生活感のないおしゃれな部屋って憧れますよね。
これから一人暮らしをはじめる際、「意識高い系」のインテリア例を見ると思わず真似したくなるかもしれません。
しかし見た目よりも大切なのは、住んで暮らしてみて快適かどうかということではないでしょうか。
「趣味や仕事に没頭する男性にとって本当に便利なインテリアとは?」
「掃除や片付けが苦手でも部屋をキレイにする方法は?」
ということをご説明していくので、参考にしてください。
ショールームでは暮らせない!自分にとって居心地のいい部屋って?
家具に一目ぼれしたりショールームを見て「真似したい」と思っても、そこで生活するということを考えずに部屋をコーディネートしてしまうと後悔することになるのではないでしょうか。
男性にとってのおしゃれなインテリアについて考えるのもいいですが、まずは、自分の部屋をどう使っているのか自問自答してみましょう。
仕事で忙しく、帰宅して寝るだけの部屋なら、家事のための動線を考える必要はないかもしれません。
そのうえ来客が多く、特に女性を部屋にまねく機会があるなら、清潔感あるカッコいいインテリアにできるとイメージアップになります。
インテリアはこだわり始めると意外と奥深く、SNSやブログで部屋を作品として紹介するのも楽しみ方のひとつです。
しかし、SNSなどで見かける「おしゃれ部屋」について、「不便そう…」と思う人もいるようです。
そう思われてしまうのはなぜなのか、次項から具体例を挙げていきましょう。
真似しても大丈夫?不便な「男性のおしゃれ部屋」もある
自分の部屋をおしゃれにする手っ取り早い方法は、センスのいい人の真似をすることです。
とはいえ、SNSで見つけた「イイ感じの部屋」を真似した結果、住みにくくなることもあります。
実際に一人暮らしをして家事をした経験がある人は、画像を見るだけでピンときますが、これから一人暮らしをはじめる男性はイメージしにくいかもしれません。
では、一見おしゃれな部屋が「不便そう…」と思われる失敗例をみていきましょう。
●大きな家具を置いていて、部屋を移動しにくい
デザイン性の高いソファは、置いてあるだけで部屋がランクアップしたように見えます。
布団を下に敷くよりは、ベッドのほうがカッコよく見えるものです。
配置にもこだわって全体的な色味を統一していると、パッと見た時にはセンス良く見えることがあります。
しかし、家具と家具との隙間が狭く、部屋を移動するのが難しそうなインテリアはおすすめできません。
急いで通り抜けようとして体をぶつけたり、掃除しにくい部屋になってしまうからです。
また、ソファは意外にも「買って失敗した」と感じる人が多い家具です。
もの置き場になってしまったり、気が付くと床に座っていたりして、ただの邪魔ものになってしまうこともあるので、購入前にはよく検討してから決めたほうがいいでしょう。
インテリアの落とし穴!部屋に合ったレイアウトを
●部屋に合った配置ができていない
例えば、窓の前にベッドを置いているインテリアもよく見かけます。
部屋が狭く、どうしても奥にベッドを置いたほうがスッキリと見える場合に、窓際に置くことがあるかもしれませんが、住んでみると不便に感じることが多いでしょう。
窓の近くは外気が伝わってくるので、夏は暑く冬は冷え、そのうえ家具が日焼けしやすくなる場所です。
その窓からベランダに出て洗濯物を干すなら、いちいちベッドの上を行き来しなければなりませんし、窓の近くに室内干しをしたい場合、ベッドが湿気やすくなります。
また、男性も好きなアイテムとしてロフトベッドがありますが、部屋の天井が低いのにロフトベッドを置くと、熱が上にこもりがちになって「暑苦しくて眠れない」という可能性があります。
ベッドに上りにくかったり、起きると天井に頭をぶつけてしまうことになるかもしれません。
おしゃれさにこだわって、ゴミ箱を見えない場所に置くようにする人もいるようですが、ゴミ箱は部屋の数箇所にあったほうが楽だということに気がつくかもしれません。
このように、部屋に合ったインテリアを考えていくと、おしゃれなだけではなく「住みやすい」部屋にすることができます。
賢いインテリア術!選び方のポイント
部屋に合った家具の配置を決めるには、「無計画に家具を買わない」ということが大切です。
きちんと寸法を測り、できれば実際に自分の目で見て選んだほうが、後々悩まずにすみます。
計画的に家具を購入したら、置く前にインテリアをしっかりイメージすることもポイントです。
ノートに部屋の見取り図を書き、別の紙を家具の大きさに切って見取り図に並べ替えてみることでイメージすることもできますが、便利なシミュレーションアプリもあります。
シミュレーションアプリはいくつかありますが、「間取りTouch+」なら、精密な間取りを作って家具のレイアウトをすることができます。
家具の種類も多く簡単にできますのでおすすめです。
また、カーテン選びは重要です。
カーテンの値段は幅広く、安いものでもいいと考えがちですが、「断熱効果」「遮光性」などにこだわって、サイズもピッタリしたものを取り付けた方がいいでしょう。
それだけで冷暖房の効率がアップします。
昼間でも暗くして映画を観ることが好きな男性もいると思いますので、遮光性もチェックしてみてください。
その他には、「汚れたときに取り外して洗える」、「できるだけ合わせやすい色味にする」ということも気にしてみてはいかがでしょうか。
清潔感ある男性は好感度が高い!キレイな部屋を維持
現実的なインテリアが完成して住みやすい部屋になったら、次に考えたいのは「清潔感」です。
おしゃれな部屋でも、散らかっていたりホコリだらけだと台無しです。
すべて完璧に掃除しなくても部屋の清潔感をたもつことはできますので、以下のポイントを意識してみてください。
〇ものを置かない
洗濯物やゴミを片付けるのは基本ですが、その他のものも片付けるようにしましょう。
「出しっぱなしにしてもいい部屋」にすると、どんどんエスカレートして、気が付くと汚部屋になってしまうことがあります。
テーブルやソファ、ベッドの上にものを置かず掃除できる状態にしておきましょう。
汚れを徹底的に水ぶきしたり、床のワックスがけなどの細かい掃除などはともかく、ホコリ掃除くらいはこまめに行うようにしたいですね。
〇水回りの掃除は大切
キッチン、トイレ、お風呂などの水回りは掃除しないでいると、どんどん汚くなっていきます。
カビや臭いが発生すると健康的に生活することはできないので、優先的に掃除しましょう。
〇部屋の角を掃除する
部屋の角にはホコリが溜まりやすいという理由もありますし、ここを掃除すると全体的にきれいに見えるという理由もあります。
また、天井の端もぐるっと見るようにすると、クモの巣などを発見することがあるかもしれないので、たまには上を見上げてみることもおすすめです。
それではいよいよ次項から、男性向けのおしゃれな部屋つくりのコツについてご説明します。
部屋の片付けが苦手な男性でも大丈夫!インテリアに一工夫
おしゃれな部屋づくりのためには「収納しやすいインテリア」を考えることは外せません。
いくら好みの家具をセンス良く配置しても、散らかっていれば意味はないからです。
漫画やフィギュアなどが好きな男性も多いと思いますが、それをしっかりと収納できる棚を用意すると部屋が散らかりにくくなります。
また、飾って楽しみたい場合も、部屋のあちらこちらに置くのではなく「ここ!」と決めて飾るようにするとよいかもしれません。
そして、少し難しいのですが、衣類の収納を徹底することも「おしゃれ部屋」への近道です。
一度来た服を、「また着るから」と考えて出しっぱなしにして、どんどんそれが積みあがってしまうこともあります。
ベルトやネクタイをあちこちに置きっぱなしにして、見つからなくなってしまうこともあるかもしれません。
クローゼットの収納力をアップさせる方法としては、デッドスペースを無くすために収納ケースを購入して入れてみたり、扉の内側に収納アイテムを付けたりすることが挙げられます。
また、部屋にいくつか「とりあえずの置き場所」を設置することもおすすめです。
収納できるスツールや、見た目がおしゃれなカゴなどを置いて、一時的な置き場所を作ることで、片付けが苦手でも部屋が散らかりすぎるのを防げます。
住みやすい部屋にしよう!
自分の部屋が帰宅して寝るだけの部屋ではなく自炊して生活していく場所なら、住みやすい部屋にするために注意することは多いです。
家具を購入する際は計画的に選び、部屋の広さや天井の高さ、窓の位置などを考えて配置していきましょう。
インテリアをしっかりイメージするためには、シミュレーションアプリが便利です。
また、清潔感を維持するために、水回りや4隅の掃除、まめに片付けることを意識してみましょう。