1kの賃貸で始める一人暮らし、インテリアにもこだわりたい

初めての一人暮らしには、夢や憧れがいっぱいですが、独立したての身の上では、1kの賃貸物件を借りるのが精いっぱいではないでしょうか。

ただ、たとえ狭くても、インテリアにこだわって、お気に入りの部屋にしたいものです。

そこで、1kの賃貸物件に適したインテリアの配置やそのポイント、またおすすめアイテムなどを、紹介します。

ワンルームとは違う、1kの賃貸の定義とは

初めて一人暮らしをする場合、雑誌のような部屋にしたい、おしゃれな部屋にしたいなどという憧れが強いですよね。

しかし、都市部では家賃も高いため、1kの賃貸物件などはとても手が出ず、おのずとワンルームに暮らすことになってしまうのです。

ワンルームは、部屋の一角にすでにキッチンが配置されているため、ほとんど自由度がありません、

キッチンから一番遠いところにベッドを置くとすると、その間のスペースにテレビやテーブルを置けば、部屋はもう満杯です。

それと比べると、初めての一人暮らしで1kに暮らせる人は幸せですね。

そこで、そんな1kの部屋に適したインテリアの配置や、おすすめアイテムなどを紹介していきます。

まずは、ここで1kの定義をしておきます。

玄関を入ったところに、4.5畳以下のキッチンがあり、部屋の一角にはバスやトイレ、またはユニットバスなどがあります。

そして、奥に6畳ほどの居室がある、2間続きの部屋を1kといいます。

キッチンがそれ以上広いと1dkになりますし、玄関から居室までの通路にミニキッチンがあるだけなら、それはワンルームでしょう。

では、1kの賃貸物件の、おすすめのインテリアやその配置をみていきましょう。

1kの賃貸物件、まずはキッチンの冷蔵庫配置のポイント

1kの賃貸の一人暮らしで最低限必要なものといえば、キッチンでは冷蔵庫と食器棚、そしてレンジ台でしょう。

私は、冷蔵庫に関しては、容量は大きいに越したことはないというのが持論です。

なぜなら、一人暮らしでは、家計の節約に自炊が欠かせないからです。

一人暮らし用というと、普通は150ℓ以下を考えがちですが、そこそこの容量があったほうが使えます。

余裕があれば、まとめ調理したものが鍋ごと冷やせたり、生鮮食品は特売のときにまとめ買いして、小分けして冷凍しておけます。

生鮮食品以外でも、飲み物や開封後の調味料、薬など、口に入れるものはすべて冷蔵庫に入れておけば安心です。

家事動線を考えると、冷蔵庫は流し台の横に配置するのがよいでしょう。

最近はサイズもスリムになって、55センチ幅程度でも250ℓ以上は入るものもあります。

玄関の三和土と流し台の間に背の高いタイプを設置すれば、玄関からキッチンが丸見えになるのを防止することができます。

おすすめは、シャープのSJPD27BTで、幅54.5×高さ156×奥行65センチ、容量271ℓというものです。

カラーは白とブラウンがあり、ブラウンはつや消しのマットな色合いで、リビングにおいても違和感がないくらいです。

価格は6万円前後で、白物家電というよりも、インテリアのひとつという感覚で置けるのがおすすめポイントです。

1kの賃貸、キッチンのおすすめインテリアはこれ

冷蔵庫以外には食器棚かそれに代わる収納が必要でしょう。

おすすめは引出しタイプの収納で、低い位置で出し入れできるので使い勝手がよく、食器選びの際も、引出しを全開にすればチョイスが容易です。

また、上部に炊飯器やレンジ、オーブンなどを置けば、別でレンジ台などを買う必要がありません。

1kの賃貸では、キッチンの部屋は玄関や流し台、バスやトイレがあるため、大型のインテリアを置く場所は四方のうちおそらく一面しかないでしょう。

それが奥の居室へ通じる面であれば、扉部を除く最大幅を活用しましょう。

おすすめは、LOYYAの北欧風キッチンカウンターで、引出し収納とスライド棚の2つを並べれば、食器もトースターも収納できます。

上に炊飯器やレンジ、コーヒーメーカーなどを置けば、キッチン回りはすべてOKです。

カラーも白とウォルナットとオークがあり、冷蔵庫との色合わせもできそうです。

また、高さが90センチと低いので、背面に木製のウッドパネルなどを取り付けて、小さな棚板などを作ったり、金属のバーを通したりもできます。

よく使うカップなどは棚板に置いたり、金属のバーにS字フックなどでぶら下げてもよいでしょう。

また、お玉やフライ返しなどのキッチン用品もかけられますし、小物のディスプレイもできそうです。

1つ1.5万円くらいなので、タイプ違いを2つ買っても3万円くらいです。

余裕があればキッチンにこんなインテリアも

1kの賃貸のキッチンに必ず必要なものは以上ですが、スペースにゆとりがあるようなら、折り畳み式のダイニングセットなどを置くのもよいでしょう。

必要な時にさっと出せるものであれば、邪魔になることもありません。

食事をとるだけでなく、ちょっと座れる机と椅子があれば、調理中に本を読んだり、パソコンをみたりもできるので、あると便利です。

また、三和土のまわりに余裕があれば、シューズボックスも欲しいところです。

スペースをとらない縦型スリムタイプなどが最適ですが、多少余裕があるようなら、LOYYAのキューブ型収納BOXがおすすめです。

シェルフ型は2段に分かれていて、華奢なタイプの靴なら1つのキューブで4足は収納できます。

スペースによってキューブの数を増やすことができ、階段状に並べればおしゃれなインテリアにもなります。

ブーツなどの丈のあるものは、階段状にしたBOXの上に並べたり、ちょっとしたミニグリーンを置いたりして、箱の中も外も利用できます。

一人暮らしで意外と置き場所に困るのが、鍵束や定期、折り畳み傘など出かけるときに必要な小物類と、通勤用のかばんなどです。

居室に持って入ってしまうと、失くしたり、邪魔になったりするので、できれば玄関回りにまとめておきたいですね。

キューブには扉付きもがあるので、かばんを入れられます。

鍵束などはキューブの上に小物を入れておく皿などを置いて、定位置にするとよいでしょう。

1kの賃貸の居室は、大型収納ですっきりと

次に1kの賃貸の居室のインテリアですが、最低限必要なものといえばベッド、テレビ、テーブルなどでしょう。

クローゼットなどは作り付けがあれば利用できますが、小さい場合などは、そこをトランクルーム代わりにしましょう。

季節的に着ない服を収納チェストに入れておいたり、掃除機やアイロン、アイロン台、予備の布団や旅行用トランクなども入ります。

そして、横長の部屋であれば、ベランダに対して左右どちらかの壁面を、一面クローゼットにすると収納力抜群です。

おすすめは、Saloneシリーズなど全面鏡面張りのクローゼットです。

扉に全面ミラーを選べば、部屋の広みせ効果が期待できます。

奥行が62センチで幅は100センチ~300センチまで選べるので、壁のスペースによって選びましょう。

これはかなり収納力が高いので、本やディスク、かばん、季節外れの靴、日用品のストックなども入れておけます。

他に収納家具をおく必要がないので、部屋がすっきりするはずです。

また、クローゼットの配置からすると、ベッドは反対側の壁に沿わせるのがベストでしょう。

スペースに余裕がなければ、ソファーベッドなども検討しましょう。

テレビやオーディオはベッド高に合わせた高さで、コンパクトなボードにまとめておくことです。

収納力は必要ないので、ブルーレイなどのデッキとテレビが置ければ十分です。

1kの賃貸の居室は一工夫のあるインテリアをチョイス

あとは居室のテーブルですが、伸縮する細長いローテーブルなどで部屋のテイストにあったものをチョイスしましょう。

キッチンにダイニングテーブルがある場合は、そちらで食事をとることができますが、ない場合はリビングテーブルで食事します。

また普段は小ぶりでも、来客時は十分な大きさをと考えると、Fngoの伸長式センターテーブルなどがおすすめです。

幅48センチで、長さは普段は1メートル程度ですが、来客時には169センチまで伸ばすことができます。

高さは39センチで、床に座って低く暮らすのに適しています。

スペースがあればソファーなども欲しいところですが、1人ならば小ぶりのビーズクッションがおすすめです。

邪魔ならばベッドに上げておけばよいので、固定式のソファーよりもスペースが有効に使えます。

以上がおすすめの1kの賃貸のインテリアですが、部屋は個別に違います。

おすすめアイテムを参考にしながら、皆さんそれぞれの1kの部屋づくりを楽しんでください。

1kの部屋でも工夫次第で夢のマイルームに

1Kの賃貸では、限られたスペースを有効活用することが大前提です。

そのため、折り畳み式や伸長式のもの、固定ではなく可動式のものが重宝します。

また、部屋をスッキリまとめるためには、1つだけ大型の収納をチョイスしましょう。

他にも、広みせのための鏡や、低く暮らすことで空間を広く感じるなど暮らし方の工夫も大切です。

細かな部分はみなさんの腕の見せどころなので、こだわって素敵な部屋を作っていただきたいものです。