マイホームを建てたと同時に、外構工事を進める方も多いでしょう。
特に駐車場の工事では、砂利かコンクリート、どちらが良いのかお悩みの方も多いと思います。
ここでは、砂利とコンクリートそれぞれの特徴を見ながら、メリットデメリットをお伝えしていきます。
マイホームの駐車場の工事にはどんな種類がある?
せっかくマイホームを建てたなら、外構もこだわりたいものですよね。
特に車を所持している方にとって、駐車場は必要であると考えられます。
駐車場の工事方法には、主に以下の方法があります。
・砂利
・コンクリート
・アスファルト
この中でも、特にコンクリートが人気です。
しかし、工事期間が長いことに加え、費用が高くなりがちですので、その点も考慮して決める必要があります。
また、駐車場の地面に何も施さず、土がむき出しの状態で使用している場合は、地面が変形しやすい、車が汚れやすい、などのデメリットがあります。
また、強い風が吹いたときには、近隣住宅へ砂埃を撒き散らしてしまうなどの問題もありますので、できれば駐車場は舗装したほうが良いでしょう。
マイホームの駐車場で人気のあるコンクリート!そのメリットは?
マイホームの駐車場にコンクリートを採用する人は多いです。
ではなぜ、コンクリートは人気があるのでしょうか。
まず1つに、見た目の綺麗さが挙げられます。
白っぽい見た目のコンクリートは、見た目がスッキリとして、家全体の印象も明るくしてくれます。
また、お手入れがかからないことも大きなメリットと言えるでしょう。
コンクリートで舗装してしまえば、雑草が生える心配はありません。
「庭のお手入れをする時間がない」という方にとっては、うれしいポイントになりますね。
そして、コンクリート自体は非常に頑丈ですので、劣化しにくく長持ちという点もメリットとなります。
コンクリートの性質上、小さなひび割れ等は発生してしまいますが、基本的には数十年は敷き直す必要もなくメンテナンスも必要ありません。
また、コンクリートは、雨が降ったときでも車や靴が土や泥水によって汚れてしまう心配も少ないです。
加えて、地面がフラットな状態になりますので、車体やタイヤの負担を少なくすることができます。
また、石が跳ねて車が傷ついてしまうといった問題も回避することができます。
コンクリート駐車場のデメリットは?
マイホームの駐車場をコンクリートにすることで、さまざまなメリットがありますが、一方でデメリットもあります。
その1つに、コストがかかることが挙げられます。
コンクリートは施工に手間がかかる分、費用も高くなります。
当然、面積が広くなればなる分費用がかさみますので、車を2台3台と所持している人は費用の面でも考える必要があるでしょう。
また、コンクリートは照り返しが強いこともデメリットになります。
家の窓の配置によっては、駐車場の照り返しによって室内がかなり暑くなってしまうことも考えられます。
この場合は、なにかしらの対策を練る必要があるでしょう。
加えて、工事・養生期間が長いこともデメリットになります。
作業人数や面積によっても変わりますが、コンクリートの駐車場が仕上がるまでには7日から10日前後はかかるとみてください。
工事中は、車の駐車場所をほかに確保する必要があるので、そのことも事前に考えておかなければなりません。
マイホームの駐車場に砂利はどうなの?メリットはある?
マイホームの駐車場には、コンクリートのほかに砂利という選択もポピュラーですね。
ここからは、砂利のメリットについて詳しく見ていきましょう。
砂利のメリットは、費用が安く抑えられるということです。
砂利といっても、その種類は豊富で値段もさまざまですが、安いものを使えばかなりコストを抑えることが期待できます。
そのため、予算を重視している方に人気があります。
また、砂利の上を歩くと分かりますが、ジャリジャリと音が鳴るので防犯効果も期待できます。
普通の砂利でも音が鳴りますが、中には防犯砂利といって大きな音を出す砂利もあります。
防犯性を重視したいのなら、この防犯砂利を駐車場に敷いても良いかもしれませんね。
また、水はけが良いのも砂利のメリットと言えるでしょう。
雨が降ったときは、砂利の隙間を通り抜けて雨水は流れていくので、大雨でも降らない限りは水が溜まった上を歩くということもありません。
砂利駐車場のデメリットを確認!
コンクリートと同様に、砂利にもいくつかのデメリットがあります。
ここでは、マイホームの駐車場を砂利にすることで、どんなデメリットがあるのかご紹介していきましょう。
先ほどメリットとしてお伝えした防犯効果ですが、反対に砂利の音が気になるという点では、デメリットとなります。
特に、深夜や早朝に仕事に出掛けるという方は、周りに配慮する必要も出てくるかもしれません。
また、砂利は車が移動したり人が歩いたりすることで少しずつズレてしまいます。
そのため、よく車を駐車しているところや歩くところだけ、砂利が減ってしまうことも考えられます。
こうなると、砂利を継ぎ足す必要が出てくるでしょう。
また、砂利の下は土ですので、雑草を防ぐことは難しいです。
駐車場に敷き詰める砂利の下には、防草シートを使うことも多いですが、確かに防草シートを張ることで雑草は生えにくくなりますが、コンクリートのように絶対に生えてこないというわけではありません。
また、防草シートも永久に使用できるわけではなく、3年に一度のペースで張替えが必要と言われています。
コンクリートと砂利の工事費用の違い
マイホームの駐車場を、コンクリートか砂利かで悩んでいる方は、やはり費用の問題が大きいのではないでしょうか。
コンクリートは駐車場の中でも人気の高い工事になりますが、費用も高額になりがちです。
ここでは、コンクリートと砂利のそれぞれの費用の相場を例に挙げてご紹介していきます。
●コンクリート
まずは、コンクリートの相場を見ていきましょう。
駐車場をコンクリートにする流れとしては、土を掘削し砕石を敷き詰め転圧し、固めたあとに型枠を設置します。
次に、強度を上げるためにワイヤーメッシュを設置しコンクリートを流しこみます。
その後、表面を均一にするためにコテなどでならし、1週間ほど乾かしていきます。
このように施工に手間や時間がかかるため、費用もそれだけ高くなります。
気になる相場ですが、一平方メートル8,000円から12,000円程度となります。
駐車場一台分のお値段は150,000円程かかるとみてください。
●砂利
続いて、砂利の場合の相場を解説していきます。
業者に依頼した場合、ただ単に駐車場に砂利をばら撒くだけではありません。
流れとしては、除草したあとに、床均し、転圧、防草シート敷きなどの工程を行います。
これら工賃を含めた金額は、一平方メートルで3,000円程度が相場となります。
このように、コンクリートと比べるとはるかに安価で工事を行うことができます。
また、コンクリートと砂利を組み合わせて駐車場にする方法もあります。
この場合は、タイヤが乗る部分だけをコンクリートにし、ほかは砂利で敷き詰めるといった方法です。
コンクリート一面にするよりも、費用を抑えることができます。
それぞれのメリット・デメリットを考えて決めよう!
マイホームの駐車場をコンクリートにする人は多いです。
コンクリートは、メンテナンスがほとんどいらない、美しい見た目、雑草が生えないなどのさまざまなメリットがありますが、やはり最大の欠点としては費用が高いことにあるでしょう。
その点、砂利は安い費用で工事をすることができます。
コンクリートと比べると、やはり砂利は見た目が悪いという印象を持つ方も多いですが、砂利にもメリットはたくさんあります。
それぞれのメリット・デメリットを考えて駐車場を決めると、のちに後悔することも少ないでしょう。