マイホームを購入するのにあたって内装は重要な部分です。
「どんな雰囲気の部屋にしようか」と頭のなかでイメージしても難しいものですね。
そこで今回は、間取りや部屋のテイストについてお話しし、床やクロスと収納についてもお伝えします。
マイホームの内装でお悩みであれば、是非参考になさってください。
マイホームを購入する!内装って何?
マイホームを購入すると注文住宅の場合は、内装を決める必要がありますが、内装は一体どの部分のことをさすのでしょうか。
内装とは建物の内側にする装いのことで、外装に対する言葉として扱われています。
天井・壁・床などの室内の仕上げをさす意味で使用されます。
他にも、ドア・窓・照明・コンセント・収納などの設備に使用されている下地材も内装に含まれます。
内装に使用される建材は、たくさんの種類があるのでイメージする雰囲気に近いものを探すことができるかもしれません。
しかし、選ぶ建材によっては価格も特性も大きく異なるので、悩む方も多いといいます。
例えるならば、「床を無垢材にしたい」となれば、ヒノキやスギなどの木を使ったフローリングにもでき、木の香りや温かみを感じることができるでしょう。
また、無垢材を使っているからこそ、味のある木目を楽しむことができるといえますが、工事費は一般的な合板フローリングよりも高値であることが多いです。
マイホームの内装をイメージする前に!間取りを考える!
マイホームを購入するとなれば、最初にどの大きさの家を建てるのかを決め、間取りを考えます。
クロスや床などの内装がおしゃれであったとしても、自分たちが生活しにくければ「イメージしていたものではなかった」という結果を招く可能性もあります。
暮らしていくために欠かすことのできない部屋は、寝室・浴室・洗面室・トイレ空間などで、居間と食道と台所が仕切りなく続く「リビングダイニングキッチンを設けたい」という方も多いでしょう。
また他にも、書斎やウォークインクローゼットや、趣味の部屋が必要な方もいらっしゃるかもしれません。
また、生涯夫婦2人で過ごす場合と、今後子供を授かるかもしれない、またはペットを飼うかもしれないなどの想定をした場合では、間取りの考え方も変わります。
子育てがしやすかったり、老後に生活しやすかったりなど普段の生活を考えた間取りにすると、長期的に暮らしやすいマイホームづくりができるでしょう。
ある程度、どのような間取りにするのかを決めたら、ここから内装を考えていきます。
マイホームの内装を決める!イメージするのはどんな部屋?
マイホームの間取りがある程度完成したら内装を決めていきますが、最初にどのようなテイストの部屋にしたいかをイメージしておくと、よいかもしれません。
部屋のコンセプトは色々なものがありますが、そのなかでも人気のテイストを3つ、特徴と一緒にお伝えします。
●ナチュラルテイスト
先にお話ししたような無垢材を使用し、木目や壁の質感を楽しむことができるのがナチュラルテイストの大きな特徴です。
自然の温もりを感じさせてくれるので「素材をそのまま生かしている雰囲気が好き」という方に人気です。
●モダンテイスト
全体をモノトーンでまとめ、色の数も最小限に抑えすっきりとした印象がモダンテイストの特徴です。
「シンプルであり、直観的な雰囲気が好き」という方におすすめしたいテイストです。
●カントリーテイスト
欧米の田舎風の雰囲気が可愛らしい印象です。
「優しくて温かいイメージが好み」という方はカントリーテイストがおすすめです。
内装を考えよう!床の色で部屋の印象が決まる!
マイホームの全体のテイストが決まったらいよいよ内装を決めていきますが、数多くある内装のなかから床・壁・天井の色に絞って考えていきましょう。
床・壁・天井の色を決めるときは、工務店や住宅メーカーなどにあるサンプルを参考にしましょう。
●床の色
床の色は部屋の大半を占めるため、部屋の印象を決める大切な部分です。
主に、白系・黒系・茶系の床があるので、ご自分のイメージしているテイストに近い色を選べるといいですね。
白系の床は、膨張色であることからトイレや洗面室などの広くはないスペースに使用すると、部屋を広く見せてくれるメリットがありますが、黒いゴミが目立って見えるのでこまめな掃除が必要です。
黒系の床は、他の床にはない高級感を演出することができます。
また、変色や劣化が目立ちにくいというメリットがあるので、白系の床に比べると長期的に使用できるといえます。
茶系の床は、コーディネートしやすいだけでなく、自然の雰囲気を出しやすい色です。
しかし、茶系の床の色は種類が多いため、戸建てに限らず賃貸物件などでも多く見かける色でもあるので「茶色はありきたり」という意見を持つ方もいます。
クロスの色はどうする?アクセントクロスも活用しよう!
次は、クロスの色を考えますが、床やドア・床とクロスの境目となると巾木の色・収納扉などのバランスを考えていただくとよいでしょう。
メーカーや工務店などには、クロスのサンプルが置かれていることが殆どで、その種類もかなり豊富であるケースが多いです。
特に、多く使われる白系のクロスは色のトーンもさまざまなので、迷われることがあるかもしれません。
その際は、ライトで照らしてみたり複数枚のサンプルを並べて比較したりすると、種類豊富な白系のクロスのなかからお気に入りの一枚を見付けることができるかもしれません。
それ以外にも、部屋の一部だけクロスを変える「アクセントクロス」というものもあるので、上手く活用すると、したい部屋のイメージにグッと近づくかもしれませんね。
床・クロスなど理想のマイホームの内装のイメージができたら、細かな部分である収納の使い方のイメージもしてみましょう。
住みやすいマイホームにするために生活をイメージした収納にしよう!
マイホームの内装のなかでも、収納は重要視したいところの1つといえます。
特に考えたいのは、収納の奥行きに関してです。
例えば、奥行きの深い収納には、布団や衣替えした衣類などのかさばるものを入れておくのに適しています。
一方で、奥行きの浅い収納は、キッチン用品やスパイスなどの小物入れなどで活躍してくれます。
奥行がないぶん、常にものが手前にあるので取り出しやすく使いやすいですね。
このように、何をどのように収納するのかをある程度イメージしておくと失敗が少なくなるでしょう。
他にも、充電式掃除機を使用するご家庭であれば、収納スペースにコンセントを付ける方もいます。
そうすることで、掃除機を充電しつつ収納することができれば生活感をなくすことができるので、見た目がすっきりします。
このように、どういう用途で使用するのかをイメージすると、使いやすい収納にすることができます。
クロスや床などの見た目だけでなく、自分が生活を送っているイメージをすると、住みやすいマイホームにすることができるでしょう。
使いやすく素敵な内装のマイホームにしよう!
今回は、マイホームの内装に関してお話ししました。
内装は家の雰囲気を決める大切な部分となるので、きちんと考えなければなりません。
また、収納に関しては、実際に生活を送ることをイメージされると便利で、住み心地のよい家になるでしょう。