全国各地にある様々な種類のアパートですが、騒音で困ったことはありませんか?
上の階の人の足音や、隣に住んでいる人の声など。
放っておくと近、隣トラブルにまで発展したり、自分の健康を害することにも繋がるくらい、身近な問題のひとつです。
今回は、そんな騒音トラブルの対策法などをみていきましょう。
騒音はアパートトラブルランキング上位
アパートトラブルや近隣トラブルと聞くと、どういったトラブルがあるのでしょうか。
・同じ住居を共有する人のゴミ出し分別ルール問題
・挨拶問題
・臭いに関する問題
・駐車場。駐輪場スペース
・ペット
などがあり、ランキングに入っています。
そんな中、騒音は常に上位ランキングに入るくらいトラブルが多い、やっかいな問題です。
アパート内外に関わらず、全体的に言えることですが、人口が密集した土地の建物などでは、個人的にはどうすることもできない公共音(建物道路工事や飛行機の音、宣伝音など)があります。
自治体が管理していることは、すぐに解決することは難しいです。
しかし、住居内・敷地内での「ちょっと気になる」という小さな出来事が、大きなトラブルへ発展しかねない状況を招くこともあります。
アパートの騒音とは
そもそも「騒音」とは何なのでしょうか?
騒音とは、耳にうるさく感ずる音のことで、人の健康及び生活環境に影響を及ぼす、典型七公害と呼ばれる災害のひとつなのです。
災害なので、それが続けば、人は病気を引き起こしトラブルを招きます。
うるさく感ずる音は、人によって個人差があります。
では、アパートでの気になる騒音とは、どんなものがあるのでしょう。
まず、住む人の通路や階段を歩く足音、外の話声が聞こえてくることがあります。
そして、上の階であれば、子どもが走る音や泣き声、椅子や机など家具を動かす音もあります。
音楽好きであれば、大音量で音楽を聴く音もあります。
そのほかにも、誰かを怒鳴る声、駐車場の車やバイクの騒音などの不快音があげられます。
建物外であれば、工事音や電気音など、24時間、聞こえてくる機械音などがあります。
どれも、どこにでもありそうな音ですが、毎日聞いていて、体調に影響を与えれば災害なのです。
アパート選びで騒音トラブル対策(初一人暮らし編)
騒音トラブルを回避するには、アパート選びが、とても重要になってきます。
ここでは、初めて一人暮らしをすることになった方へのアパート選びのポイントを、いくつか挙げていきます。
まず、一人暮らしで絶対に譲れないことを、紙に書き出していきましょう。
その中に、アパートの間取りや自分の要望に合うアパートを、数件から選んでいきます。
不動産屋さんと一緒に周るとき、第一印象の感覚や書き出した要望など条件に合うか、絶対に譲れないと思うところはクリアしているかを見ていきます。
その後に「騒音」トラブルにならないための物件選びとして、建物の構造は何で建ててあるのかをチェックしていきます。
木造だと壁が薄いため、声や音が必ず聞こえます。
鉄骨木造の場合は、外からは中の音はあまりしないのですが、部屋の中にいると、部屋中からの音が響くのが特徴です。
一番は、やはり鉄筋コンクリートがおすすめです。
どれだけ解消できる問題点をクリアできるかで、快適に部屋で過ごせるかが変わってきます。
アパート選びは慎重に行ないましょう。
アパート選びで騒音トラブル対策(家族編)
次に、家族でアパートに住む場合の対策をみていきましょう。
家族の場合も、譲れないことは、紙に書き出していきましょう。
アパートの間取りや条件など、その中で特に、小さい子どもがいるかどうかは、大切なポイントです。
間取りや条件をクリアしたら、小さい子どもがいる場合は、子どもの特性や特徴を考えた上で、物件がクリアしているかを考えてみてください。
子どもは、素直で正直です。
大人のように、周りを気にしてという制限はあまりないです。
元気にいつものように過ごすことは、静かな環境では大きな声ととられたり、うるさいと感じられたりする場合があります。
保育園や幼稚園で、1日を静かに過ごすということはあり得ません。
親や子ども、周りの住人も、気を使わないで済む環境を考えてみましょう。
まず、アパートや近所に、同じくらいの小さな子どもが住んでいることは大切です。
また、住人の方がたちが、どんな人物なのかを知ることも大切です。
そして、間取りの広さや、隣との壁幅が広いことも大切です。
子どもの泣き声や子どもが嫌いな人が住んでいる場合は、人によって騒音と感じます。
そのため、苦情やトラブルの原因になりかねません。
物件と近隣の住民を見る必要があるので、土日の昼間や平日夕方など、人の多い時間に下見をしてみましょう。
アパート住まいで騒音トラブルに巻き込まれないようにする
アパートで騒音に困ることは多いですが、気付かないうちに、自分でも出しているかもしれません。
前述しましたが、人によって騒音と感じるレベルは違います。
そのため、いつの間にか自分が騒音トラブルに巻き込まれていたと、ならないようにする必要があります。
造りの構造で、どうにもならないところ以外の部分を書き出します。
下の階に響かないように、日常に動かす家具を中心に、床に直接触れないようにカバーをしたり、カーペットやマットを敷いてみましょう。
また、カーテンは防火・防音カーテンを選ぶことをおすすめします。
窓を開けているとき、防音カーテンを閉めているだけ、音の漏れ具合が全く違います。
昼間の時間帯であれば、生活音や外からの声も聞こえてくることがありますが、夜間の時間帯は配慮しましょう。
静かになる21時頃から朝6時くらい時間帯は、物音を立てないように配慮することが、とても大切です。
寝室は1Kであれば、隣の人と壁1枚という場所に、ベッドを設置しないことなどが挙げられます。
深夜の不快音は、お互いに不眠やトラブルの原因になります。
音楽を聴く人はボリュームを下げる、またはイヤホンで聴くなど、工夫するとトラブルを防ぐことが可能です。
騒音が気になったら
住んでいるアパートで騒音対策していても、周りがそうでない場合は、まず管理会社へ連絡しましょう。
近隣の人に直接会いに行って注意するといった、自分だけで解決しようとすることは、トラブルになりかねないので避けたほうが無難です。
物件を管理するための管理会社なので、状況報告し、改善してほしい点を伝えましょう。
担当者は、いくつか解決案を提案してくれたりするので、住人全員に文書が入ったりします。
その場合には、誰からと特定できないように、十分配慮してくれます。
後々のことを考えて、対応してもらうのは、管理会社に任せたほうが良いのです。
ほとんどの人は、泣き寝入りして部屋を退居するか、更新日まで我慢し続けるしか方法がありません。
それでも解決しない場合は、法的手段を取る場合があります。
実際には、建物の構造上や性質など、大家さんでないと変えられない部分があります。
そういったこと以外は、管理会社に伝えて、対応してもらいましょう。
それでも改善しない騒音は、大家さんへ現状報告をして、対応してもらいましょう。。
アパートでトラブルにならないために
モラルやルールを守るということは、住人がひとつの建物の中で、できるだけ快適な空間を保ち、快適に過ごすことに繋がっていきます。
ルールがあるから守らなくてはいけないではなく、周りの人のことを考えていれば、騒音には発展しないことが沢山あることに気付けるはずです。