夢の新築マイホームが完成し、新たな土地で始まる新生活を思い描くと心が躍りますよね。
しかし、新生活を始める前に忘れてはならないことがあります。
それは、新居のお部屋のレイアウトです。
ここでは新築マイホームでの新たな生活をより快適なものにするために、お部屋作りの手順とそれに伴う必要なものリストをご紹介します。
せっかくの新築!どんな雰囲気のお部屋に作り上げたいかイメージしよう
まず、新築のお部屋をどんな雰囲気にしたいのかをイメージしましょう。
最初の段階でお部屋に必要なものや要素・望む雰囲気を、何となくでよいのでリスト化しておくとその後の流れががスムーズになると思います。
例えば
・黒を基調として、差し色に白や灰色などの有彩色。全体的にモノクロトーンで統一されたシックなお部屋
・木のぬくもりを最大限に活かした、木目調で自然と光の差し込むような明るい陽だまりみたいなお部屋
・よく使う家具・家電をある程度まとめて一箇所に配置。生活感をあえて隠さず、ナチュラルに使いやすいシンプルなお部屋
などです。
ここで重要なのは、一人暮らしではない場合きちんと他の家族や恋人・友人などの意見を取り入れながらイメージを膨らませていくことです。
引っ越し準備の段階においてしばしば揉め事が起こることがありますが、それは自分の理想や意見を押し通しすぎて相手と対立してしまうことに原因がある場合も多いのです。
一緒に考えることで後々齟齬が出てきて面倒事を引き起こすことを防ぐことができ、さらに互いに相手の価値観に触れて理解を深めることもできます。
事前にお部屋の採寸が必須!その手順と必要なものリスト
新築の場合、レイアウトを考える上で、お部屋の細かな採寸は必要不可欠な作業といえます。
例えば
・部屋の一辺の長さ
・キッチン部分の高さ
・窓枠の大きさ
などといった具合です。
では、実際に採寸するための道具を準備してみましょう。
【採寸の作業に必要なものリスト】
・メジャー(スケールとも言い、3mほどあるとさらに便利です。)
・間取り図
・ボールペンなどの筆記用具
必要なものさえ揃えれば、採寸の手順は簡単です。
メジャー使ってある程度細かく測り、容易しておいた間取り図等にペンで書き込んでいきます。
どうしても間取り図が手に入らない場合や印刷が見にくい場合などは、自分で簡易的な間取りを書いておいてそこにメモしても良いでしょう。
また、玄関の幅やドアの高さなどといった搬入時に問題となりそうな箇所についても同じように数値を記録しておくと、いざ家具を運び入れた際に「入ると思ったのにどうやっても入らない!」といった事態を避けることができます。
新築でも今までの生活を大切に!考慮すべき生活パターンリスト
新築の際は、今まで住んでいた家での普段の生活パターンをもとに、どの家具・家電をどの位置・どの向きで配置すればより暮らしを快適にすることができるかを考えます。
まず、ある程度固定されていることの多い生活パターンをリスト化して、それぞれのパターンにおける必要なものをその近くにメモしていくと、どれをどこに置くのか悩む時間を節約することができます。
「朝は毎日コーヒーを淹れてから、食パンをトーストしてマーガリンやジャムなどを塗って食べる。」といった習慣がある場合、朝という忙しい時間帯における作業をスムーズにするためには、これらの機器をなるべく近く居場所に配置して、より効率的に動けるよう工夫したいですよね。
これをリスト化すると
【朝ごはんの支度】
・コーヒーメーカー
・トースター
・冷蔵庫
となります。
このリストを参考にすれば、コーヒーメーカー・トースター・冷蔵庫の3つは近くに配置すべきだということが分かりますね!
また、こういった流れ作業の面以外にも想定しなければならない行動パターンがあります。
・この位置にテーブルと椅子を置いた場合、椅子を引いても後ろの戸棚を開くことができるのか?
・テレビを見ながら料理をしたいが、柱の陰になってテレビが隠れてしまうことはないか?
・人同士が余裕をもってすれ違うことのできるスペースは確保できているか?
上記は、生活をする際、不都合が生じないようにするために考えるべき問題です。
新居の実際の生活を想像して、「ここにこれが置かれていたら…」という想定のもとで動く動作を真似してみるとより想像が膨らんでよいのではないでしょうか?
新築で必要な家具家電は?必要なものリストを作成しよう!
大体のイメージが固まったら、次はいよいよ実際に使う家具・家電を検討しましょう。
・今住んでいる家から持っていくもの
・新築の方へ新たに買い足したいもの
・引っ越しを機に処分してしまうもの
この3つのタイプに分類して、それぞれ必要なものをリストを作成しておくと重複等がなく、今後の作業がスムーズに捗ると思います。
最近では、インターネットで欲しい家具・家電を検索すれば膨大な量の商品情報や購入ページでさえ見ることができてとても便利ではあります。
しかし、もしも通販等を利用して自宅から商品を購入する場合でも、一度はその商品を取り扱っているお店に出向き、自分の目で見て直接判断することをおすすめします。
映像で見るのと実際とではイメージがまるで違うこともよくありますし、あとから「やっぱりあっちの色にしておけばよかった…」などといった後悔をせずに済みます。
さらに、新規購入にかけるお金を節約したい場合は、アウトレットモールや中古店、フリーマーケットアプリを利用するのも一つの手かもしれませんね。
その際には新品を購入する時のポイントとは別に、商品の状態やこれまでの経緯なども考慮して購入に踏み切る必要があるでしょう。
また、新居に置く家具・家電は必ずお部屋にきちんと収めることができるのが大前提です。
採寸を記録した間取り図をもとに、
・この家具はきちんと所定のスペースにはまるのか。
・あの棚に置く予定のこの家電は、はみ出すことなく配置できるのか。
・家具同士を置く際の間のスペースはきちんと確保できているか?
など様々な観点から考察して、最終的なレイアウトを組み立てていきましょう。
引っ越し当日に起こりうる問題
いよいよ実際の引越し当日です。
あらかじめ想定しておいたリスト通りに必要なものは用意できたでしょうか?
どんなに綿密な計画を立てていても、当日になって不手際や問題が発生してしまうのは仕方のないことですが、その際に大切なことは、慌てずに今できる最良の行動を取ることです。
起こりうる問題としては、
・想定していたタイムスケジュール通りに事が進まない
・引っ越し当日になって思わぬ抜け目が発見された
・せっかく新調した家具が玄関のドアを通過できそうにない
などが考えられます。
時間は前もってかなり余裕をもって想定しておくのが良いですが、多少の違和感は生活をしていく中で徐々に目立たなくなったり改善してゆけたりすることもできる問題です。
また想定外の困った事態に直面しても、
・その向きのままで扉を通過できないのなら、一度横に傾けてから再チャレンジしてみる。
・分解できそうなものは一度ばらしてから、再度部屋の中で組み立てる。
など、その場で工夫して何とか対処できる問題である場合も多くあります。
大事なのはこれからの新築マイホームでの新生活です。
気持ちを前向きに問題にも立ち向かってゆきましょう。
備えあれば憂いなし!防災対策のために必要なものとは?
最後に、新生活において忘れがちながらとても大切な防災リュックをご紹介したいと思います。
災害大国ともいわれる日本において、もはや防災リュックは一家に一つではなく一人に一つ必要と言われています。
リュックに入れておく必要なものリストの例をご紹介します。
・飲料水
・給水用ポリタンク
・乾パンや缶詰をはじめとした防災食(レトルトでそのまま食べられるおかゆやリゾットなどもあると便利です。)
・チョコレートなどの糖分を摂取できるもの
・カセットコンロや替えのボンベ
・ラップ
・紙皿や紙コップ、割り箸など
これらは実際に災害を経験された方々が、被災当時役に立ったと実感したものだそうです。
特にラップは、傷口をふさぐ・洗い物を減らすといったことをはじめとして、様々な場面で役に立つとても優秀なアイテムであったと言われています。
防犯リュックは、いざという時に大切な自分や家族の命を守るために大切なものです。
新築マイホームへの引っ越しはいい機会ですので、まだ準備されていなかった方はこれを機に必ず準備しておくことにしましょう。
必要なものをリスト化して新築マイホームでの暮らしを創造しよう
新築をすでに建てた方・建てている方、これから新築を検討されている方が、新居で快適な暮らしを送ることができるように、必要なものをリスト化するという手順を盛り込んで流れをご紹介させていただきました。
この記事が、スムーズなお部屋づくり・快適な生活・今後のさまざまな局面でお役に立てることを願っています。