ご自宅に使われていない窓はないでしょうか。
その理由は、防犯上開けたくないなどさまざまでしょう。
そのような使わない窓は、思い切ってDIYで壁にしてしまうのも1つの方法です。
こちらでは窓を壁にするメリットやDIYの方法に加え、反対に壁にインテリアとして窓をDIYで取り付ける方法などをご紹介していきます。
DIYが厳しい方向けに、専門業者に頼る方法やかかる費用についてもお話ししていきます。
窓をなくすメリットにはどのようなことがあげられる?
窓を壁にしたい、と考える場合にはさまざまな理由があげられるでしょう。
家具の配置に困る、住んでる家や部屋のすぐ隣に新しい住宅ができ視線が気になる、1階に住んでいて窓を開けると防犯上心配、など考えてみればいくらでも出てきますね。
使わない窓を塞いで壁にしてしまうメリットには以下のようなものがあります。
・防犯やプライバシー対策
住んでいる家や部屋のすぐ近くに新しい住居ができてしまった場合や、1階に住んでいるために気軽に窓を開けられない場合には効果的です。
特に、窓が複数あって、採光性や換気の面でそれほど必要ないと感じているのなら、なおさらです。
・断熱や防音
壁にすることで、窓の結露の悩みや、夏暑くて冬は寒いといった悩みが解消されるでしょう。
場合によっては光熱費の節約につながるかもしれません。
・家具の配置を気にせずにできる
窓があることで背の高い家具の配置に困ったこともあるかもしれません。
窓を壁にすることで、家具の配置に考慮することも少なくなり、模様替えもしやすくなります。
次項では、使わない窓をDIYで壁にする方法をご紹介していきます。
使わない窓枠を使って壁にする?!DIYでやってみよう
では、実際に使わない窓を壁にする方法を、ブログなどを参考にご紹介していきます。
●窓枠に木をはめ込むDIY
賃貸住宅で原状回復の必要がある場合は、2×4建材とディアウォールを使用する方法があります。
コストはかかりますが、部屋を傷付けることがないのでおすすめです。
持ち家などで好きなように壁が作れる場合には、直接ビスが取り付けられるので自由度が増します。
●防音効果を上げるために鉛シートをつかってDIY
1mm以下の薄手の鉛板を、化粧合板で両面を挟んで接着して壁を作り、プラスチックのかぶせを4辺に取り付け窓にはめ込む方法です。
この方法で、目隠しや防音の効果が得られるようです。
●吸音材とベニヤ板、布を使ってDIY
かなりの厚みのある吸音材を窓枠の大きさに合わせてカットしてもらい、片面にベニヤ板を付けます。
それを好みの布で包んで取っ手を付けて、そのまま窓にはめ込むという方法です。
吸音材を使用しているため、かなりの防音効果が期待でき厚みがあるため断熱の効果もありそうです。
●発泡スチロールの板を使用してDIY
発泡スチロール(スタイロフォームなど)などの厚みのあるものを、実寸より大きくしてはめ込む方法があります。
発泡スチロール本体に壁に見えるシートや、シール式の壁紙を貼れば安価でおしゃれにDIYできます。
DIYで窓を壁にする時の注意点は
前項でご紹介したDIYで窓を壁に変える方法ですが、一番注意したいのが正確に採寸しないと、余計な手間がかかったり、きちんと枠に収まらなかったりするので、細心の注意を払わなければならない点です。
また、木材を使うので、外側からの見た目は少し悪くなってしまいがちです。
外観を気にする場合は、見た目をよくする工夫が必要です。
さらに、いくつかの木材をはめ込んで壁を作る場合には、時間がたつと木材が乾いてやせ、つなぎ目に隙間ができてしまうことがあるかもしれません。
また、窓と壁に使った素材の間に空気が入ってしまうと、窓に結露ができてしまい、カビが発生する可能性もありますので注意してください。
加えて、壁を作ることで防犯性が上がると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、外側から窓を塞いでいるのが見えてしまっては、結果的には防犯性が上がったとはいえません。
窓を塞ぎ防犯性を上げたいのであれば、業者に依頼してリフォームした方が確実でしょう。
壁におしゃれなインテリア!小窓を簡単にDIY
この項目では、壁に簡易的な窓を取り付けて、部屋に奥行きを出すDIYの方法をご紹介していきます。
簡単にできて、アイデアもネットでたくさん紹介されているのでおすすめですよ。
●100均のフレームを使って小窓DIY
100均で販売されている、4つのフォトフレームを接着剤で付けて、自分好みの色にペイントする方法です。
フォトフレームにはいくつか大きさや形があるので、部屋の雰囲気や好みに合わせてDIYできます。
さらに、取っ手を付ければ窓枠風になっておしゃれな仕上がりになりますよ。
●100均のフレームにおしゃれなガラスをはめ込んでDIY
先にご紹介したフレームに、おしゃれなチェッカーガラスをはめ込めば、本格的な窓に見えます。
壁だけの場所に取り付けると奥行きが出て、もう1つ窓が増えたような気分になれます。
●鏡と窓枠、蝶番を使ってDIY
木のフレームの鏡に、観音開きの窓枠を取り付ければ、鏡の効果で奥行きを作り出す方法です。
狭い場所や、少しでも広く見せたい部屋にあると、本物の窓のようで雰囲気も変わりますね。
DIY上級者?室内に窓付き間仕切り壁を作る方法
ネットでは、室内に窓付きの壁を作って、室内の雰囲気をガラッと変えるDIYを紹介しているブログもあります。
賃貸住宅でもDIYできる、ディアウォールと2×4建材を使用すれば、室内に簡易的な棚や壁が作れます。
棚にしたい場合は、横に何枚か板を渡せばお好みの数だけ棚ができます。
ベニヤ板を一方に取り付ければ、壁としての役割も果たせます。
さらに、おしゃれなお好みの壁紙シールを貼れば雰囲気を変えることもできるでしょう。
壁紙シールはネット通販でたくさんの種類のものが取り扱われています。
下段は棚と壁風にして、上段に簡易的な窓枠を取り付ければ、採光性も取り入れつつ開放感が出ますね。
内窓は枠だけでもおしゃれですし、塩ビニール板をガラスの代用品として使ってもよいですね。
無理せずリフォームで窓を塞ぐ!方法や費用について
DIYで窓を塞いで壁にするという方法は、費用は抑えられますが労力と時間はかかることは予想できます。
DIYに自信がない場合は、思い切って専門のリフォーム業者に頼むのも1つの方法です。
リフォーム業者に依頼するのであれば、以下のような方法が考えられます。
・窓ガラスと窓枠をなくしてきれいに壁にしてしまう
・窓枠は残してガラス部分を合板やFIXパネルを使ってはめ殺しにする
・室内側に扉を取り付け季節によって窓と壁の両方の使い分けをする
なかでも、窓枠を完全になくして壁にする方法と窓枠を残す方法は、よく行われているリフォームの方法です。
一番費用がかかるのは、窓枠から窓まで全てを完全になくして壁にする方法で、内装工事と外装工事を行う必要があります。
塞ぐ窓が2階の場合は、足場を組む必要がありますので、その費用も余分にかかります。
この方法ですと、状況や外壁に使われている素材によっても前後しますが、だいたい30万程度はかかると思ってよいでしょう。
窓枠を残して窓を塞ぐ方法なら、やり方によっては10万円未満ですむ場合もあり、完全に壁にするよりは格段に安くできます。
リフォームを依頼する場合は、ネットで実績が豊富な複数の業者にリフォームの見積もりを出してもらい、比較検討すれば費用をより抑えられるかもしれません。
お悩みの方は、無料で見積もりをしてくれるサービスの利用を検討してみてください。
使わない窓をDIYする方法はアイデア次第でたくさんある!
使わない窓をDIYで壁にする方法や、壁にDIYで窓枠風のおしゃれな装飾をする方法などをご紹介してきました。
DIYする時にはきちんと採寸することが大切です。
また、窓枠を残して壁にする場合は、防犯面では万全ではないことを理解しておいた上で、DIYを楽しんでください。
もしも、DIYが無理だと感じたら、その時はリフォーム業者に頼んでしまうのもアリですよ。