今、平屋は幅広い世代から人気を集めています。
和風建築だけでなく、スタイリッシュなコンクリート造、和風モダン、木をふんだんに使ったおしゃれな外観の平屋も見かけるようになりました。
ブログなどでもたくさん紹介されていますね。
しかし、平屋の魅力は外観だけではありません。
今回は、家を建てるブログから平屋の魅力を見つけていきます。
家を建てるならまずブログをたくさん見よう
家を建てるという経験は、たいていの人は1回くらいしかありません。
つまり、家を建てるときはほとんどの人が初心者というわけです。
そのため、家を建てようと思ったときに、理想の家に初めからたどり着ける人はあまりいないのではないでしょうか。
「家を建てる予定がある」「何年か後に家を建てたい」「いつか家を建てたい」という人は、まずは自分の理想の家を具体的なものにすることが大切です。
そのために、まずはいろいろな人の家を見ましょう。
家といっても、鉄骨造から平屋までいろいろあります。
以前ですと、他人の家を見るためには雑誌やおしゃれな家の本を買う必要がありました。
しかし、今ではブログで自分の家を紹介している人がたくさんいます。
自分の家を建てるまでを値段からインテリアまでブログで詳細に紹介している人もいます。
ブログだけでなくインスタグラムでもかまいません。
とにかく、いろいろな家を見てみましょう。
自分が「いいな」と思うような家が必ずあるはずです。
憧れるような家がないな、と思われるかもしれませんが、見続けましょう。
見ることによって、目を肥やすことができます。
また、家の外観や雰囲気だけでなく、素材や間取りの勉強にもなります。
「この素材はマネしたい!」「この間取り思いつかなかったけどいい!」という新たな発見があるはずです。
このように、いろいろなブログを見て情報収集することによって、自分が素敵だと思う家のイメージを固めることができます。
イメージが固まってから、具体的な建築の打ち合わせに入れば理想の家づくりに近付けることでしょう。
ブログでもイチオシ!ワンフロアが平屋の魅力
さて、家を建てることはほぼ一生に一度のことですから、出来る限り理想の家に近付けたいですよね。
最近では、2階建ての家を建てるのが一般的ですが、昔からの平屋も根強く人気があります。
なぜ、平屋は人気があるのでしょう。
今回の記事では、ブログを参考に平屋の魅力を探っていきます。
平屋というと、伝統的な日本の建築をイメージされることが多いかもしれません。
しかし、現代の平屋は和の建物だけでなく、洗練されたモダンデザインのものも登場しています。
多様なデザイン性が、平屋の人気にもつながっていると考えられます。
平屋の魅力は、まず移動が楽であるということです。
生活の動線がシンプルですから、移動や動作が分断されることがありません。
実際に平屋を建てたというブログを見ても、そのことが魅力のひとつとして挙げられています。
掃除のしやすさは、2階建てとは比べ物になりません。
掃除機を持って階段を昇り降りする必要もなく、階段で腰を傷めることもありません。
家の中に段差がないということは、構造上の危険が少ないということもいえます。
小さな子どもを育てるのに、危険が少ないことは大切なことです。
また、平屋は地震や耐風にも強いといわれています。
移動が楽で地震などにも強い、ということで老後にも安心して住むことができます。
このような理由が、平屋の魅力のひとつとして考えられています。
平屋で家を建てるときに注意してほしい点
平屋で家を建てるためには、ある程度の土地の広さが必要になります。
そのため、都心ですと建てるのはかなり厳しいでしょう。
夫婦2人暮らしの家でしたら、狭い土地に平屋を建てて住むことはできるでしょうが、子どもがいて家族が4人以上となると、狭い土地に平屋は難しいです。
ある程度、土地に広さがなければ、平屋の魅力を最大限に引き出すことはできません。
しかし、必要な機能をコンパクトにしやすいのも平屋の魅力です。
広さを求めないのであれば、小さな土地でも平屋は可能です。
気を付けてほしいポイントは、日当たりです。
平屋は1階建ての建物ですので、周りの環境によっては日光が入りにくい設計になってしまいます。
日光と風を取り入れることができるかどうかはしっかり確認しましょう。
家を建てるブログを見ても、平屋が良かったけれど日当たりを考えて結局2階建てにした、という人がいました。
また、平屋では防犯上の不安を感じることもあるようです。
洗濯物を人目に付く場所に干したくないという場合は内庭を作ってそちらに干したり、防犯上の工夫が必要になります。
2階建ての家を建てるより平屋は建築費がかかる?!
平屋は1階建ての建物ですから、2階建てよりも建築費が安く済むのではないか、と思われるかもしれません。
しかし、実際は反対です。
同じ床面積の家を建てるのでしたら、2階建てより平屋の方が建築費が多くかかるのです。
2階建てと平屋で、同じ床面積だったとします。
ということは、平屋は2階建ての2階の分もすべて1階にあるということです。
そうなると、2階建てより屋根の面積も基礎の面積も多くなります。
その部分が最も費用がかかる部分といわれています。
階段は不要ですし廊下もトイレも減りますので、その分費用を抑えることはできますが、建築費が安く済むということはないと考えておきましょう。
目安として、平屋は2階建てよりも2~3割ほど高くなるようです。
費用の問題で平屋を諦めたというブログもありましたので、よく検討する必要があります。
ブログで見ても平屋は田舎が多め?
平屋の魅力を紐解いていくとわかったのは、平屋は田舎でこそ、その魅力を大いに発揮するということです。
やはり、平屋は広さのある土地でなければその良さが活かしきれないでしょう。
都心で平屋を建てるというブログはあまり見受けられません。
田舎であれば、日当たりの良い土地はたくさんありますし、地価も都市部ほどではありません。
そのため、田舎に引っ越して平屋を建てたというブログもありました。
また、家が古くなったタイミングで夫婦2人だけで住む家を建てるというブログもありました。
年を重ねた夫婦が、老後も安心して住める家として平屋を選択したということです。
大きな家でなくても、住み心地が良く体に負担をかけない家となると平屋が最適です。
昔は子どもがいて5人家族だったとしても、いつか子どもは巣立ちます。
そうなったとき、夫婦2人で平屋で生活するのはゆったりとして憧れます。
将来を見据えたとき、快適に過ごせる素敵な平屋はおすすめです。
家を建てるなら老後のことまで考えておこう
そして、平屋にするのであれば考えておいてほしいのは、老後のことです。
家を建てるのは、老後を快適に過ごすためでもあります。
老後のライフスタイルをどのように過ごしたいのかをよく考えましょう。
2人だから最小限の間取りだけで良い、と考える人もいるかもしれません。
しかし2人といっても、最小限の間取りだけだと困ることもあります。
おすすめなのは、可動の壁を活用することです。
例えば、パーテーションなどを活用して、子どもがいる間は子ども部屋にし、子どもが巣立ったら広いスペースとして使えるようにするという間取りを取り入れたブログがありました。
パーテーションで仕切れれば、誰かが泊まりに来たときもプライベート空間を作ることができます。
また、夫婦それぞれで趣味に没頭したいときもあります。
そのようなときもパーテーションがあれば個室が作れて便利です。
また、老後に来るかもしれない介護にも、平屋は適しています。
車イスでの移動や大きな介護ベッドの設置も、平屋でしたら楽にできます。
トイレやお風呂の場所も、それを踏まえて設置すると、のちのちの生活が楽になることでしょう。
家を建てるときには、そこまで考えが及ばないかもしれません。
しかし、平屋の魅力はどの年代の人も住みやすいことです。
せっかく建てるのですから、老後のことにも目を向け、家族みんなが暮らしやすい家を目指しましょう。
ブログで見た平屋の暮らし
ブログから平屋の魅力を探ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
ブログで見た平屋の暮らしは、とてもゆったりとしていて素敵な暮らし方に思えました。
いろいろな事情で2階建てを選択される人もいるかと思います。
しかし、これから家を建てるという人は平屋も選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。