サイディングは釘を打つ施工方法!タッチアップ補修が必要?

建物の外壁で使用するサイディングボード。

表面を塗装する塗り壁とは違い、ボードを張り合わせて仕上げていく外壁材のひとつです。

耐久性に優れデザインも豊富なことから、取り入れているご家庭も多いですよね。

そんなサイディングボードは、金具留め工法と釘打ち工法があります。

それぞれの施工方法と、タッチアップ補修についてお話しします。

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サイディングボードを張り合わせていく金具留め工法と釘打ち工法

はじめに、それぞれの施工方法をみていきましょう。

まずは、金具留め工法です。

サイディングボードの厚みが15mm以上の場合に用いられ、外壁下地に釘かビスで固定していく方法です。

ステンレスの金具にサイディングボードを引っかける形で、張り合わせていきます。

金具留めは裏側に施工するため、表面で釘が目立つようなことはありません。

ただし、張りはじめと終わり、コーナー部分には釘を打っていきます。

釘打ち工法と比べると費用はかかりますが、反りが出にくく、地震などが理由になる変形にも強いのが特徴です。

次に釘打ち工法ですが、こちらはサイディングボードが12~14mmの厚さの場合に用いられ、ステンレスの釘を使って外壁下地に固定していきます。

どちらの場合でも釘頭が目立つため、仕上げにタッチアップにて塗装を行うようです。

釘頭のタッチアップは、外壁の仕上がりに関わってくるため、職人の技が光るところでもあります。

しかし、タッチアップをした場所は、まわりの塗装と比べると経年劣化しやすいため、定期的に状態を確認する必要があります。

タッチアップ前のパテ埋めがポイント

サイディングボードを張り合わせるときには、釘を打って固定していくことをお伝えしました。

釘を打つと、どうしても釘頭が目立ってしまうためタッチアップを行いますが、地震などで建物が揺れると釘まわりに欠損が生じてきます。

その場合は再度タッチアップを行いますが、釘のまわりの補修を行わないでタッチアップしてしまうと、また建物が揺れたときに欠損してしまいます。

これでは、せっかく補修してもらちがあかないですよね。

さらに、釘打ち工法だと打ち付けていく釘の量もたくさんありますから、一つ一つ丁寧にタッチアップしていく必要があるのです。

そのポイントとしては、タッチアップする前の段階である、パテ埋めです。

パテ埋めは地味な作業ではありますが、パテ埋めをしっかりと行っていれば、建物が揺れたときに動きを緩衝してくれます。

外壁をサイディングボードにするのであれば、パテ埋めを重視している業者に依頼することをおすすめします。

金具留め工法でも釘打ち工法でもメンテナンスは必要

サイディングボードは、塗り壁と比べると経年劣化しにくいといえますが、一生お手入れが必要ないというわけではありません。

これは、金具留め工法でも釘打ち工法でも共通することです。

一般的なサイディングボードは窯業系で、セメント質と繊維質といった吸収性のある材料によって形成されています。

こういったことから、表面の塗装がしっかりしていないと雨水を吸収し、サイディングボードの劣化を早めてしまうというわけです。

一概にどのくらいとはいえませんが、7~10年くらいで劣化してくるといわれていますので、定期的にメンテナンスを行いましょう。

サイディングボードの劣化サインは、主に以下のような状態がみられます。

・サイディングボードの反り
・サイディングボードの剥がれ
・つなぎ目のシーリングが剥がれる
・チョーキング

メンテナンスを行っていれば早めの応急処置ができますが、そのままで放置しているとサイディングボードはどんどん劣化してしまいますよ。

タッチアップの前の段階であるパテ埋めがしっかり施されていない場合も、サイディングボードの劣化を早めてしまいます。

サイディングボードの反りは釘で増し打ちしてタッチアップ

サイディングボードに反りがみられる場合は、増し打ちでの補修を検討しましょう。

素人では分からない専門的なこともありますので、業者に依頼してみてください。

その際、数か所の業者で見積書をもらい、比較することをおすすめします。

そして、料金体制や補修内容を確認して、決定していきましょう。

サイディングボードの反りは、物件の状況によって補修方法は変わりますが、反りのある場所を特定し、釘の打ち忘れがないか、浮きはないかを確かめます。

浮きがみられる場合は、どの程度動きがあるかチェックするようです。

増し打ちをする場所が決まったらドリルを使って先孔をあけ、ステンレス釘を打ち込んでいきます。

打ち込んだあと、元ある釘が浮いている場合は再度打ち締めていくか、新しい釘で打ち直していくのです。

仕上げにパテで埋めしたあと、釘頭に補修塗料を使ってタッチアップしていきます。

補修塗料はサイディングメーカーが指定するものを使い、できるかぎり狭い範囲でタッチアップしていくのが一般的です。

サイディングボードのタッチアップはプロの技

続いてのサイディングボードのメンテナンスは、ボードの剥がれです。

剥がれているところを補修しようと、ご自身でパテ埋めやタッチアップをすることは絶対に止めましょう。

というのも、下地の処理や補修を行わないまま行ってしまうと、後に塗膜剥離が起きやすくなります。

サイディングボードは水を吸収しやすいですから、塗膜剥離が起きるとそこから雨などの水が入り込み、結果として剥がれが起こったり、中が溶けて崩落する危険もあるのです。

このような場合、サイディングボードの劣化がそれほど進んでいないときは、一部の補修だけで済む場合もあります。

死膜を除去し、研磨してからプライマー塗布を行います。

パテを使って成形したら、水の吸い込みを防止するためにプライマー塗布、仕上げ成形、そして再度プライマー塗布を行うのです。

この工程からも、水が入り込まないように補修していることが伺えますね。

プロでしか成せない技です。

仕上げに、サイディングメーカーが指定する塗料でタッチアップしていきます。

下塗り中塗り、上塗りを経て完成です。

タッチアップといっても、こうした丁寧な作業を繰り返し行うことが求められます。

一部の補修で済めばよいですが、全てサイディングボードを張り替えるとなると、金具留め工法でも釘打ち工法でも、費用や時間がかかってしまいますよね。

早急な対応であれば、こうした部分的な補修も可能です。

自己流でのタッチアップ補修は危険を伴う

釘頭やサイディングボードの補修以外でも、タッチアップをすることがあります。

それは、外壁の汚れや小さな傷です。

自転車を倒してしまったときにできた傷や、強風で植木鉢が外壁にぶつかったときの傷など、小さな傷といえども気になりますよね。

DIYが流行っていることから、ホームセンターなどで塗料を購入し、自己流で付いた汚れや傷を補修してみようと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、知識や経験がないままでタッチアップ補修を行うことはリスクを伴います。

というのも、綺麗に補修ができているように見えても、時間の経過と共に被害が広がる可能性を秘めているからです。

ほんの小さな部分でも、外壁が持つ本来の役割りを果たすためには、専門的な知識を持ち合わせている方に依頼しましょう。

あとで補修しなおすことや、自己流で被害を広げてしまうかもしれないことを考えると、プロにタッチアップ塗装をお願いしたほうが得策といえます。

タッチアップとともに外壁メンテナンスをお願いをすれば、起り得る被害を最小限に抑えられるかもしれませんよ。

サイディングボードの補修はプロに依頼

現在、多くの住宅で取り入れられているサイディングボードですが、定期的なメンテナンスが必要になります。

普段、気を配るところではない部分だからこそ、被害が広がらないようにしなくてはなりません。

また、釘頭や外壁の傷などは、タッチアップによって部分修繕が行えますが、自己流での修繕はおすすめいたしません。

必ず、知識や技術を持ち合わせたプロに依頼しましょう。