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二級建築士の試験の難易度は?独学で製図合格を目指す!

2019.11.7

二級建築士の試験を受験する皆さん、学科・設計製図の勉強は順調に進んでいますか。

多くの方は学校や通信教育などを利用して試験に挑むことでしょう。

しかし、中には独学で合格を目指す方もいらっしゃるはずです。

この記事では、二級建築士の試験概要や難易度、勉強方法などについてまとめました。

独学で二級建築士の試験合格を目指す方は、ぜひご一読ください。

二級建築士の試験概要

これから二級建築士の試験を受験しようと試みている皆さん、試験概要や難易度、勉強方法などたくさんのお悩みや不安を抱えているのではないでしょうか。

この項では、二級建築士の試験スケジュールを簡単にご説明します。

二級建築士の試験は年に1回、各都道府県で実施されています。

例年、受験申込の受付は4月頃に開始され、7月に学科試験が行われます。

そして、学科試験合格者のみが、9月の設計製図の試験を受験することができます。

この学科試験と設計製図の試験の2つに合格して初めて、二級建築士の資格を得ることができます。

なお、設計製図の試験は試験日の約3か月前に課題が公表されます。

設計製図の試験に独学で合格するためには、試験課題がいつ公表されるかを把握することはとても重要です。

5月下旬~6月上旬頃には、建築技術教育普及センターのホームページを随時チェックするようにしましょう。

また、「学科は合格したけれど、設計製図は不合格だった」場合、翌年と翌々年の学科試験が免除されます。

独学で合格できる?二級建築士試験の難易度

二級建築士の難易度についても気になるところでしょう。

建築技術教育普及センターによると、平成30年度の学科合格率は37.7%、設計製図合格率は54.9%、総合合格率は25.5%と発表されています。

この数字から見ても、二級建築士の試験に合格することは容易ではないことが分かるはずです。

そのため、学校や通信教育、職業訓練校などを利用し、カリキュラムに沿った学習を積む方が多くいらっしゃいます。

そうすることで、確実に合格レベルに達することができると言えます。

また、同じ試験に挑むライバルを身近に感じながら学習することは、刺激になり、学習意欲も保ちやすいでしょう。

一方で、二級建築士の試験は独学で合格する方が大勢いらっしゃるのも事実です。

難易度が高いとは言え、しっかりと学習計画を立て、自分自身を管理することができれば、独学でも合格可能な試験です。

次項では、その試験内容を詳しく見ていきましょう。

二級建築士の試験内容と独学の対策

それでは、二級建築士の試験内容を見ていきましょう。

学科試験には、「計画」「法規」「構造」「施工」の4科目があります。

各科目とも建築士として最低限必要となる基本知識が問われるため、基本的なことを重点的に学習することで、無理なく合格を目指すことができるでしょう。

学科試験に合格すると設計製図の試験がありますが、前項でも触れたよう設計製図試験の平成30年度の合格率は54.9%でした。

この数字から「製図は意外と簡単なのでは?」と思ってしまいがちです。

しかし、この数字に惑わされてはいけません。

設計製図の試験は、5時間で設計を完成させるというとても過酷なものです。

作図力が大きなウェイトを占めるため、時間内に面積表も含めて図面を完成させることが重要になります。

あらかじめ試験課題が公表されるものの、設計条件の詳細などは当日まで確認できないため、課題から想定されるさまざまなパターンを準備して試験に臨むことが大切です。

また、5時間という短い時間で設計をすることは、実務の中ではまずないことです。

そのため、例え、日頃から建築設計に従事して実力のあるという方でも試験に合格できるとは限らないのです。

独学で製図試験を突破するには、試験時間内に与えられた設計条件から図面を完成できるように、試験に合わせた訓練が必要だと言えます。

独学で二級建築士合格を掴むポイント

さて、ここでは独学で二級建築士の試験に合格するためのポイントをご紹介します。

学科試験では、参考書、問題集、過去問といった順で学習を進めていくことをおすすめします。

最初の3か月で、要点が整理されたポイント参考書を使い4科目をひと通りまんべんなく学習します。

次の3か月では、分野別問題集を解きながら理解を深めましょう。

そして最後の2か月では、模擬試験を受けるつもりで年度別の過去問を解いていきます。

本番では、各科目13点以上、総得点60点以上が合格基準ですが、過去問では満点を目指しましょう。

また、設計製図試験は5時間という長丁場になるので、体力・忍耐力・思考力が重要になります。

できるだけ早く設計製図試験対策に取り組み、頭で考え手をひたすら動かす作業を繰り返すことが大切です。

そして、独学では間違えた図面を描いていても気づかないことが多くあります。

建築士の資格を持っている先輩や職場の上司などにお願いをして、描いた図面をチェックしてもらうことも重要です。

独学で二級建築士に合格するために学科・設計製図の必要な勉強量は?

実際に二級建築士を独学で合格した方は、どれほどの勉強量を積んだのでしょうか。

二級建築士試験、独学合格者の声をご紹介します。

●学科試験半年前から、平日4時間、土日10時間勉強した。

●電車通勤の時間や昼休憩など、隙間時間を有効活用した。

●全科目の問題集を3回以上は繰り返し解いた。

●設計製図課題が公表される前までは週に1枚作図を完成させ、その後は3日に1枚描いた。

●図面の書き方が頭に入るまでトレースを10枚以上、エスキスは問題集を見ながら5枚以上描いた。

●作図に慣れるようトレースを重点的に13枚くらい描き、試験1週間前から1日1枚描いた。

二級建築士の試験を受験する方の中には、仕事をしながらという方もたくさんいらっしゃることでしょう。

独学では、勉強するための時間を確保することやモチベーションを保つことが難しくもあります。

なぜ建築士の資格が欲しいのかということを明確にして合格へのモチベーションを上げ、試験まで気持ちを強く持つことができれば、合格に近づくことができるでしょう。

独学で製図合格を目指す!製図道具の重要性

最後に、設計製図の試験で不可欠である道具についてお話しします。

設計製図の試験に独学で合格するには、道具にこだわることも大切です。

製図道具は建築士の仕事の要でもあります。

試験に合格し良い仕事をするための必要な投資であると考え、良い製図道具を選びましょう。

設計製図に必要な道具は以下のようなものです。

・製図用消しゴム
・製図用シャープペン
・Bまたは2Bのシャープペンの芯(0.5mm)
・平行定規(マグネット式)
・三角定規(小)
・テンプレート付き三角定規
・三角スケール(30cm)
・三角スケール(小)
・テンプレート(家具や衛生陶器がないもの)
・フローティングディスク
・字消し板
・製図用ブラシ
・ドラフティングテープ
・赤青鉛筆
・練習用方眼用紙

試験に持込不可の物については、事前に建築技術教育普及センターのホームページなどで確認してください。

二級建築士は独学でも合格可能!

二級建築士の試験は独学でも合格は可能です。

しかし、独学ではどうしても時間を確保することや、モチベーションを保つことが難しくなります。

しっかりと勉強のスケージュールを立て、コツコツと勉強を続けることが大切です。

また、設計製図の試験では体力と忍耐力、思考力が重要になります。

早い時期から対策をはじめ、周りにいる建築士の先輩などに図面のチェックをしてもらうようにしましょう。

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