幼稚園児による駐車場トラブル!こんなことに気を付けよう!

自分の足で上手に歩けるようになってきた我が子には、日々の成長を感じることでしょう。

とくに、幼稚園に通いはじめる年齢になると、好奇心も旺盛ですよね。

しかし、小さな子供における駐車場トラブルが多いのも現状です。

ここでは、親が注意してあげたいことや、トラブルが起こった際の対処方法をお話しします。

幼稚園の送迎時は慎重に!駐車場内では手をつなぐ

0歳から小学校に上がるまでの乳児や幼児を対処にした保育園や、3歳から小学校に上がるまでの幼児を対象にした幼稚園、幼児教育・保育を一体的に行う認定こども園などがありますよね。

ご家庭の環境によって、どの施設を利用するかを決めていくかと思いますが、いずれにしても子供の送り迎えが必要になります。

施設によっては送迎バスの利用ができる場合もありますが、自家用車での送迎を行うこともありますよね。

はじめにお伝えしたいのは、送迎時によるトラブルです。

一番に注意したいことは、駐車場内での事故ではないでしょうか。

とても痛ましい事故が多発しています。

事故が起こりやすい原因としては、利用することが多い場所だからこそ発生する油断です。

車を駐車場に停めるときも、駐車場から降りて歩くときも、慣れている場所だからこそ注意散漫になりやすいのです。

また、1歳から5歳くらいの幼児から車の動きが見えづらく、何かに気をとられて突然飛び出してしまったりしてしまいます。

幼稚園の送迎のときだけでなく、あらゆる駐車場を利用するときは慎重に、子供の手を離さずに車を乗り降りしましょう。

後々トラブルにならないためにもマナーを守ろう!

駐車場トラブルは、ほかにもあります。

それは、駐車場の利用方法です。

広いスペースがあればいいですが、限られた広さしかない駐車場では、お互いに気を付けなければなりません。

幼稚園によっては、園児の安全や駐車場の環境によって指定した場所への駐車を禁止していたり、譲り合いの気持ちを持って利用するように促しています。

こういった規則やマナーを守っていなければ、後々トラブルに発展していくのは目に見えています。

なにより、子供のお手本となる親が守っていなければ、子供に示しがつきません。

まずは、駐車場内で長時間立ち話をしたり、子供を遊ばせないようにしましょう。

送迎後は、ほかの保護者が利用することを考えて、速やかに移動します。

また、路上駐車禁止区域ではなかったとしても、近隣住民の迷惑になる路上駐車は絶対にやめましょう。

普段、送迎していない人にお願いするときは、こうしたルールを伝えることも大切です。

駐車場でドアをぶつけてしまった!どうすればいい?

駐車場トラブルは、幼稚園の駐車場だけではありません。

アパートやマンションに住んでいれば、駐車場を利用しているかと思います。

小さな子供がいると、狭い駐車場内で車の乗り降りが大変ですよね。

駐車場を利用する際、十分に気を付けていても、ドアを開け閉めするときにぶつかってしまうこともあります。

また、強風にあおられてぶつけてしまったり、力加減がまだ難しい子供がドアを開けたりと、駐車場トラブルのなかでは、よくある話かもしれませんね。

しかし、多くの場合は駐車場内のトラブルはすべて自己責任とし、一切責任を持たないとしていることが多いため、どのように対処すればいいのかわかりません。

ただし、間違っても、大した傷ではないと立ち去ってはいけませんよ。

駐車場でドアをぶつけてしまった場合は物損事故になりますので、名乗らずに立ち去った場合は、当て逃げになってしまいます。

当て逃げ扱いになると最悪の場合は免許停止になりますし、同じアパートやマンションに住む人同士、こうしたトラブルは避けたいことでしょう。

まずは慌てず、ドアを当ててしまった方に報告し、警察の立ち会いのもと事故が起きた状況を確認していきましょう。

幼稚園児にドアの開け閉めはさせない!

駐車場で接触事故を起こしてしまった場合、警察を呼んで事故状況を確認し、双方の保険会社で過失割合を決めていきます。

わざとではないにしても、相手方の車を傷つけてしまったことや事故原因などの確認、示談交渉など、手間がかかってしまうのも事実ですよね。

なるべく、こうしたトラブルが起こらないにするためにも、事前に予防することも大切です。

幼稚園に通う小さな子供がいる場合、子供にドアを開けさせるのではなく、保護者が開けるようにしましょう。

ドアを閉めるときも、保護者が行います。

また、ドアパンチガードといったグッズも販売されているため、利用してみるのもいいかもしれません。

ドアパンチガードとは、厚めのクッション材を車のボディーに装着するものです。

マグネットになっているため、簡単に装着できます。

一定の効果は得られるかと思いますので、子供が小さいうちだけ活用してみるのもいいかもしれませんね。

幼稚園による駐車場トラブルは個人賠償責任特約

駐車場で接触トラブルが起こったとき、多くの場合は自動車保険で対応していくかと思います。

先ほどお話ししたドアパンチは搭乗中の事故となるため、自動車保険でカバーができるというわけですね。

しかし逆をいえば、搭乗中でなければ自動車保険でカバーができないということになります。

例えば、子供が駐車場内でボール遊びをしていたとします。

遊んでいたボールが他の住人の車に当たってしまい、ボディーがへこんでしまった場合、搭乗中の事故ではないため、通常、自動車保険での対応はしてもらえません。

対物賠償で対応はできますが、自動車保険料が翌年から上がることを考えると、適切とはいえませんよね。

こういった場合は、個人賠償責任特約を利用してみましょう。

個人賠償責任特約であれば、翌年から保険料が上がるわけではありません。

また、同居している家族のなかで誰か一人でも個人賠償責任特約に加入していれば適応するお得な保険なのです。

幼稚園や保育園に通う子供がいる家庭では、心強い保険になることでしょう。

個人賠償責任特約は、自動車保険はもちろん、火災保険やクレジットカードなどにもあります。

契約している保険の証券を確認し、個人賠償責任保険特約(または日常生活賠償責任保険特約)に加入しているかどうか確認してみてください。

駐車場内のトラブルを録画するドライブレコーダー

これまでは、他社の車に危害を加えてしまった側による対処法をお伝えしてきました。

最後に、今度は被害にあった場合のことを考えていきましょう。

駐車場トラブルでよくあるのは、当て逃げです。

幼稚園や保育園、スーパーの駐車場でよくあるトラブルですよね。

園やお店に防犯カメラが設置されていれば犯人を特定するまでに至るかもしれませんが、ほとんどは泣き寝入りになってしまいます。

自分に非がないのに、数万円の修理代金を支払うのは、腹立たしくも感じることでしょう。

また、住んでいるアパートやマンションの駐車場内で当て逃げが起こったとき、一番に疑うのは近隣住民ではないでしょうか。

きっとあの車だろうと思っても、証拠がなければ強くはいえません。

間違って犯人扱いしてしまったら、それはそれで隣人トラブルに発展してしまいます。

このようなことにならないためには、ドライブレコーダーの設置がおすすめです。

ドライブレコーダーとは、運転中の様子を録画するものになります。

事故に遭ったときの証拠になることから、設置しているかたも増えてきました。

さまざまなドライブレコーダーが販売されていますが、駐車監視機能が搭載されていると、エンジンを切っているときも録画をしてくれます。

車から離れているときも録画してくれるため、当て逃げに遭ったときなどの情報材料になってくれることでしょう。

駐車所でトラブルが起こったら冷静に!

幼稚園や保育園に通う子供を持つ親からすると、ヒヤリとする内容であったかもしれませんが、駐車場内で起こりやすいトラブルを知ることは大切なことです。

駐車場を利用するときに細心の注意を払うことは、トラブル回避につながります。

また、トラブルが起こってしまったときは慌てずに対応しましょう。