費用を抑える!自宅の駐車場は砂利を使ってDIYしよう!

自宅の庭を駐車場にしようと検討している方はいらっしゃいますか?

DIYが得意な方なら、業者に依頼せずに自分で駐車場を作ると、費用が抑えられるためおすすめです。

舗装方法としては、比較的DIYしやすく、自宅がおしゃれに見える「砂利」を使うのが良いでしょう。

今回は、DIYで砂利の駐車場を作る際の手順や、ポイントなどを詳しくご紹介していきましょう。

駐車場の舗装の種類とは?

自宅の庭に駐車場を作る場合、舗装方法はいくつかの選択肢があります。

よく採用されることが多い駐車場の舗装方法を、以下でご紹介していきましょう。

●砂利

砂利には小石や砕石など多くの種類があります。

家の雰囲気に合う砂利を選ぶことができるため、外観に一体感を出すことができます。

DIYで選ばれることが多く、安価な点も魅力です。

車が移動するたびに音が鳴ることや、足場が不安定になりやすいという特徴があります。

●コンクリート

コンクリートは堅く頑丈であるため、駐車場に適した舗装です。

スタイリッシュでデザイン性があり、汚れても水で洗うことできれいな状態を保てます。

業者に依頼することが一般的で、費用も高額です。

施工に数日かかることがあり、その間車を駐車させることができません。

●アスファルト

ざらざらとした表面が特徴のアスファルトも、駐車場に人気の舗装です。

コンクリートよりも費用は安く済みますが、時間の経過とともに表面が剥がれやすいという一面があります。

コンクリート同様、業者に施工を依頼することが一般的です。

駐車場のDIYに砂利がおすすめの理由

駐車場のDIYには、砂利が選ばれることが多いです。

砂利は安価であると前項でご紹介しましたが、DIYにおすすめな理由は他にもあります。

以下でその理由をご紹介していきましょう。

●扱いやすい

砂利はコンクリートやアスファルトよりも、素人が扱いやすいという特徴があります。

専用の機械や技術があまり必要ないため、DIYが得意な人なら手を出しやすいでしょう。

●おしゃれに見える

砂利は種類によって見た目の印象がだいぶ変わります。

例えば、茶系はかわいらしいイメージ、灰色系はスタイリッシュなイメージなどを受けます。

家の外観に合わせて一体感が出るように砂利を選ぶと、雰囲気のあるおしゃれな印象にすることができます。

●防犯効果がある

砂利を踏むと音が鳴りますよね。

そのため、駐車場に部外者が侵入した時、音が鳴ることでより早く気がつくことができます。

これにより、防犯効果は高くなるでしょう。

●撤去しやすい

砂利は必要でなくなった時、どかせばすぐに撤去させることができます。

将来的に「駐車場を庭として使いたい」「費用が溜まったらコンクリートの駐車場に替えたい」など、撤去しやすいため心配がありません。

駐車場のDIYで重要なポイント!「転圧」「防草」を覚えておこう

DIYで砂利の駐車場を作ると、さまざまなメリットがあることが分かりました。

これから駐車場をDIYしようと検討している方へ向けて、砂利の駐車場のDIYにおいて重要なポイントをご紹介していきます。

必須作業となる「転圧」と「防草」とはどのような作業なのでしょうか。

●転圧

転圧とは整地のことを指します。

土の地盤は柔らかいのでその上に砂利を敷いただけでは、駐車した時に車の重さで地盤が傾いてしまいます。

転圧機などを使い、土の上から圧力をかけて地盤を平らに固くさせる必要があるのです。

この作業は砂利の駐車場で必ず行う大事な工程です。

ちなみに、転圧機は業者などでレンタルできるので購入しなくても大丈夫ですよ。

●防草

雑草は庭のいたるところに生えてくるものですよね。

土を転圧し、上に砂利を敷いただけでは防草効果は低いです。

なるべく雑草を生えないようにするには、砂利の下に防草シートを敷き、日光が雑草に届かないようにするのがポイントです。

こうすると雑草の成長がゆるやかになり、シートを突き破って生えてくることはあまりなくなるでしょう。

防草シートの種類はさまざまなので、駐車場で使用する目的に合ったものをきちんと選んでくださいね。

手順をご紹介!駐車場を砂利でDIYする方法

ここでは、砂利の駐車場をDIYする方法を詳しく見ていきましょう。

①計測

まず、駐車場にする予定の場所を計測します。

例えば、「横2m×縦6mであれば12㎡」、「横80cm×縦3mであれば2.4㎡」となります。

②砂利を用意する

先ほどの計測を参考にして、用意する砂利の量を計算していきます。

砂利の厚みが3~4cmだったとして、1㎡あたり約70kg程の砂利が必要だと言われています。

これによると、駐車場が12㎡だった場合に必要な砂利の量は、約840kgくらいになるでしょう。

③整地する

生えている雑草を根元からきれいに抜いておきます。

その後、転圧機を使って転圧を行ってください。

これにより土の密度が高まり、固く平らな地盤にすることができます。

④防草シートを敷く

転圧して整地を行ったら、防草シートを敷いていきます。

防草シートは隙間があるとそこから雑草が生えてしまうため、隙間のできないように敷きつめてください。

水はけが良いタイプを選ぶのがおすすめです。

⑤ならす

最後に砂利をまいていきます。

片寄らないように、きれいにならしたら完成です。

DIYに慣れている方なら、1日くらいで作業を終えることができるでしょう。

種類が多い!駐車場のDIYにおすすめの砂利が知りたい

DIYで砂利の駐車場を作る際、砂利選びは家の外観の印象を左右するため重要なことです。

そこで、ここではおすすめの砂利をご紹介していきましょう。

砂利の種類は多いため、少しでも参考になれば幸いです。

●特選化粧砂利 チャートブラウン

茶色と灰色が混ざったような落ち着いた色合いで、どのような建物にもマッチします。

2~5cmの砕石が混ざっているため、隙間ができづらいです。

音が響きやすいため、防犯効果が高い砂利を探している方におすすめです。

●イエローロック 3~5cm

洋風な雰囲気におすすめな大理石の砕石です。

大きさは3~5cmとなり、ほどよいバランスです。

キャラメルとイエローの色合いがあたたかな印象で、家の外観を柔らかくしてくれます。

●東海砂利 白玉砂利

国産のおしゃれな丸い砂利です。

アイボリーとオフホワイトが混ざったような白色の砂利で、やさしい印象を受けます。

和風・洋風どちらにも合うので、家の外観を選びません。

●黒磨き 玉砂利

上品な印象が強い、黒く丸い砂利です。

つやつやと光沢があるため、高級なイメージが強く、和風な建物とよく合います。

ワンランク上の駐車場にすることができるでしょう。

DIYにおすすめ!駐車場の砂利の飛散防止グッズ

ここでは、DIYで砂利の駐車場を作る際、あった方が良いアイテムをまとめました。

砂利の駐車場は、車を出し入れすると砂利が動いて片寄ってしまうことが多いですよね。

これらがあれば、駐車場の砂利を安定させることができるでしょう。

●飛散防止マット

砂利の飛散防止マットはさまざまなメーカーから販売されています。

これを砂利の下に敷いておくと、摩擦によって、砂利のずれや散乱を防ぐことに繋がります。

また、ヒールのある靴や自転車が砂利に足を取られることもなくなるため、安定させることができます。

砂利の種類によって適しているものを選びましょう。

●ずれ防止剤

砂利のずれ防止対策として、砂利同士をくっつけるスプレーも有用です。

砂利を固めてしまうことで、砂利の散乱やずれを防ぐことができるのです。

スプレータイプが一般的で、上から砂利にスプレーを吹きかけるだけの手軽さが魅力です。

砂利の駐車場はDIYできる!手順を頭に入れておこう

駐車場の舗装方法にはいくつかの種類がありますが、DIYでおすすめなのは砂利を使った駐車場作りです。

砂利は安価で扱いやすく、短期間で施工できることが魅力です。

家の外観に合わせたものを選べば、一体感が出ておしゃれに見せることも可能ですよ。

砂利の駐車場作りでは「転圧」と「防草」が重要です。

DIYを始める前に、よく頭に入れておくことをおすすめします。