家の窓ガラスの掃除は、面倒でついつい後回しにしてしまいがちです。
気付けば1年以上、掃除せずに放置していたという方もいるかもしれませんね。
放置すればするほど汚れは落としにくくなるので、できるだけ定期的に掃除するようにしたいものです。
今回は、面倒な窓掃除を簡単に済ませるポイントや、掃除方法をご紹介します。
窓に付きやすい汚れとは?
窓ガラスには、どのような汚れが付いてしまうのでしょうか。
窓の内側の汚れとしては、以下のようなものがあります。
・室内のホコリの付着
・結露によるカビの発生
・手垢などの皮脂汚れの付着
・キッチンでの調理による油汚れの付着
ホコリ単体であれば、まだ簡単に掃除できるのですが、水分や油分と合わさると途端に落としにくい汚れになってしまうため注意が必要です。
また、窓の外側には、以下のような汚れが付きやすいでしょう。
・土や砂による汚れの付着
・雨による水垢の発生
・排気ガスや花粉などによる汚れの付着
・鳥のフンによる汚れの付着
車通りの多い道に面していたり、近くに工事現場などがあったりすると、余計に汚れやすいものです。
また、屋根に鳥が巣を作るとフンの被害が増えてしまいます。
このような窓ガラスの汚れの他に、網戸やサッシにもだんだんと汚れが溜まっていってしまうでしょう。
窓ガラスの内側・外側に加えて、網戸やサッシなども掃除しなければいけないと思うと、どうしても面倒に感じてしまいますよね。
次項からは、そんな窓掃除を簡単に済ませるためのポイントをご説明します。
面倒な窓掃除を簡単に済ませるためのポイント
つい放置してしまいがちな窓掃除を、簡単に済ませるためのポイントをご紹介しましょう。
●先に窓の外側を掃除する
窓ガラスの外側には、土や排気ガスによる黒っぽい汚れが付きやすいものです。
これらを先に掃除して取り除いておくことで、内側の掃除をするときに汚れが見えやすくなり、掃除がしやすくなります。
●くもりか雨上がりのときに掃除する
窓掃除をするなら、くもりか雨上がりのときがおすすめです。
晴れの日は窓ガラスに太陽の光が反射して、汚れを見落としやすくなってしまいます。
また、くもりや雨上がりのように湿気のあるときのほうが、乾燥している状態よりも汚れを簡単に落としやすくなるでしょう。
●家中の窓を一度に掃除しようとしない
窓は家中にたくさんあるので、全部掃除しようとすると面倒くさく感じやすいものです。
そこで、一度にまとめて掃除しようとはせず、「まずは人目に付きやすい、家の正面の窓から」というように、優先順位を決めてみましょう。
こうすることで心理的抵抗を少しでも軽減することができます。
●窓の内側の掃除は日頃から
窓の外側は、家の外に出て掃除しないといけないので面倒に感じやすいです。
それに比べると、内側の掃除はもう少し気楽に取り掛かれるのではないでしょうか。
簡単に拭くだけで良いので、日頃から少しずつ掃除しておくと、汚れが溜まらず楽になります。
隅々まできれいにするような大掛かりな掃除は、半年に1回程度と考えれば良いでしょう。
窓ガラスの掃除の基本!タオルで窓ふき
ここからは、具体的に窓の掃除方法をご紹介していきます。
まずは基本の窓掃除として、タオルを使って窓を水拭きしましょう。
洗剤を使わなくても、それほどひどい汚れでなければ落とすことが可能です。
準備するものが少なく、気負わず簡単に取り掛かれるので、日頃の掃除にぜひ取り入れてみてください。
【必要なもの】
・タオル(水拭き用・からぶき用をそれぞれ1枚ずつ)
【手順】
①1枚のタオルに水を含ませ、しっかりと絞って水がたれないようにします。
②絞ったタオルで窓ガラスを拭きます。
このとき、「の」の字を描くように拭くのは拭き具合にムラができやすいのでNGです。
タオルを横方向にまっすぐ動かし、窓の端まで拭いたら少し下にずらして、往復するように拭くのがおすすめです。
③水拭きが終わったら、もう1枚の乾いたタオルで水分を取っていきます。
今度は「の」の字を描くような動かし方で、水分を残さないようにまんべんなく拭いてください。
拭き取る前に水分が乾いてしまうと窓ガラスに跡が残ってしまい、きれいに見えないので、水拭き後はすぐにからぶきをしましょう。
皮脂汚れなどに効果的!新聞紙で簡単に窓掃除ができる
タオルでの水拭きだけでは、皮脂汚れや油分を含む汚れが落ちないこともあるでしょう。
そんなときに役立つのが、新聞紙です。
新聞紙に使われているインクが汚れを分解してくれるうえ、艶出しでガラスをピカピカにする効果もあります。
また、新聞紙の粗めの繊維によって、窓に付着した汚れをからめとることができるでしょう。
読み終わった新聞紙があれば、掃除グッズとして役立つのでぜひ取っておいてください。
【必要なもの】
・新聞紙
・スクイジー(あれば)
【手順】
①新聞紙を半分に切り、丸めて小さくしたらぬるま湯でサッと濡らします。
②水分を軽く絞ってから窓を拭きます。
タオルでの拭き方と同様に、横方向に往復させながら、上から下に向かって拭いていきましょう。
③乾いている新聞紙を使って水分を取っていきます。
窓に残った水分が多い場合は、スクイジーを使って水を切ると簡単にきれいにできるでしょう。
しつこい汚れはアルカリ電解水やメラミンスポンジで掃除しよう
よりしつこい汚れを落とすには、アルカリ電解水やメラミンスポンジを使用して掃除してみましょう。
●アルカリ電解水
アルカリ電解水とは、アルカリの性質を持った水でできた洗浄液のことです。
洗剤などを使用しなくても、アルカリ電解水を使えば皮脂汚れや油汚れを効果的に落とすことができますよ。
スプレーボトルに入ったものが市販されているので、そちらをタオルに噴射して含ませ、窓を拭いて掃除しましょう。
拭いた後は水分の跡が残らないように、乾いたタオルかスクイジーで水分を取ってください。
なお、アルカリ電解水に直接触れると肌に良くないため、ゴム手袋をして扱うようにしましょう。
●メラミンスポンジ
「激落ちくん」などのメラミンスポンジも、窓ガラスの掃除に使用できます。
メラミンスポンジは汚れを削りながら落とし、洗剤なしで頑固な汚れを取れることから人気の掃除グッズです。
スポンジに水を含ませて、汚れが気になるところをこするだけで、簡単に掃除できるでしょう。
ただし、窓ガラスにコーティングがされていたり、フィルムが貼られていたりする場合、メラミンスポンジで傷を付けてしまうことがあるので、使用は控えましょう。
サッシや網戸も!簡単お掃除方法をご紹介
最後に、窓ガラス以外にも、網戸やサッシの簡単な掃除方法をご紹介しましょう。
●網戸の掃除
網戸は、「クイックルワイパー」など、シートを取り付けるペーパーモップで掃除します。
ウェットタイプのシートを取り付け、網戸をサッと拭けば、それだけで網戸に付着した汚れを取ることができるでしょう。
掃除中に、網戸に付いていたホコリなどが飛ぶことがあるので、窓の近くには新聞紙などを敷いておいてくださいね。
●サッシの掃除
サッシにはホコリなど汚れが溜まりやすいので、まずはブラシを使って汚れをかき出し、掃除機で吸っていきましょう。
大きな窓なら、少し大きめのブラシで大まかに汚れをかき出してから、細かいところを歯ブラシでかき出すと楽に掃除できます。
小さな窓のサッシは歯ブラシだけでも十分でしょう。
汚れがだいたいかき出せたら、タオルや新聞紙を使って水拭き・からぶきをし、きれいに仕上げましょう。
手軽な窓掃除から取り入れよう!
今回は、面倒な窓掃除を簡単に済ませるポイントや、手軽に取り掛かれる掃除方法をご紹介しました。
家中の窓をまとめて掃除しようとしたり、隅々まできれいにしようとしたりすると、窓掃除を面倒に感じやすいです。
まずは、目についた汚れをタオルで水拭きして落とすような、簡単な掃除からやってみてはいかがでしょうか。
簡単な掃除でも日頃からやっておくと、汚れが溜まりにくくなり、大掃除も楽になるでしょう。