塀や擁壁をきれいにしたい!洗浄・塗装のDIYにチャレンジ!

ご自宅の印象を左右する、塀や擁壁(ようへき)は汚れていませんか?

いくら家の外壁やエントランスが美しかったとしても、それらを囲っている部分が汚ければ、美観は損なわれてしまいます。

苔や雨だれ、排気ガスで汚れているなら、きれいに洗浄していきましょう。

また、「DIYで塗装してみたい!」という方のために、塗料選びのポイントや作業手順もご紹介します。

気になる方は、ぜひご一読ください。

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「擁壁」とはどんなもの?

今回は、塀や擁壁のメンテナンスについてお話ししていきますが、そもそも「擁壁」という言葉の意味はご存知でしょうか。

擁壁とは、隣家や道路に高低差がある土地でよく見られる、壁状の構造物を指します。

斜面状態を解消するために、この擁壁を設けるのです。

擁壁には土留めとしての役割もありますから、非常に重要な土木工事と言えるでしょう。

【擁壁の種類】

●コンクリート擁壁(逆T字、L字、逆L字、重量式、もたれ式など)

コンクリート擁壁は、「無筋コンクリート擁壁」と「鉄筋コンクリート擁壁」に分けられます。

構造上、水抜き穴を設置する必要があります。

●間知ブロック擁壁

斜めに傾斜をつくりながら、ブロックを積んでいきます。

上記のコンクリート擁壁と同様に、水抜き穴の設置が求められます。

●大谷石積み擁壁

大谷石積み擁壁は、現行基準を満たさない「不適格擁壁」です。

洗浄やDIYでの塗装とは別に、状況次第では建て替えや解体を検討したほうが良いかもしれません。

不適格擁壁には、「空石積み擁壁」や「二段擁壁」も該当します。

塀や擁壁の経年劣化!初期ならDIYで対処可能

屋外に設けられた塀や擁壁は、時間の経過とともに劣化していきます。

風雨に紫外線、排気ガスと、日々たくさんのダメージを受けているのです。

もし劣化状態が軽度であれば、ご自身の手でメンテナンスすることも可能ですから、早めに対処していきましょう。

対象となる塀や擁壁が、コンクリート製だった場合には、

・髪の毛の太さくらいのひび割れがある(ヘアークラック)
・白っぽい粉が発生している(エフロレッセンス)
・苔や藻が生えている

この程度であれば、業者に依頼することなく、洗浄やDIY塗装などで対応できるはずです。

ヘアークラックには、市販の補修材を使います。

隙間を埋めていくことで、内部劣化の進行をくい止められるかもしれません。

また、エフロレッセンスが気になるようであれば、酸性洗剤で洗うときれいにすることができます。

苔や藻が発生しているときの洗浄方法については、次項で詳しくご紹介します。

苔汚れの落とし方!塗装の前に洗浄してみよう

ご自宅の塀や擁壁に、苔などの汚れが付着しているなら、以下の洗浄方法をお試しください。

また、DIYで塗装していく前にも、下準備として必要な作業となります。

【ブラシでこする】

低コストなのは、ブラシや中性洗剤などを用意して、こすり落としていく方法です。

ブラシの毛先は柔らかく、柄の部分が伸縮するタイプのものを選びましょう。

そのほかには、中性洗剤を準備しておきます。

洗浄時に使用するホース、バケツ、手袋なども必需品です。

準備が整ったら、ホースで全体に水をかけていきます。

バケツに水と中性洗剤を入れておき、薄めたものをブラシにつけて、汚れをこすり落としていきましょう。

汚れが落ちたところで、全体に水をかけて作業は完了です。

【高圧洗浄機を使用する】

広範囲にあるしつこい汚れを手早く落としたいなら、高圧洗浄機がおすすめです。

メーカーや動力によって、機能や特徴は異なります。

①ガソリンエンジン:水圧は高いものの、稼働音がうるさく重いのがネック

②インジェクションモーター:静音で耐久性には優れているが、電源周波数に要注意

③ユニバーサルモーター:電源周波数にとらわれず使用可能だが、稼働音は大きく耐久性に劣る

このような違いがあるので、購入前に把握しておきましょう。

使用方法のポイントとしては、同じ場所に水圧をかけすぎないことです。

素材自体を傷めないように配慮してください。

DIYで塗装!塗料の選び方や必要となる道具

「洗浄だけでは物足りない!」という方は、塀や擁壁を塗装してみましょう。

DIYでも可能なので、まずは塗料の選び方からご紹介します。

塀や擁壁がコンクリート(ブロック)なら、透湿性のある塗料を選んでください。

透湿性とは、内側から外側へと水蒸気を排出させる性質のことを言います。

外部からの水分は通しませんが、内部からの湿気は通してくれます。

コンクリートは水が染み込みやすく、水蒸気が膨張しやすいため「通気」を意識していくことが大切です。

通常の塗料では、だんだんと剥がれていったり、めくれやすくなったりしてしまうため、必ず透湿性のある塗料を使いましょう。

塗料のほかに用意すべきなのは、シーラー(下地材)です。

水性下地の上には水性塗料を、油性下地の上には油性塗料を塗るのが基本です。

そして、ローラーや刷毛、養生用のビニールシート、マスキングテープなども準備しておきましょう。

塀や擁壁をDIYで塗り替え!作業手順を確認

それではここから、塀や擁壁を塗装するときの流れをご紹介します。

作業前には、必ず手袋やマスクなどを装着しておいてください。

また、塗料によってはニオイがきついものもありますから、近隣住民の方々に「これから塗装します」と一声かけておくと良いでしょう。

【DIYでの作業手順】

①周辺を養生する

養生用のビニールシートやマスキングテープを使って、塗料をつけたくないところはカバーしておきます。

②シーラーを塗っていく

シーラーは、上塗り塗料との密着性を高める種類を選んでください。

上塗り塗料の吸い込み止めとしても活躍します。

③塗料を塗っていく

塗料には、アクリルやシリコンのものがあります。

広い範囲ではローラーを、細かい作業のときには刷毛を使って塗っていきましょう。

一度乾燥させてから、二度塗りします。

④養生を取る

塗料が完全に乾燥する前に、ビニールシートやマスキングテープは外します。

これで作業は完了です。

洗浄や塗装はプロにお任せするのもアリ!

ここまで、DIYを前提にお話ししてきましたが、それなりの費用はかかっても質の高い仕上がりを望むのであれば、プロの専門業者に頼んでみると良いでしょう。

外構塗装工事を扱っているリフォーム業者なら、塀や擁壁の素材を見極め、適切な施工を行ってくれるはずです。

まずは、ご自宅のエリアに対応している業者を探しましょう。

インターネットで検索することもできますが、知人から紹介してもらうという手もあります。

業者が見つかったら、電話やメールで問い合わせて、気になる症状や要望などを伝えます。

そこから実際に診断してもらい、プランを決定しましょう。

塗料の色や特徴、作業工程などについて入念に打合せしておいてください。

契約となったら施工開始です。

業者選びのポイントとしては、アフターサービスの充実したところがおすすめです。

工事の長期保証があると安心ですね。

建物だけでなく塀や擁壁も美しく保とう!

ご自宅の顔とも言える、塀や擁壁は、きちんとメンテナンスしていきましょう。

症状が軽度であれば、ご自分の手で清掃・塗装をすることは可能です。

もし劣化が激しいなどの状況で、質の高い仕上がりをお求めであれば、プロの業者に頼むことも視野に入れてみてください。

外構全体をメンテナンスしていけば、資産価値の維持にもつながります。