「知らない間に部屋の中に虫がいた…」なんて経験をしたことはありませんか?
これは虫が苦手な人にとっては非常にショックなことですよね。
小さな虫は窓などのごくわずかなスペースが見つかればどこからでも通り抜けられるので、虫が苦手なら要注意です。
そこで、今回は虫予防のための窓の開け方や、窓からきやすい虫の種類、その他の虫予防策についてお伝えしていきます。
とにかく虫が嫌!窓の開け方に注意
とにかく虫が嫌いだという人は多いですよね。
暖かい気温に近づいてくるとそれと同時に虫の発生率も増えてくる傾向にあります。
「窓を開けて風をあびたいのに、虫が嫌だから諦めている」なんて人もいるのではないでしょうか。
実は筆者もそのなかのひとりですが、窓の開け方に注意を払うことで虫の侵入の回避率をグンと上げることができるとのことです。
網戸が存在しているから大丈夫だと思いがちなのですが、NGな開け方で窓を開けている場合には網戸と窓のサッシに距離が出来るきっかけを作ってしまうことになります。
つまり、小さな虫の侵入口を自ら作ってしまうというわけなので、恐ろしいものです。
窓から来る虫問題を解決すべく、一番おすすめしたい窓の開け方は「右側を開ける」ということです。
右側の窓であれば、閉まっている状態の左側の窓と網戸はくっついていますから、そこから虫が入り込むというのは不可能に近いのですね。
「窓を開けたいときは右側」というのを合言葉にこれを徹底することで習慣化するでしょう。
窓の開け方に配慮して虫対策を
先ほどお伝えした通り、最も安心感の高い窓の開け方というのは右側を開けることでしたね。
かなりの虫嫌いの人は意識してみると状況が良くなってくるかもしれません。
ここまでいってしまうと、左側の窓を開けるという開け方をするのは虫対策の観点からいうと厳禁だと考えるのが普通でしょう。
たしかに、左側の窓を開ける際には扱い方に配慮しないと、虫の侵入を促進してしまうというリスクがつきものです。
しかし、開け方の配慮さえすれば左側の窓でも虫対策は可能になります。
左側の窓を開けたいと思ったら、必ず全開まで開けることを心がけるのがキーポイントとなります。
しかし、ときには窓を全開の状態ではなく、途中までしか開けないというときもあるかと思いますが、これは控えたほうが良いでしょう。
左側の窓限定ですが、途中まで開けた状態にすると網戸と左側の窓の間にわずかですがスペースを作ってしまうことにつながります。
たとえわずかであろうと小さな虫は簡単に通り抜けることが可能なので、心にとめておくことが重要です。
窓の開け方だけじゃない!網戸にも注目して虫対策を
ここまで窓の開け方の工夫の仕方についてお伝えしてきました。
しかし、上記のようなやり方を徹底しているのにも関わらず、なぜか虫が部屋にいるなんて事態が起こる可能性も否定できません。
こういった状況になってしまったら、一度網戸の状態を確認してみる必要性があります。
当然ながら年月を追うごとに網戸の状態も徐々に劣化していくのはいうまでもないかもしれません。
知らず知らずのうちに網戸の破損やほつれなどが目立ってくる可能性があります。
劣化したまま放置してしまえば、もちろん虫が部屋に入り込む確率を上げてしまうことに直結します。
ですから、網戸の状態次第で修繕する必要も出てくるのです。
また、網戸の目のサイズにもスポットを当ててみましょう。
網戸の目のサイズとして多く見受けられるのが1.15mm四方ですから、もしかしたらあなたのお家の網戸もこのサイズにあてはまるのかもしれません。
ですが、このサイズが主流だとはいえ、これよりも小さな虫は容易に入り込むことができてしまうといわれていますし、実際に1mmくらいの虫は存在しています。
網戸の目をもう少し細かいものに変更するのも虫対策としては効果的でしょう。
窓からはこんな種類の虫が入ってくる可能性が!
窓から入り込んでしまう虫と聞いて容易に思い浮かぶのが「蚊」ですよね。
たしかに蚊にさされてしまうと痒みが出ますし、腫れたりしてしまう場合もあるため蚊が入り込むもの防ぎたいものですが、他の種類の虫も入り込んでしまう場合が見受けられています。
まずは、聞いたことがあるかもしれない名前ですが「チョウバエ」を挙げます。
よく薄暗い電灯にたくさん虫が集まっている光景を見たことがある人も多いとは思いますが、そのなかにこのチョウバエも含まれています。
チョウバエは夜行性なので薄暗くなるにつれてその姿を見かけるでしょう。
さらに、お風呂場やお手洗い場、台所などの水周りにも要注意してください。
チョウバエは湿気を好み、暗いところが大好きな虫なので意識しておくと良いでしょう。
チョウバエが活動的な季節や時期としては、特に5月ごろから10月ごろと考えられているので目安にしましょう。
チョウバエのサイズはだいたい1mmから2mmほどですので窓の隙間を容易にすり抜けることができるサイズですから窓の開け方などを工夫して予防できたら良いですね。
まだまだいる!こんな種類の虫も窓から入ってくる!
蚊やチョウバエの他にも窓のから入り込んでしまう虫はまだまだ存在していることで知られています。
次にお伝えしておきたい虫としては、「ヤブカ(ヒトスジシマカ)」ですね。
こちらの虫を見かけやすい場所で代表的なのが家、公園、墓地、草木がたくさんある場所等ですから、もちろん窓から家に入り込んできてしまいやすい虫の一種といえます。
特に注意したいのが暑い季節の雨上がりというタイミングなのですが、このタイミングでどんどん増殖が促進される傾向にあるのです。
ヤブカ(ヒトスジシマカ)が活動的な季節や時期としては、特に5月ごろから11月ごろと考えられているので目安にしましょう。
さらに、ヤブカ(ヒトスジシマカ)のサイズはだいたい2mmから4mm程度なので油断はできないですよね。
他にも、「トビイロケアリ」も注意したい虫のひとつといえます。
腐った木材がトビイロケアリの温床となりがちですから、湿気対策は十分に施していただきたいですね。
湿気は木材にとって大敵ともいえる存在です。
また、特にベランダ付きのお部屋はトビイロケアリの侵入率が高まってしまうというリスクが生じてしまいます。
なぜなら、トビイロケアリはベランダの窓枠も温床となりやすいと考えられているためです。
ですから、温床がベランダの窓枠ともなると窓の開け方に配慮する必要性があるのですね。
トビイロケアリが活動的な季節や時期としては、特に7月ごろから8月ごろの夏場と考えられているので目安にしましょう。
トビイロケアリのサイズはだいたい1mm程度なので他の虫よりも小さめですから心配なら上記でお話しした通り網戸の目をもう少し細かいものに変更するのも得策です。
窓からくる虫を予防したいときは?おすすめの方法
さて、代表的なものを例に挙げましたが、ごくわずかな窓の隙間を狙ってすり抜けてしまう虫も存在するのです。
虫が苦手な人は、まずは上記でお伝えしたように窓の開け方に配慮したり、網戸の目のサイズを細かいものにシフトしたりすることから始めてみましょう。
ですが、それだけでは心配な気持ちはぬぐえません。
より手軽で虫予防に効果的なアイテムとして虫よけスプレーや窓の隙間を埋めるテープ等が豊富に出回っていますからゲットするのもひとつの手段でしょう。
筆者も虫嫌いなので両方を有効に活用しています。
また、ベランダの状態も確認してみてください。
ここでキーワードとなるのが「水の蓄積」です。
水が存在している場所というのは蚊やコバエを始めとして、虫が現れてしまう要因を作ってしまうことにつながってしまいます。
「ベランダには水はない状態か」というのを確認してみましょう。
窓のごくわずかな隙間も油断できない!
窓のあんなに狭いスペースからでも小さいサイズの虫ならすんなりと通り抜けられてしまいます。
虫が苦手だという人は徹底的に虫予防を行いたいですよね。
まずは窓の開け方に注意してから網戸の交換・防虫スプレーや隙間テープの利用・ベランダの状態の管理を行うのが良いでしょう。
もしかしたら少しの工夫を施すことで虫に悩まされることが減るかもしれませんよ。