家の床面積の計算に便利な「坪」と「m²」を換算する方法

家の床面積は、一戸建てを建築するときやマンションを購入するときに重要な指標です。

その床面積を表す単位には、坪やm²があるため混乱しがちです。

床面積を知るための坪およびm²など、各単位を互いに換算する計算法についてや床面積を元にして算出する坪単価について解説していきます。

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床面積を計算するための単位は大きく分けて坪とm²の2つ

床面積は当然ながら数字で表されます。

しかし、「坪」で表される場合もあれば「m²(平方メートル)」で表される場合もあります。

「坪」は、明治時代の度量衡法で定められた尺貫法による面積の単位です。

1坪の広さをイメージするときは畳の大きさが役に立ちます。

なぜかといいますと、畳(たたみ)2つ分が1坪に相当するからです。

ただし、畳の大きさは日本の各地方によって様々ですから、どんな畳でも2つでちょうど1坪になるとはいえません。

畳の種類については次の項目で詳しくご説明します。

また、「坪」に対して「m²」という単位があります。

「m²」はヘイベイ(平米)と言われることが多いですが、学校で習った数学では平方メートルといいますね。

「坪」という単位がややあいまいであるため、「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」では、面積をメートル法によって表示することが決められています。

すなわち、物件の内容や取引条件等に係る表示基準の面積は「m²」で表すことになっています。

「坪」という単位よりも「m²」という世界標準の単位で計算しましょうという趣旨です。

近年は床がフローリングだけの家もあるため、明治時代に使われていた「坪」はやや古い印象もありますね。

とはいえ、いまだによく使われている「坪」の元になる畳の大きさについて次にご説明します。

床面積を表す坪の基本となる畳の種類

主に東日本で使われるものが江戸間、西日本で使われるものが京間、中部地方で使われるものが中京間などが畳の種類として挙げられます。

江戸間→中京間→京間の順でしだいに大きくなっていきます。

東日本から西日本へ向かうにつれて、1畳の大きさが大きくなっていくようです。

他にも、公団住宅などで用いられる団地間もあります。

畳1つの大きさが種類によって変わるものの、上述しましたように床面積において2畳分が「1坪」です。

和室で暮らしてきた人にとっては、1坪の広さが2畳分に相当することはイメージしやすいですよね。

例えば6畳という具体的な和室の広さがイメージできれば、3坪の広さも理解しやすいといえるでしょう。

なお、「畳」と表記される代わりに「帖」と表記される場合もあります。

1畳の大きさは上述しました「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」で決められています。

具体的には中京間の畳を元にして、畳1枚当たりの広さは1.62m²(平方メートル)以上の広さを意味すると決められています。

言い換えますと、1坪あたり3.24m²以上で計算してくださいという決まりです。

続いて、「坪」と「m²」を互いに換算し合うための簡単な方法をご紹介いたします。

床面積を計算するための坪とm²の簡単な計算法

ごく単純に計算しますと、1坪を3.3m²に換算すれば大まかな面積を知ることができます。

反対に計算する場合は、1m²を0.3坪に換算すればOKです。

ご説明しましたように「坪」という単位がややあいまいであり、また、上記の計算法では端数を省いているため、あくまでも大まかな計算です。

例えば床面積が30坪(約60畳)の場合は、計算するとおおよそ99m²に相当するでしょう。

特にフローリングの部屋などは、長方形でなく複雑な形をしている場合があります。

複雑な形のフローリングの面積がm²で表されていると、いったいどれだけの広さなのかイメージしにくい場合があります。

そのようなときに上記の計算式が役立ちます。

m²から坪、坪から畳(帖)へ広さを換算できれば、広さを実感できますね。

床面積から坪単価を算出するための計算式

購入する家の価値を表す指標の1つとして、坪単価が使われます。

坪単価の計算式は以下の2通りです。

建物本体価格÷延床面積=建物の坪単価(計算式A)

建物本体価格÷施工面積=建物の坪単価(計算式B)

ここで注意すべき点は、「延床面積」を使うか「施工面積」を使うかによって坪単価の値が異なることです。

ハウスメーカーや工務店によって計算式が変わりますので、どちらが正しい式であるかを断言することはできません。

「延床面積」は、2階建てならば各階の床面積の合計面積です。

ただし、玄関ポーチ、ベランダ、吹き抜け部分などの面積は「延床面積」に入りません。

一方で、「施工面積」は、玄関ポーチ、ベランダや吹き抜け部分などの面積も含んだ面積です。

まぎらわしいですが「延床面積」と「施工面積」は違うことを知っておく必要があります。

次に、それぞれの式で計算した坪単価の内容についてご説明します。

延床面積と施工面積をそれぞれ使って計算した坪単価の違い

「延床面積」は床面積だけを表すため、「施工面積」よりも小さいことがほとんどです。

言い換えますと、「施工面積」には床面積以外にも、玄関ポーチやベランダといった面積も含まれています。

そのため、「延床面積」を使う前項の計算式Aの坪単価は、「施工面積」を使う計算式Bの坪単価よりも高くなります。

例えば、玄関ポーチやベランダなどの面積が大きくなればなるほど、「延床面積」と「施工面積」の差が大きくなり、計算式Aと計算式Bで坪単価は大きく違ってきます。

単純に坪単価が高い、低いで判断すると予想外のことが起こる可能性もあります。

あらかじめ、坪単価の計算式が2つあることを知っていれば坪単価が表す意味を理解しやすいですね。

以上のようなことから、坪単価がどのような計算式で計算されたのかを知っておくことは重要です。

床面積から計算した坪単価について注意すべき点

実は、ハウスメーカーや工務店によって計算された坪単価は、標準的な工事費用で見積もった価格で計算されています。

つまり、より高級な建築材を使ったりオプションを付け加えたりすることで、建物本体価格がどんどん高くなっていくのです。

より良い家にしたいと思うと、建物本体価格は高くなりがちです。

建物本体価格が高くなると、計算式Aや計算式Bからわかるように、床面積は変わらないため坪単価は高くなってしまいます。

さらに注意すべき点は、基本的に坪単価は付帯工事費や諸経費を入れずに計算されるという点です。

そのため、地盤改良工事や駐車場工事などが必要になれば、その分の工事費が上乗せされて建物本体価格が高くなってしまいます。

工事費が上乗せされて建物本体価格が高くなると、やはり坪単価は高くなります。

坪単価は購入前の見積もり段階で計算されたものであると知っておきましょう。

坪単価はあくまでも目安であり、実際にはもっと高くなると思っておく方が賢明です。

坪とm²で面積を変換して床面積の広さを実感しよう

床面積は「坪」という単位で表される場合もあり、「m²」という単位で表される場合もあります。

和室の1畳分の広さがわかれば、2畳分が1坪に相当するため、床面積の広さを実感できます。

ただし、1畳(帖)という広さはあいまいなのでm²に換算して正確な広さを算出することが重要です。

また、床面積から算出される坪単価は、どのように算出されたものかを確認することに注意しましょう。