アパートやマンションなどの賃貸物件に住んでいて、仕事の関係上、日中は寝ていたい方もいらっしゃいますよね。
また、休みの日には朝日を感じずに暗い中でぐっすり眠りたい場合もあるでしょう。
そういった方のためには、窓に取り付ける遮光カーテンがおすすめです。
遮光カーテンは日中の光をしっかりシャットアウトすることができます。
光を遮ることで知られている遮光カーテン、その種類や断熱などの効果をご紹介します。
窓に取り付ける遮光カーテン!どういう人におすすめ?
賃貸物件にはさまざまな人々が住んでいますよね。
朝起きて出勤し夜に帰ってきて寝るという、よくある生活の流れの方には窓に遮光カーテンは必要ないかもしれません。
しかし、夜勤があったり、仕事終わりが夜遅く出勤も昼くらいからの方も中にはいらっしゃることと思います。
そういう方は日中に睡眠をとる必要があるため、遮光カーテンが役に立つことでしょう。
遮光カーテンとは、名前の通り光を遮ることができるカーテンのことです。
日中の光を部屋の中に通さない性能を持ち合わせていることから、日中に睡眠を取らなければならない方には夜のような暗い状態を作り出してくれる安眠カーテンだとも言えますよね。
さて、光を遮る効果が高い遮光カーテンですが、使い道は光を遮るだけではありません。
遮光カーテンには等級があり、1~3級に分けられています。
その等級によって光の透過率が異なるため、使い道も分けることができます。
また、遮光するということは断熱効果も持ち合わせているということになります。
次項からは、遮光カーテンの種類や効果についてお伝えします。
遮光カーテンの種類
窓に取り付ける遮光カーテンには種類があります。
まず、1~3級まで等級に分かれていて、それはJISの規格で決められています。
1級の遮光率は99.99%以上と一番遮光率が高く、カーテンを引いてしまえば日中でも光を完全にシャットアウトできます。
光をしっかり遮断することから、日中暗い状態で眠りたい方におすすめです。
2級の遮光率は99.80%以上です。
数値だけ述べても分かりづらいのですが、カーテンを引いた時に人の顔や表情が分かる位のレベルになります。
日中の強い日差しは遮りますので、1級ほどの真っ暗さは必要ない方に程よい暗さでの睡眠が可能になります。
3級の遮光率は99.40%以上で、人の識別はできるものの何か作業をするには暗い状態になります。
作業するには暗い状態ですが多少の明るさはありますので、眩しい状態を避けることができます。
1級は寝室用に使われることが多いため、デザインがシンプルなものが多いようです。
デザインが豊富なのは2級や3級になりますので、使い道に合わせて種類を分けると良いですね。
次項では、遮光カーテンの効果について断熱効果はあるのかお伝えしていきます。
断熱はするの?窓に遮光カーテンを取り付けることの効果
遮光カーテンは、等級によって光の遮断率が違うことをお伝えしてきました。
それでは、遮光カーテンの効果は光を遮断することだけかというとそうではありません。
光を遮断することによって断熱効果も生まれるのです。
夏には、窓から強い光が差し込んできます。
あまりの日差しの強さに何か遮るものが欲しくなってしまいますよね。
しかし、遮光カーテンによって光をシャットアウトすれば部屋の中に熱気が入ってくることを防ぐことができます。
また、冬には窓から寒い冷気が入り込んできます。
真冬の窓辺からくる冷気はなかなか辛いものです。
しかし、この冷気も遮光カーテンがあれば、窓とカーテンの間に冷気を閉じ込め部屋の中に冷気が入り込んでくることを防ぎます。
地球温暖化は世界中でも大きな問題となり、日本の夏の暑さは尋常ではないことが多いですよね。
遮光カーテンによってもたらされた断熱効果は夏の暑さや冬の寒さを和らげるため、光熱費を下げることに繋がります。
そして、光熱費が下がれば家計にも地球にもエコになる効果が期待できます。
遮光カーテンの効果は断熱だけじゃない!防音効果も
遮光カーテンによる断熱効果をお伝えしてきました。
ここでは、他にもある効果、防音効果についてお伝えしていきます。
賃貸物件では、外の音が気になることもありますよね。
朝寝ていたい場合でも、外の車の音や通学の子供たちの声が気になってしまうこともあるでしょう。
そういった方には、遮光カーテンがおすすめです。
遮光カーテンは、遮光効果を出すために生地が高密度で作られています。
そのため、遮光カーテンから音が洩れにくい効果があるのです。
窓に遮光カーテンを取り付けるだけで外からの音があまり気にならなくなれば、安心して眠りにつくことができますよね。
外の音によってイライラすることも少なくなることでしょう。
また、内側からの音漏れもしづらくなることから、ピアノなどの楽器演奏の音が外へ洩れにくくなる効果が期待できます。
ただし、全く音を防音するほどの強い効果はありませんので、演奏の際は周りへの配慮は忘れないよう気を付けてください。
窓への遮光カーテン!遮光・断熱・防音の他にもある効果は?
ここまで、遮光カーテンは、
・遮光
・断熱
・防音
の効果が見込めることをお伝えしてきました。
ここでは、もう一つ注目してもらいたい効果についてご紹介します。
それは、プライバシー保護の効果についてです。
賃貸物件ですと、夜に窓際に映り込む人影が気になってしまう場合があります。
窓のすぐ近くに駐車場があったり、人通りが多い場所だと特に気になってしまいますよね。
このように窓から人の気配が分かるのを避けるのに、遮光カーテンが役に立ちます。
遮光カーテンは光を遮断することから、夜電気を付けることによる室内の透けを防ぐのです。
それは、部屋の人影が外からの人に見えることを防ぐことにも繋がります。
人影が窓から見えると、見るつもりがなくてもつい目が行ってしまうことがあります。
そして、窓から部屋の中を見る人が無害な人ばかりとは限りません。
防犯のためにも、外から不用意に部屋の中の様子が分かるようなことは避けたほうが良いですよね。
それほど強い遮光は必要ないのであれば、2級や3級のカーテンで試してみてはいかがでしょうか。
窓に遮光カーテンを付けてみたい!選び方のコツ
遮光カーテンにはさまざまな種類や効果がありましたね。
ここでは、実際に窓に遮光カーテンを取り付けてみたい方に向けて選び方のコツをお伝えしていきます。
〇カーテンサイズは適正なものを選ぶ
遮光カーテンに求められるのは、まずは光が入り込まないことですよね。
しかし、カーテンの丈が短いものを選んでしまうと、そこから漏れる光によってせっかくの遮光効果が薄れてしまうことになります。
適正なサイズを必ず購入するようにしましょう。
〇等級は求める暗さによって選ぶ
等級は1~3級までありました。
1級はカーテンからの光漏れはほぼゼロに等しいため、真っ暗の状態で眠りたい方におすすめです。
あまり強い遮光は必要ない場合は、2級3級を選びましょう。
〇同じ生地でも色で遮光性が変わる場合がある
遮光カーテンは同じ生地を使っていたとしても、暗めの色に比べて明るめの色のほうが遮光性が弱くなる場合があります。
その場合、裏地が付いていれば遮光性に変化がないことが多いことから、色が薄くて遮光性が心配の場合は、
しっかりとした裏地が付いたものを選びましょう。
裏地があれば、高い断熱効果も期待できます。
遮光カーテンの効果は遮光だけではない
遮光カーテンは、日中に睡眠が必要な人に暗い空間を作り出してくれます。
また、3種類の等級に分かれていることから暗さの調整ができます。
遮光カーテンは光を遮る効果にまず注目してしまいがちですが、他にも優れた効果が見込めます。
それは、遮光、断熱、防音、プライバシー保護の効果です。
さまざまな効果が見込める遮光カーテン、安眠のためにも使ってみてはいかがですか。