アパートの照明が切れたらLED電球に交換!費用は誰の負担?

部屋の照明が切れてしまったら、新たな電球に交換しなければなりません。

そんなときは、LED電球を選んでみましょう。

しかし、アパートなどの賃貸住宅の場合、費用はだれの負担になるのでしょうか。

これから、この疑問にお答えしていきます。

LED電球のメリットやデメリット、選び方についてもお話ししていきますので、あわせて参考にしてください。

まずはアパートの設備のことを知ろう!

アパートなどの賃貸住宅に住んでいて、照明がつかなくなることはよくあることです。

もし、照明がつかなくなってしまったらどうすればいいのでしょうか。

このことを考える前に、まずはアパートにおける設備についてお話ししていきましょう。

アパートの設備とは、最初からその部屋に設置されているもののことを指します。

キッチンやトイレ、換気扇などもそうですが、物件によってはエアコンも設備とみなされていることもあります。

これらの設備に修理が必要になった場合、費用は大家さんや不動産会社の負担になります。

もし、自分で勝手に修理をしてしまうと、修理代を支払ってもらえなくなる場合があるので注意してください。

また、アパートなどの賃貸住宅では原状回復のルールが存在します。

故意または過失によって設備が故障してしまった場合は、修理費用も入居者の負担となります。

それから、設備と呼ばれるものを交換あるいは処分する場合は、大家さんや不動産会社への相談が必要です。

それでは、照明がつかなくなってしまった場合も、大家さんや不動産会社が責任を負ってくれるのでしょうか。

そして、照明の電球をLED電球に交換したいときはどうなるのでしょうか。

アパートの照明がつかない!照明器具本体の故障のときは?

アパートの照明がつかなくなったとき、費用をどちらが負担するのかは、照明がつかなくなってしまった原因によります。

もし、原因が照明器具自体にあるのならば、設備の故障と考えられるので、修理費用は大家さんあるいは不動産会社の負担になります。

しかし、あくまでも故意や過失による故障ではないことが前提となります。

また、その照明器具が残置物でないことも重要です。

残置物とは、その名の通り、部屋に置き残されたもののことを指します。

たとえば、前の入居者が照明器具を設置してそのまま部屋に残していったとしましょう。

その照明器具に関して、「大家さんや不動産会社が保証することはないけれど、そのまま使用するかどうかは自由ですよ」というものが残置物となります。

この場合は、照明器具自体の故障だとしても修理・交換費用は自己負担となります。

後になって、問題が起きないようにするために、事前に賃貸契約書などで残置物について確認しておくことが大切です。

それでは、次に電球が切れた場合、また新しくLED電球などに交換をする場合の費用についてお話しします。

照明がつかない原因が電球切れのときはどうなる?

もしアパートの照明がつかない原因が、電球が切れたことによるものだった場合はどうなるのでしょうか。

結論を申し上げますと、電球が切れた場合の交換費用は入居者の負担となります。

なぜなら、電球が消耗品としてみなされるためです。

国土交通省の賃貸住宅標準契約書には、消耗品などの修繕を自らの負担で行うことができる旨の記載があります。

その消耗品には、電球・蛍光灯・LED照明の取り換えなども含まれます。

そのため、日常的に使っていることで電球が切れてしまった場合は、交換のための費用は自己負担となるのです。

それは、LED電球に取り換えたいときも同様です。

LED電球は電気代を節約するためにとても役立つアイテムです。

部屋の電球が切れたのを機会に、今までの白熱電球や蛍光灯からLED電球に交換したい方もいることと思います。

次項では、そんなLED電球のメリットとデメリットについてご紹介していきましょう。

アパートの照明にLED電球を選ぶ!メリット・デメリット

アパートの照明が切れてしまったら、LED電球を設置することを検討してみてください。

LED電球にはメリットとデメリットがありますので、一部ご紹介しましょう。

【メリット】

●使用寿命が長い

使用寿命が白熱電球の約40倍とも言われており、交換の手間も少なくなります。

●消費電力が少ない

電気代を抑えるだけではなく、二酸化炭素の排出量も少ないため、環境にダメージを与えにくいです。

●点灯までの時間が短い

電気をつけるとすぐに明るくなります。

●紫外線を出さない

紫外線を出さない仕様のため、虫などがほとんど寄り付きません。

【デメリット】

●価格設定が高い

白熱電球などに比べて価格設定が高いものが多いですが、近年では比較的安価なものも販売されるようになっているようです。

●設置場所を選ぶ

浴室などの熱や湿気がこもりやすい場所には向いていないことがあります。

●光が届く範囲が限られる

光の照射角度が全方向に向いていないため、場所によってはLEDの光が届かないところも出てきます。

しかし、近年では全配光型のLED電球も出てきています。

LED電球を選ぶときは「ルーメン」を確認しよう!

そのアパートにある程度居住することが決まっているなら、照明をLED電球に交換するとよいでしょう。

LED電球は経済的にも環境的にも優しいので、おすすめの照明アイテムです。

そこで、LED電球を選ぶときは「ルーメン」を重要視しましょう。

ルーメンとは本来の明るさである光の量を表す単位です。

白熱電球などでよく聞かれる「ワット」は消費する電力量のことを指すので、誤った認識でLED電球を購入してしまうと、明るすぎたり暗すぎたりしてしまうことがあります。

一般的な電球(口金E26型)であれば以下の数値になります。

・20ワット=170ルーメン
・30ワット=325ルーメン
・40ワット=485ルーメン
・50ワット=640ルーメン
・60ワット=810ルーメン
・80ワット=1160ルーメン
・100ワット=1520ルーメン

LED電球を購入するときは、この数値を目安にすると元の部屋の明るさとの違いを感じることが少なくなるでしょう。

ちなみに、数値が大きいほど明るいということになります。

まだある!LED電球を選ぶときのポイント

LED電球で大切なのは「ルーメン」だけではありません。

他にも選ぶときのポイントがありますので、いくつかご紹介します。

●口金のタイプを確認する

口金の多くが直径26mmサイズの一般電球タイプ「E26」か、直径17mmサイズの小型電球タイプ「E17」になります。

お住まいのアパートによって口金のサイズが違いますので、購入前に確認しておきましょう。

●照明の色を選ぶ

LED電球の照明には昼光色・昼白色・電球色の3つがあります。

それぞれ発色が違いますので、自分の好みや部屋の雰囲気に合ったものを選ぶとよいでしょう。

●設置場所の環境を確認する

LED電球はその場所に適応しているものを選ぶ必要があります。

たとえば、浴室の照明などのカバーで覆われた場所でも使うことができるのか。

また、調光機能がついた照明でも使うことができるのかなど、設置環境に対応可能なのか事前に確認しておきましょう。

照明をLEDにして電気代を節約しよう!

アパートの照明にLED電球を選ぶと、今までの電気代を抑えることができます。

交換費用は自己負担になりますが、これから先も同じ場所で生活を続けていくことを考えれば、高い支出ではないはずです。

LED電球を選ぶときは、この記事でご紹介したポイントを参考にしてみてください。

お住まいの部屋の環境によっては、設置が難しいケースもありますので、LED電球を購入する際には注意しましょう。