家の新築は、ほとんどの人にとって一世一代の買い物です。
ですから、誰でも失敗はしたくないものですよね。
意外かもしれませんが、家の新築を成功させる秘訣は経験者の「ブログ」にあります。
成功談はもちろんですが、より参考にしていただきたいのが失敗談です。
家の新築を成功と呼べるものにするべく、その失敗談をみていきましょう。
ブログの失敗談を参考に!新築の成功の秘訣とは?
家の新築は、誰でも「理想」があることでしょう。
しかし、何もかもをその理想どおりにしてしまうと、住んでみてから意外に不便だったなどというようなことが起こります。
「三回建てないと理想の家にはならない」とよく聞きますよね。
それでも、家の新築は一世一代の買い物ですから、できれば失敗はしたくないものです。
人によって、何が失敗になるかは異なります。
しかし、経験者から聞く失敗談はとても参考になりますので、新築の前にはぜひチェックしておくことをおすすめします。
そこで、失敗談を知るためのツールとしておすすめなのが「ブログ」なのです。
ブログは、事細かに何が失敗だったのか書かれていることが多いです。
家の新築の成功の秘訣は経験者の成功例だけではなく、失敗談を参考にして家づくりをすることともいえます。
それでは、どのような失敗例があるかさっそくご紹介していきましょう。
ブログで知っておきたい新築失敗例①間取り
まずは、「間取り」の失敗例を参考にしてみましょう。
最近では将来的に子供部屋を二つに分けられるように、広めの一つの部屋にドアや照明、コンセントなどを二つずつ配置する間取りをよくみます。
しかし、子供が幼いうちは親と過ごすことがほとんどなので、子供部屋を使用する機会があまりないのです。
さらに、子供部屋を二つに分ける際には工事費用がかかります。
そのため、「新築時にそもそも子供部屋を分けておいた方がよかった」と失敗談がブログに書かれていました。
また、家族みんながコミュニケーションを取ることができるようにと、リビング階段を選択したことが失敗だったという例もあります。
リビング階段は、ここ数年~十数年の間では主流の間取りになってきています。
しかし、子供が友達を招き入れることが多くなると、常にリビングを綺麗に掃除しなくてはならなくなってしまうのです。
さらに、二階で寝ていた家族がパジャマのままリビングに降りてくると、突然の来客と対面してしまうということもあるようです。
このように、よかれと思って決めた間取りがもしかしたら失敗の元かもしれません。
引き続き、ブログを参考にして失敗例をみていきましょう。
ブログで知っておきたい新築失敗例②建具
新築の失敗例は「建具」でもあります。
その中でも、「床」に注目してみましょう。
床材にはタイルや畳、大理石などもありますが、よく使われるのはフローリングですよね。
フローリングには大きく分けて「無垢材」と「合板」があります。
無垢材は、天然の木ををのままフローリング加工しているものです。
そのため、見た目がよく、足触りがいいのが特長です。
しかし、天然の木なので、湿度や水分に弱い性質があるのです。
ですから、定期的なメンテナンスが必要になるため、手間がかかってしまうということがブログに失敗談として記載されていました。
合板は、ベニヤ板の上に木目のシールを貼ってコーティングされたものです。
そのため、無垢材のフローリングよりも安価で、手入れもしやすいというのが特長です。
しかし、無垢材のような天然の木の風合いがなく、足触りがイマイチだったという意見もありました。
また、フローリングに関しては「色」も重要なポイントです。
無垢材でも合板でも、色が暗めの色を選択すると部屋全体がダークな印象になります。
反対に、明るい色にすると、部屋全体が明るい印象になるのです。
床は、家の中でも広い面積を占めるものです。
ですから、床がどのような色かで家の印象が左右されるのです。
そのため、床材を決める際はどのような材質かだけではなく、色に関してもよく考えて決めるようにしましょう。
ブログで知っておきたい新築失敗例③コンセント
新築された方のブログにはたくさんの失敗談がありますが、「電気・コンセント」の失敗例を目にすることも多いです。
一つの例を挙げていきましょう。
それは、これまで使用していた家電をどこで使うかを想定しておらず、コンセントが足りないというケースです。
よくあるコンセントの失敗位置はキッチンです。
キッチンでは案外多くの家電を使用します。
コンセントの数や位置を業者に任せっぱなしにしていたら数が足らず、コンセントの位置も使いづらかったというのです。
ですから、コンセントの数や位置を決める前には、自分や家族がどんな家電をどこで使うかがとても重要となるのです。
すぐ使う予定のない位置でも今後将来的にもしかしたら使うかもしれないので、多めにコンセントをつけておくといいかもしれませんね。
あらかじめ引っ越し後の生活を想像して、ぬかりのないようにしておきたいものです。
ブログで知っておきたい新築失敗例④収納
「引っ越し後の生活を想像してぬかりなく」ということであれば、「収納」に関しても同様のことがいえます。
ブログでは、リビング、洗面所、和室…など、それぞれの部屋の収納での失敗例が記載されています。
例えば、収納がたくさんできる屋根裏の空間があるので、より広く使えるようにするためリビングの収納は最低限でいいと新築された方は、実際に暮らし始めてからリビングの収納が足りないと感じたとのことです。
リビングにいるとテレビやエアコンのリモコン、文房具を使う機会も意外に多く、子供がいればおもちゃが散乱するということもあります。
しかし、十分な収納がなければそれらが常にテーブルや床に出ている状態なので、見た目もよくありません。
洗面所や和室も同様です。
洗面所では、こまごました消耗品や着替えなどを収納するスペースが必要といえます。
和室では、来客を想定して布団をすべて収納できるスペースを作る必要があるでしょう。
失敗しないためにも、引っ越し後の生活を想定して収納を決める必要があるといえますね。
ブログで知っておきたい新築失敗例⑤バルコニー・ベランダ
新築の失敗は家の中のことだけではなく、「バルコニー」や「ベランダ」にもあります。
家の中の広さを確保したいからとバルコニーやベランダを最低限の広さにした方のブログでは、洗濯物しか干せず、家庭菜園やガーデニングができなくて後悔しているという失敗談がありました。
そもそも、家庭菜園やガーデニングに興味がない人は別ですが、そうではない人はバルコニーやベランダの広さもよく検討するようにしましょう。
また、広さだけではなく、水道をつけておけばよかったという経験談もあります。
バルコニーやベランダは外の空間なので、汚れることが多いですよね。
その掃除する際には水を使うので、水道がないととても不便だという意見が多いのです。
水道をあとからつけるとすると、費用が多くかかるケースも多いです。
そのため、バルコニーやベランダの広さと水道に関しても、事前によく考えて決めるようにしましょう。
失敗例を参考にしていい家づくりを!
誰でも、家の新築を失敗したくはありません。
しかし、実際に暮らし始めてみると想定外の失敗が出てくるものです。
経験談が多く語られているブログには成功例だけではなく、たくさんの失敗例が寄せられています。
失敗例を参考にすることで、よりいい家づくりを実現できるかもしれません。
これから新築を予定されている方は、ぜひ参考にしてみましょう。