命が10年と言われており、劣化が進んでくると窓ガラスが割れてしまう恐れがあります。

ゴムパッキンの寿命を延ばすには、定期的なお手入れが必要です。

もしカビが発生してしまった場合は、ご紹介した方法でカビを除去してください。

ゴムパッキンの交換修理が必要になった場合には、賃貸では管理会社への連絡が先決です。