アパートの名前を変更しよう!入居者増加に有効な方法なの?

不動産投資の目的で中古のアパートを購入した場合、アパートの名前が気に入らないと考えるオーナーの方もいるのではないでしょうか。

あるいは、アパートを建ててから年数が経過し、アパートの名前が今の時代とそぐわなくなったと感じる方もいることでしょう。

アパートの名前は入居率に大きな影響を与えることがあります。

アパート経営を順調に進めるためにも、アパートの名前を変更することについて考えてみましょう。

アパート経営に大事なのは入居率!

現在、またはこれから不動産投資の目的でアパートを所有する方が気になるのが、入居率ではないでしょうか。

空室が多ければ、それだけ家賃収入は見込めませんし、たとえ入居者がいなくても室内や設備の劣化による費用の発生などは防ぐことができません。

そのため、できるなら満室に近い状態でアパートの経営を続けていくことが大切となり、それによって利益が出るか出ないかが決まってくるのです。

アパートの入居率を上げるためには、さまざまな方法があります。

たとえば、内装や外観をきれいにするために、リフォームやリノベーションを行ってもいいでしょう。

アパートの見た目がきれいになれば、それだけ入居を希望する人は増えるはずです。

または、入居者募集の広告宣伝に費用をかけるのもいいかもしれません。

広告を見る機会が増えれば、引っ越し先の候補の一つに加わることができるでしょう。

このように、多額のお金をかければ入居率を上げるためにできることはたくさんあります。

しかし、できれば費用をかけずに入居率が上がると嬉しいですよね。

そんなときは、アパートの名前を変更してみてはいかがでしょうか。

入居率を上げるためにはアパートの名前を変更しよう!

アパートの入居率を上げたいと思ったときに、「名前を変更するだけでは変わらない」と感じる方もいることでしょう。

しかし、名前というのはイメージを形作ります。

食品業界では、商品の名前を変更したことで、売り上げが何十倍も伸びたという話があるほどです。

アパート名で例えるなら、「○○荘」よりも「メゾン○○」の方がおしゃれできれいなイメージを持たれやすいですよね。

このように、アパート名ひとつで、人に関心を持ってもらうことができるのです。

入居を考えている人達は、たくさんの情報の中から自分の住みたいアパートを探さなければなりません。

情報誌やネットなどには溢れるほどの情報が掲載されていますが、似通った家賃や間取りの中で、名前がそのアパートに住むことを決定づける要因になることもあるはずです。

そのため、たかがアパートの名前と軽く考えず、たくさんの人に選ばれやすい名前をつけるようにしましょう。

変更したほうがいいアパートの名前とは?

もし、アパートの名前を変えることで入居率の向上が望めると判断できるのなら、思い切って変更の決断を下すのもいいかもしれません。

アパートの名前を変更したほうがいいと思われるケースは、以下のようなものがあります。

●響きが古めかしい

築年数が古いアパートの場合、昔ながらの名前をつけられていることがあります。

○○荘と聞くだけで、木造の古いアパートをイメージしてしまうのではないでしょうか。

●名前が長すぎる

名前があまりにも長すぎると、覚えるのも大変です。

今後、書類などに住所を書くことを考えたとき、長すぎるアパート名は敬遠されることがあるでしょう。

●漢字が読みづらい

一目見て読めないような難しい漢字がつけられている場合、アパートを探している時点で対象から外されてしまうかもしれません。

以上のような点に思い当たるようなアパート名の場合は、変更を考えたほうがいいかもしれませんね。

変更後のアパートの名前はどう決める?

アパートの名前を変更して新たに考えることになった場合、どのような点に注意する必要があるのでしょうか。

いくつかのポイントについてご紹介していきます。

●センスの良い名前にする

ここまで何度か○○荘のような、古いイメージを抱かせやすい漢字は避けたほうがいいというお話しをしました。

洗練された住み心地の良いアパートをイメージしてもらうためには、センスの良いアパートの名前を付けたほうがいいでしょう。

アパートの名前の一部としてよく使われるのが、

・カーサ(家)
・メゾン(家・建物)
・ハイツ(高台の家)
・ヴィラ(別荘)
・クレスト(頂上)
・ドミール(住宅)
・レジデンス(高級住宅)

などです。

このような言葉と組み合わせて名前をつければ、イメージアップにつながるはずです。

●言葉の発音を考える

アパートの名前は文字の見た目だけではなく、言葉にして違和感がないことも大切です。

スムーズな発音を目指すために、濁音を多く使いすぎないようにしましょう。

●近隣のアパートと似たような名前は避ける

近隣のアパートとの差別化を図るために、似ている名前はつけないようにしましょう。

アパートの名前があまりに似ていると、配達物が誤配される可能性もありますので注意してください。

変更するときのポイントはいくつかありますが、最終的には自分が納得できるものをつけることで、後々後悔することが少なくなるでしょう。

アパートの名前を変更する!入居者への報告は?

いざアパートの名前を変更することが決まったら、すでに入居されている方に報告しなければなりません。

アパートの名前の変更に伴い、入居者の方にも手間をかけさせてしまうこともありますので、できるなら変更の一か月前には通知を行ったほうが良いでしょう。

入居者の方が変更の手続きをする可能性があるのは、

・住民票
・銀行
・運転免許証
・電力会社
・通信会社

などです。

これだけの変更手続きをするとなると、とても大変ですよね。

入居者の方にアパート名変更の手続きをお願いすることは、そう何度もあることではないと思います。

そのため、変更の報告は入居者の方の気持ちを考えて、できるだけ丁寧に行いましょう。

もし、変更間際に入居者の方にあわただしく知らせてしまうと、不満も大きくなってしまうかもしれませんので注意してください。

アパートの名前を変更した後にするべきこと

アパートの名前は変更したから終わりというものではありません。

これからのアパート経営をスムーズに行うためにも、細かいところへの気配りも忘れないようにしてください。

まずは、前のアパート名が書かれた看板やプレートを撤去・変更しましょう。

名前の変更でせっかくイメージが一新されたのですから、以前のアパートの名前が掲げられた看板やプレートは速やかに撤去・変更を行ってください。

そして、忘れてはいけないのが入居者の方へのお礼です。

アパートの名前を変更することによって、入居者の方には少なからず迷惑をかけたこともあるはずです。

住所変更手続きのために、わざわざ時間を作らなければならなかった方もいるかもしれません。

今後も気持ちよく住み続けてもらうためにも、誠意ある行動で対応していきましょう。

アパート名を変更して入居者アップ!

アパートの名前を変更することは、入居者を増やすことに繋がることが分かりました。

「このアパートに住みたい!」と思ってもらえるように、センスの良い名前をつけるようにしましょう。

名前の変更に伴い、居住者の方へご迷惑をかけることもあると思いますので、変更後のお礼も忘れずに行うようにしてくださいね。