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内装を白で統一した家ってどう?メリット・デメリットは?

2019.11.30

内装が「白」で統一された家は美しく、目を引きますよね。

「白」は明るく、清潔感が感じられる色です。

部屋全体を白でトータルコーディネートすると、おしゃれでモダンな空間となります。

この記事では、「白」のトータルコーディネートがもたらす「メリット」や「デメリット」から、おしゃれな空間をつくり出す「白の使い方」など、家に「白」を上手に取り入れるコツをまとめてご紹介します。

家の内装に「白」がよく使われるワケ

家の内装には、壁や床、天井、扉、照明、造作家具(つくり付けの家具)などがあります。

これらの中で、広い面積を占めるのは、壁・床・天井です。

家の内装の大半を占める壁や天井には、「白系」の壁紙が使われることが多いですよね。

どうして「白」は使われることが多いのでしょうか。

「白」は無彩色で、色の中で最も明度が高く、また光を反射するため部屋全体を明るくします。

また、「白は膨張色」といわれるように、ものを膨張させ、大きく見せるといった特徴があります。

この他にも、「白」が内装に多く使われる理由として、「飽きが来ない」「どんなインテリアとも相性が良い」「赤外線の吸収率が低いため涼しさが保たれる」などが挙げられます。

外国では、壁紙などに色物や柄物を取り入れていることが多いですが、日本ではまだ色柄物を取り入れる風潮があまり普及されていません。

これも白を多く取り入れる理由の一つでしょう。

家の内装を「白」で統一!白のトータルコーディネートがもたらすメリット

前項でお話ししたように、「白」は家の内装で多く使われる人気の色です。

近年、この「白」で、家全体をトータルコーディネートするスタイルをよく見かけます。

壁や天井だけでなく、床や家具まで「白一色」で統一するスタイルです。

おしゃれでモダンな空間を作る「白」のトータルコーディネートは、多くのデザイン雑誌でも取り上げられ、紹介されています。

白のトータルコーディネートは、次のようなメリットをもたらします。

●品の良い空間がつくれる

「白」の内装で統一すると、明るさと清潔感が生まれ、品が良く、知的で洗練された空間がつくり出せます。

●すっきりとした広々空間を生む

部屋全体を「白」で統一することで、空間が広く感じられ、すっきりとしたイメージを生みます。

●ミニマムスタイルにぴったり

ミニマムライフを目指す人に、白のトータルコーディネートはおすすめです。

ミニマムライフは、「最小限・最低限のもので生活を豊かに暮らす」というスタイルのため、シンプルでありながら個性が出せる白のトータルコーディネートは、ミニマムスタイルに合っているでしょう。

実はデメリットもある?真っ白な家の内装には注意を!

「白」でトータルコーディネートする家の内装には、前項でお話ししたようなメリットがありますが、実はいくつかデメリットも見られます。

白のトータルコーディネートで挙げられるデメリットには、次のようなものがあります。

●白過ぎて目が疲れる

白は、光を反射し明るくする特徴を持つ反面、日光が多く差し込む部屋や、明るめの照明を使用する部屋などではまぶしく感じ、目が疲れてしまうことがあります。

●落ち着かない

白という色は、明るく清潔感がありますが、人を疲れさせてしまう面もあります。

一般的に、人が落ち着ける光の反射率は60%以下といわれていますが、「白」の反射率は88%のため、緊張感をもたらし、心理状態や体調に影響を及ぼすこともあるのです。

●無機質なイメージをもつ

部屋全体が「白」の空間に長時間いると、無機質な感じからネガティブなイメージ持ってしまい、やる気をなくしたり無気力になったりすることがあります。

●掃除が大変

白は、汚れが目立ちやすいものです。

トータルコーディネートした白い家具も、年月が経つほどくすんでいき、汚れも簡単には落とせなくなります。

●コーディネートが難しい

白のトータルコーディネートは、コーディネートの中でも上級で、高いインテリアセンスを必要とします。

失敗しないためには、プロのコーディネーターに依頼するか、参考例をもとにある程度研究することが必要です。

間取り別!内装での「白」の使い方のコツ

家の内装を「白」でトータルコーディネートする場合には、得られるメリットを活かし、いくつかのデメリットに気をつけながらコーディネートすることが重要になります。

それでは、白を基調としたコーディネートでは、具体的にどのようなコツを押さえれば良いのかをご紹介していきます。

【白基調の間取り別コーディネートのコツ】

●リビング

壁や天井、床を、白系で統一するので、家具や装飾品の素材やデザインに変化をつけるのがコツです。

クッションや壁にかける装飾品、小型のテーブルなどに「黒」の色を入れると、部屋が引き締まります。

また白は、ナチュラルな植物のグリーンや、ぬくもりのある木の色・素材との相性が良い色です。

ものの置き過ぎに注意しながら、植物のグリーンや木のアイテムを取り入れると、落ち着いた空間がつくれます。

●キッチンやダイニング

食事を作ったり楽しんだりするキッチンやダイニングでも、白を基調に家具や小物に「指し色」を取り入れるのがコツです。

キッチンやダイニングでは、調理に使う木製やステンレス製のアイテムに合わせて、茶系やシルバー系の色で統一するのがおすすめです。

ダイニングチェアやテーブルクロス、調理家電や調理グッズなどの色を統一して、好みのスタイルで爽やかさやエレガントさを演出しましょう。

次項ではさらに、白を基調とした、おすすめの間取り別コーディネートのコツをご紹介していきます。

小さな空間の内装も「白」でコーディネートしよう

「白」のトータルコーディネートは、家のあらゆる場所の内装に使え、それぞれでおしゃれを演出することができます。

●寝室

寝室で「白」のトータルコーディネートを取り入れる場合は、素材や白の色味を工夫するのがコツです。

真っ白なベッドシーツやカーテンは清潔感をもたらしますが、病院のようなイメージを与えてしまうことがあります。

おしゃれで心地良い空間の寝室にしたいのであれば、「素材」や白の「色味」を工夫してみましょう。

白であっても、素朴な味わいのある生成色(きなりいろ)やオフホワイトのアイテムを使うと、無機質な印象が薄まります。

また、ファーやタオル地のような素材を使うと、柔らかい落ち着いた雰囲気をつくり出せます。

●トイレや洗面所

清潔感を保ちたいトイレや洗面所では、白のトータルコーディネートがおすすめです。

「白」を基調としたトイレや洗面所は、清潔感があり圧迫感も軽減され、快適な空間を演出します。

タオルや窓際に置く小物などで差し色(グリーンや黒、ベージュなど)ものを使うとアクセントとなり、おしゃれな演出ができます。

●玄関

家の顔となる玄関は、明るい空間にしておきたいものですよね。

白のトータルコーディネートでつくり上げる玄関は、ディスプレイを工夫してスタイリングしましょう。

あまりものを置き過ぎず、目を引くような大きめのアートや観葉植物、傘たてなど、モダンなアイテムや温かみを感じるアイテムで、好みの玄関をつくり上げましょう。

家の内装に「白」を使う時の注意点をご紹介

家の内装を「白」でトータルコーディネートする時のコツについてお話ししてきましたが、実際に「白」を使う場合には、前にご紹介したデメリットを補うための工夫や注意が必要です。

最後に、「白」をコーディネートに使う時の注意点や、おすすめの内装材料をご紹介します。

前にお話ししたように、「白」は人に緊張や疲れを及ぼすこともあります。

白を使う場合には、真っ白や無機質感のある空間にならないような工夫が必要です。

壁や天井に使う白も、色味を選んで、アイボリー系やクリーム系、ベージュ系、オフホワイト系といった淡い色のものを取り入れましょう。

また、質感も大事です。

床面は、木目のあるナチュラルな素材や色のものを使うなど、温もりが感じられる工夫をすると良いでしょう。

壁紙の素材にも、紙や布、ビニール、珪藻土や漆喰などさまざまなものがあるので、素材感を実際に確かめて選ぶことをおすすめします。

また、「白」は汚れの目立つ色なので、壁紙など選ぶ際には、汚れやキズに強い機能のものを選びましょう。

汚れやキズが付きにくい壁紙や床材を選ぶことで、掃除の負担が減らすことができます。

白のトータルコーディネートをお考えの場合は、このようにいくつかの注意点を押さえ、工夫を凝らしておしゃれにつくり上げてみましょう。

「白」のトータルコーディネートにチャレンジしてみよう

「白」は明るさや清潔感があり、使いやすい色です。

白一色でトータルコーディネートする内装は、上級のインテリアコーディネートといえます。

使い方によっては、白は無機質感や緊張感が出てしまうことがあります。

このようなデメリットを軽減させるために、材料選びやアクセントとなる差し色のアイテムを上手に取り入れて、憧れの白のトータルコーディネートを実現させてみましょう。

 - インテリア, 建物