窓にカーテンをすることは一般的ではありますが、よりシンプルな生活を好む方には、ロールスクリーンが良いかもしれません。
ロールスクリーンは窓に設置して上下するだけですので、カーテンのようにかさ張らず見た目もスッキリとさせることができるでしょう。
インテリアとしては優秀なロールスクリーンですが、付けることによって寒いと感じる方もいるようです。
こちらでは、ロールスクリーンの良さや、寒さの原因や対処法をご紹介します。
窓をスッキリさせるならロールスクリーンを!カーテンとの違い
これから家を建てる場合、窓に何を付けようか迷う方もいますよね。
カーテン以外で見た目をスッキリさせたいような方には、ロールスクリーンがおすすめです。
ロールスクリーンにはカーテンのような機能がありますが、見た目がカーテンよりもスッキリしているのが特徴です。
カーテンを付ける場合、厚地カーテンを開けると、窓の両端にカーテンは折り畳まれます。
人によっては、窓の両端にカーテンが折り畳まれた状態が、インテリアとして重たいと感じることもあります。
しかし、ロールスクリーンはスクリーンを上下に昇降するだけですので、見た目がフラットで済みます。
また、スクリーンを上げ切った場合はスクリーンが上に納まってしまうため、非常にスッキリとした印象にすることができます。
カーテンでは、子供がくるまったりして遊んで困ってしまうこともあるようですが、ロールスクリーンならその心配がありません。
最近の家はシンプルさを重視することが多いため、ロールスクリーンを付けることによってシンプルさをより際立たせることができるでしょう。
ただ、「ロールスクリーンは寒い」と口にする方もいるようです。
なぜロールスクリーンは寒いのか、次項で確認していきましょう。
部屋が寒いと感じる理由!大きな原因は窓にあり
部屋が何だか寒いと感じる場合、どこから冷気が来るのか不思議に思う方がいるかもしれません。
温かい空気は部屋のあちこちの場所から逃げていきますが、大きな原因は「窓」にあります。
温かい空気の逃げ道は他に、外壁・換気扇・天井・床などがありますが、圧倒的に窓から逃げていってしまうことが多いのです。
窓からの逃げる温かい空気は、窓の気密性や断熱性を高めることで対策ができるでしょう。
もし賃貸などで窓に隙間がある場合は、隙間テープなどを使うと隙間風が入ってくるのを防げるはずです。
部屋の扉の隙間からの風が気になるようなら、そちらに隙間テープを使っても構いません。
また、窓の断熱性を高めたいのであれば、新築の場合は窓をペアガラスにすることで対応できるでしょう。
すでにある窓へ断熱性を高める対策をしたい場合は、窓へ何らかの工夫を施す必要があります。
そのことについては、後ほどお伝えします。
次項では、ロールスクリーンが寒いと感じる原因についてお話ししていきましょう。
窓に付けたロールスクリーンは寒い?取り付け方による寒さの違い
見た目がスッキリとしているロールスクリーンをカーテン代わりに検討する方は多いと思いますが、ロールスクリーンの設置で寒いと感じる方がいるようです。
元々窓は暖かい空気が逃げやすい場所ですが、ロールスクリーンが寒いと感じる原因をこちらで確認していきましょう。
ロールスクリーンを設置する場合、取り付け方に3パターンあります。
◯正面付け
正面付けは、窓枠の外側や壁にロールスクリーンを設置します。
窓枠よりも大きい幅での設置が可能です。
◯天井付け
天井付けは、窓枠の内側にロールスクリーンを設置します。
窓枠内に納まる形ですので、見た目はスッキリしますが、窓枠との隙間が生じて寒いと感じやすいです。
また、隙間からの光の漏れも気になりやすいでしょう。
◯カーテンレール付け
カーテンレール付けは、カーテンレールに直接取り付けて設置します。
賃貸の場合、カーテンレールに取り付けるタイプなら、傷を付ける心配がありません。
ロールスクリーンは、天井付けにする場合に寒さを感じやすいことがあります。
見た目のスッキリさを選ぶか、暖かさを選ぶかで取り付け方を決める必要があるでしょう。
ロールスクリーンが寒い原因は他にも!必要な窓への対策
こちらでは、ロールスクリーンが寒いと感じる原因を、取り付け方以外で考えていきます。
もし、カーテンを設置する場合、通常カーテンは2種類付けますよね。
レースカーテンと厚地カーテンです。
ロールスクリーンの場合はスクリーンが1枚のみで、日中スクリーンを上に上げてしまえば、直接窓が出てきてしまいます。
カーテンの場合は二重構造になっており、寒い空気をカーテンでガードする役割もありますが、ロールスクリーンの場合は、窓からの空気が直接部屋の中に入りやすい構造になっているため、寒いと感じてしまうことがあるのです。
この場合、ロールスクリーンから感じる窓の冷気を少しでも緩和するよう、窓へ何らかの工夫が必要となってくるでしょう。
次項では、ロールスクリーンを使う場合の窓への寒さ対策をご紹介します。
ロールスクリーンを使う場合の窓への寒さ対策!断熱シートの使用
こちらでは、ロールスクリーンを使う場合の窓への寒さ対策をご紹介します。
窓からの冷気を手軽に防ぐには、断熱シートを貼ることをおすすめします。
断熱シートは、直接窓に貼ることによって窓からの冷気を防ぎ、寒い状態を軽減させることでしょう。
シートは厚ければ厚いほど断熱効果は高いですが、その分窓からの視界が悪くなることが考えられますので、場所に合わせたタイプを選ぶ必要があります。
また、断熱シートは、水で貼るタイプやシールで貼るタイプなどの種類がありますので、ご自分に合ったほうを選んでください。
水で貼るタイプは跡が残る心配がないため、賃貸に住んでいる方に特におすすめです。
シールで貼るタイプを選ぶのであれば、シールの跡が残りにくい物を選ぶと良いでしょう。
なお、窓の表面に凹凸があるようなガラスは貼り付けづらさが、曇りガラスへ使用は断熱シートの粘着により、曇りガラスの塗装が剥がれてしまうこともありますので注意が必要です。
後、ワイヤー入りの網入りガラスは、耐熱シートの貼り付けによって温度差が生じ、窓ガラスが割れてしまうことがありますので、断熱シートの貼り付けは避けるようにしましょう。
設置で寒くしないために!ロールスクリーンの選び方のポイント
ロールスクリーンは設置によって寒いと感じてしまうことがあります。
こちらでは、ロールスクリーンの設置でも寒くならないよう、選び方のポイントをご紹介します。
◯取り付けは「正面付け」か「カーテンレール付け」にする
前の項でもお話しましたが、ロールスクリーンと窓との隙間ができない取り付け方のほうがより寒さを感じにくいですので、「正面付け」か「カーテンレール付け」を選びましょう。
◯断熱性があるタイプを選ぶ
ロールスクリーンには断熱性を備えたタイプがありますので、寒さ対策にはそちらを選ぶと良いでしょう。
◯採光性があるタイプを選ぶ
断熱性があるタイプのロールスクリーンは、採光性が低い物が多いです。
採光性が低いと日中ロールスクリーンを閉めている場合、部屋の中が暗くなってしまうことが考えられます。
そのため、断熱性と採光性の両方を兼ね備えたロールスクリーンを選ぶことが大切でしょう。
ロールスクリーンの設置には取り付け方と断熱性・採光性が大切
ロールスクリーンの設置で寒いと感じる場合、取り付け方を確認してみましょう。
天井付けの場合は窓枠との隙間が生じますので、そこから寒さが生じる場合があります。
また、ロールスクリーンはカーテンよりも構造が薄いため、寒さを感じやいです。
窓に断熱シートを貼ったり、断熱性・採光性のあるロールスクリーンを選ぶことで対策していきましょう。