一人暮らしを開始するアパートが決まった場合に、物件によっては、最初からガスコンロがついていない場合があります。
ガスコンロがついていないと、生活するのにも不便なので、自分で用意しなければいけませんね。
値段の相場から始まり、どんなものを選べばよいのかもわからない人も多いでしょう。
そこで今回は、アパートなどの賃貸物件で、ガスコンロが設置されていなかった場合のガスコンロの値段や、選び方についてご紹介します。
入居するアパートによって、ガスコンロがある場合とない場合がある
アパートの物件によっては、ガスコンロが最初からある場合と、ない場合があります。
初めて一人暮らしを始める方は、この事実をご存知ないことが多いですよね。
ガスコンロが最初から設置されているのは、主に以下の場合です。
●大家さんが設置してくれている
●前に住んでいた方がそのまま置いていった
●上2つのどちらでもない場合
大家さんが設備として、最初から設置してくれているケースは、キッチンと一体型のビルトインコンロが多いです。
前に住んでいた部屋の住人が退去の際に持っていかずに置いていったケースは、取り外し可能なタイプが多いですね。
ガスコンロが設置されているかについては、賃貸物件の条件項目に記載されていたり、入居の時に説明をしてもらえるそうです。
まずは、賃貸物件の条件項目の備考欄に記載されていなければ、ガスコンロはないと判断して、購入の心構えをしておくといいでしょう。
ガスコンロを購入しなければならないとなると、気になるのは値段ではないでしょうか。
入居するだけでも大金がかかるので、ガスコンロの購入は痛い出費となってしまいそうです。
ですから、前の住人が置いていってくれたガスコンロがあれば、それをそのまま使えるので助かりますね。
アパートで使うガスコンロを選ぶ際のポイントは値段?
残念ながら賃貸物件によっては、ガスコンロがない場合も多いです。
ですが、張り切って入居前にガスコンロを購入するのはやめておきましょう。
ガスコンロは、物によってサイズが異なります。
せっかく購入しても設置できなかった…という事態を招かないように、気をつけなければいけません。
ここからは、ガスコンロを選ぶ際の大事なポイントをご紹介していきます。
たいていのアパートやマンションなどの賃貸物件では、ガスコンロの標準サイズ(幅60cm)がちょうどよく配置できるようになっています。
一人暮らしをする場合は、
●幅約60cmの標準サイズ 2口コンロ
●幅約56cmのコンパクトサイズ 2口コンロ
●1口ガスコンロ
以上のようなタイプから選ぶとよいでしょう。
よく使用されている2口ガスコンロの値段は、およそ2万円が相場となっています。
2口コンロにはグリルが付いている場合が多いです。
魚を気軽に焼けたり、焼き物をしながら味噌汁も同時に作れるメリットがあります。
一人暮らしで自炊を心がけている方には、このタイプがおすすめです。
アパートで使うガスコンロを選ぶポイントは値段の他になに?
ガスコンロがないと、自炊ができなくて困りますよね。
外食ばかりでは出費がかさむだけでなく、健康にもあまり良いものではありません。
一人暮らしの節約のためにも、ガスコンロを使って自炊してみましょう。
前項でガスコンロのタイプをご紹介しましたが、サイズで悩んでいるのならば、コンパクトサイズがおすすめです。
確かに、アパートなどの台所には、標準サイズが設置可能なスペースが確保してあります。
しかし、物件によっては設置するだけでもやっとで、耐熱板が置けなくなる場合があるのです。
ガスコンロの設置部分が3方囲まれたコンロ台なのか、オープンなのかによっても条件は違います。
ですから、ガスコンロのサイズ選びを失敗しないためにも、無難に、配置する場所を選ばないコンパクトサイズ(56cm)のガスコンロを選ぶようにするといいでしょう。
1口コンロの場合の値段の相場は、およそ4,000円です。
1口コンロは、その呼び名からも想像できる様に、サイズが小さいです。
キッチンが狭いアパートや、あまり料理をする気になれない方は、こちらのタイプを選ぶのもよいでしょう。
もう一つ大事なポイントがあります。
ガスコンロは「プロパンガス用(LP)」と「都市ガス用」があります。
どのガスを扱っているかについては、賃貸借契約書に必ず記載されているはずです。
ガスコンロを購入する際は、間違えないように気をつけましょう。
値段も評判もおすすめなガスコンロ
アパートの部屋によっても、ガスコンロの置き位置が違います。
●ワンルーム 玄関の隣キッチン
こういう部屋の場合は、2口コンロが設置できない場合があります。
●部屋に行く通路にキッチン
こちらの部屋の場合は、かなり狭いので、1口コンロしか設置できないでしょう。
●1k
キッチンが広めな物件であれば、2口コンロや3口コンロでも設置できるでしょう。
●1LDK
キッチンが広めで、2口コンロを配置できることが多いです。
3口コンロになると値段も高くなるので、一人暮らしではさほど必要ではないかもしれませんね。
いずれにしても、アパートのキッチンのガスコンロを置ける場所を調査してから購入するようにしましょう。
ガスコンロは、特別どれが一番!ということはありません。
比較的値段も安く、ネットでも評判のよいものをいくつかご紹介します。
購入の際の参考にしてくださいね。
●Paloma(パロマ) ガステーブル 水無し片面焼き 59cm プロパンガス(LPG) 右強火 IC-N900B-R-LP
新品参考価格17,700円~。
59cmの2口ガスコンロです。
およそ2万円の相場よりも安く、グリルも付いていて使い勝手がよいでしょう。
●リンナイ ガステーブル グリルなし コンパクト 幅56cm(プロパンガス用)左ハイカロリーバーナー ブラック KGE-20FTS(BK)L-LP
新品参考価格18,169円~。
グリルはありませんが、コンパクトタイプではあります。
●リンナイ ガス1口コンロ LP用 ブラック KG-11B LP
新品参考価格3,520円~。
1口コンロです。
さすがに値段が大幅に安くなりますね。
IHとガスコンロ、どっちがお得?電気代の値段で比較
近年、一人暮らしのキッチンに、IHクッキングヒーターが設備されている物件も増加しているようです。
ガスコンロとIH、どちらの方が便利で電気代が安いのか、気になる方も多いですよね。
そこで、ガスコンロとIHの比較をしてみました。
まずは、使い勝手で比較してみましょう。
●ガスコンロのメリット
・ブレーカーが落ちにくい
・ガスバーナーの熱い上昇気流で、ある程度フライパンに加熱し続けることができるので、フライパンを振って調理できる
・電子レンジを使いながらでも調理できる
●ガスコンロのデメリット
・掃除するのが大変
・食材の火の通りに偏りがでてしまう
●IHのメリット
・火を使わないから安全
・表面が平面なので、簡単にふき取れ、掃除がしやすい
・温度の微調整が可能
●IHのデメリット
・IHは、ガスコンロ(ビルトインタイプ)と比べて、値段が2倍以上高い
・一人暮らしの部屋は電気のアンペア制限が低い場合が多いので、すぐにブレーカーが落ちてしまう
・停電時に使えない
・フライパンを振ると加熱できない
次に、電気の値段で比較してみましょう。
ガスコンロの大きさやIHの種類によっても違いがありますので、あくまで平均として参考にしてくださいね。
●都市ガスコンロ 1時間あたり、およそ10円
●プロパンガスコンロ 1時間あたり、およそ32円
●IHクッキングヒーター 1時間あたり、およそ28円
つまり、電気代の安さは、都市ガスコンロ>IH>プロパンガスコンロとなります。
都市ガスを使っているアパートの場合は、IHよりもガスコンロの方がお得ですね。
アパートの入居時に証明がついていない場合もあり
ここまで、ガスコンロの選び方や値段などについてご紹介してきました。
何度もお伝えしますが、アパートに設置されていない場合は自分で購入し、すでに設置されている場合や、前の住人が置いていったものは、そのまま使ってよいのです。
これは、天井に取り付ける照明にも同様のことが言えます。
物件によっては、照明が付いていないことがあります。
前の住人が照明を残していってくれていれば、それをそのまま使用しても大丈夫です。
そうでないと、ガスコンロ同様に、自分で購入しなければいけないのです。
仮に照明がついていても、自分好みのものに変更したい場合もありますよね。
そういった場合は、退去の際に元の状態に戻さなければいけません。
退去時に、もともと付けてあった照明に戻すので、間違えてその照明を廃棄しないように気をつけてくださいね。
もし購入する場合は、LED照明がおすすめです。
よく使われている蛍光灯や白熱電灯と比べると、LEDにすることで電気代が半分以下になることも。
年間で約6,000円も電気代が節約できることもあるそうです。
さらに、LEDは寿命が長いのも魅力の一つです。
LEDの値段は、以前は高かったのですが、最近では一般的な白熱電灯とそこまで大きな差はなくなりました。
これから長く一人暮らしをする予定の方は、LEDを購入して付けるか、LEDに変更した方がお得ですよ。
適したガスコンロ選びを
一人暮らしの食を支えてくれるものの中に、ガスコンロがあります。
一人暮らしは何かとお金がかかるもの。
節約のためにも、ガスコンロを使って自炊できるといいですね。
購入する際は、自分が住む物件に適したガスコンロを選びましょう。