多くの人が憧れる一軒家。
終の棲家となれば、居心地のいい家にしたいものです。
居心地のいい家とはいわば、開放感がありおしゃれな家のことではないでしょうか。
そこでこの記事では、居心地のいい内装のポイントについて解説していきます。
おしゃれな内装のポイント
一軒家を手に入れるとなると、雑誌やインターネットでいろいろな家を見てみる人も多いことでしょう。
昨今ではインスタグラムなどで、おしゃれな家を見かける機会も多くなりました。
そのような情報はとても参考になりますよね。
おしゃれといわれるような内装の家は、あるポイントをおさえています。
まずは、「色の使い方」です。
建具や家具にどのような色を選ぶかで、見た目の印象は大きく異なります。
次に、「光の使い方」です。
「光」は明るければいいというものではなく、照明を効果的に使用することで立体感のある空間を生み出すことができます。
光の使い方によって、内装の見え方はまったく違ってきます。
最後は、「間取りや家具の配置」です。
おしゃれな家は、開放感があって居心地がいいと感じることが多いです。
また、家具の配置によっても開放感の有無が関係してきます。
それでは、それぞれのポイントについてもう少し掘り下げていきましょう。
内装をおしゃれにするには色の使い方が肝心!
せっかく手に入れる一軒家ですから、居心地のいいおしゃれな空間にしたいものですよね。
居心地のいいおしゃれな空間にするには、色の使い方が大切です。
内装の色の考え方としては大きく分けて、ベースになる色・メインになる色・アクセントになる色の3色があります。
実は、これらの色の配分によって内装の印象が大きく変わるのです。
一般的に、ベースになる色は全体の70%、メインになる色は25%、残りの5%がアクセントになる色だとバランスがいい配分とされています。
内装の大部分を占める床や天井、壁など、ベースになる色は全体の印象を左右しますので、どのような雰囲気にしたいのかを考えて決めていきます。
広く明るく見せるには、白っぽい色にするといいでしょう。
重厚でシックな内装にしたいならば、ダーク系の色を選んでみましょう。
内装のメインとなる色は、カーテンやソファなどで使用します。
アクセントになる色はクッションなどの小さなもので使用しますが、どちらも暖色系や寒色系など、色味を統一させるとまとまりのある印象の内装になりますよ。
光の使い方次第で内装の印象が左右!?
おしゃれな内装にするには、光の使い方にも気を配りましょう。
以前より一般的に使用されているシーリングライトは部屋全体を明るく照らしますが、立体感のない平坦な印象があります。
しかし、雑誌やインスタグラムで見かけるおしゃれな一軒家ではシーリングライトを使用せず、まるでカフェのような空間を演出しています。
どのような照明を使用しているかというと、ダウンライトです。
また、間接照明を活用して、おしゃれな空間に演出しているのです。
これらは、「光の色」の違いが関係してきます。
一般家庭で使用される光の色は大きく分けて、昼光色・昼白色・電球色があります。
昼光色は青っぽく明るい色で、一般的なシーリングライトの色味です。
オフィスや子供部屋に適しているといわれています。
昼白色は太陽の色に近い色で、リビングなどに適しています。
電球色はオレンジがかった色で、リビングやお風呂、寝室などに適しているといわれています。
おしゃれな空間を演出するには、光の色を意識しつつ、照明の配置や光の当て方にも注力してみましょう。
自分たちで光の使い方を考えるのは難しいですから、ぜひハウスメーカーなどの担当者に相談してみてくださいね。
おしゃれな一軒家は間取りや家具の配置に工夫がある!
おしゃれな一軒家は、開放感がたっぷりあることが多いです。
どのような家でも、土地の広さや立地の関係でどうしても間取りに制限があることは否めません。
しかし、可能な限り壁を作らないことで、想像以上の開放感が得られることがあります。
壁が少なく開放感があると、通気性がよくなります。
また、光が部屋の奥まで届くので明るくもなるのです。
さらに、家具の配置にも工夫があります。
おしゃれな内装に見せるには、家具を等間隔で配置することがポイントです。
縦のラインや横のラインそれぞれの高さに着目し、バランスよく家具を配置していきましょう。
どちらも高さを合わせることで、空間がすっきりと整います。
家具は気に入ったものを選びがちですが、購入する前に、一緒に使用する家具とのバランスをよくチェックすることをおすすめします。
どんな一軒家がおしゃれ?
おしゃれな内装の一軒家にしたいものの、具体的なイメージが湧かないこともあるでしょう。
そこで、多くの人に人気のある代表的な内装をご紹介していきます。
●シンプルモダン
高級ホテルのようなシックな内装にしたいならば、シンプルモダンの内装がおすすめです。
壁や床など、内装のベースになる色は白、メインとなる色は黒などダーク系にします。
照明にはシーリングライトは使用せず、ダウンライトを設置します。
ところどころ、効果的に間接照明を活用すると、まるで高級マンションのモデルルームのような空間になりますよ。
●ナチュラル系
多くの人に人気なのがナチュラル系の内装です。
基本的に「木」がベースで、個性的な内装ではなく、万人受けされるような内装に仕上げたい人におすすめです。
床はもちろん、家具も木にして、樹種も揃えると統一感のあるおしゃれな空間になります。
こんな一軒家に住みたい!と思うような内装とは?
引き続き、一軒家の人気のある内装をご紹介していきます。
どちらも、こんな一軒家に住みたいと思うような人気の内装です。
●北欧風
昨今、多くの人から支持されている内装といえば北欧風です。
ナチュラル系の内装と少し似ていますが、基本的に「木」がベースです。
メインとなる色には淡い水色や黄色などを使用し、木も明るめの樹種を使用します。
可能であれば、幅木は存在感があまりない細めのものがおすすめです。
アクセントになるクッションなどのファブリックには北欧ブランドのアイテムを投入すると、よりおしゃれな内装になります。
●レトロ風
新品よりアンティークが好きな人であれば、レトロ風の内装がおすすめです。
こちらも「木」をベースにすることが多いですが、床だけではなく壁も木がおすすめです。
ただし、これまでの内装と異なる点は「古材」のイメージにすることです。
本物の木材を使用することが予算的に厳しい場合は、古材風の壁紙や床材もありますのでチェックしてみてください。
アクセントに、照明器具などはヴィンテージ感のあるものを選ぶと、よりおしゃれな空間になりますよ。
色や光、間取りや家具の配置にこだわって居心地のいい内装を目指そう
せっかく一軒家を購入するのであれば、居心地のいいおしゃれな空間にしたいものですよね。
人それぞれ居心地のいいポイントは異なりますが、気になる内装はあったでしょうか。
いわゆるおしゃれといわれる内装では、「色の使い方」「光の使い方」「間取りや家具の配置」にこだわっていることが多いです。
それらに着目して、ぜひおしゃれな内装の一軒家を手に入れてくださいね。