家を新たに建てる際に、頭を悩ませることの一つが「間取り」でしょう。
その家でこれから生活していくことを考えると、間取りをどう決めるかはとても重要です。
しかし、どのような間取りが果たして自分たち家族に合っているのかわからないものですよね。
そこで、ブログで公開されている間取りを参考にしてみましょう。
家づくりで間取りは重要!
家を新築する際に、間取りは非常に重要なポイントになります。
私たちにとって、家はほっと一息つける場所ですよね。
しかし、現実には掃除や洗濯、料理などの家事をたくさんこなさなくてはなりません。
家事は、できるだけスムーズにこなしたいものですが、間取りによっては家事をこなすのにもストレスが生じるかもしれないのです。
例えば、狭い廊下の先に洗濯機も置いてある洗面所とトイレがある間取りの場合、朝の身支度などに忙しい時間帯には家族がそこに集中します。
同じ場所に家族が集中してしまうと、他の家族がそこを通りにくい状況になります。
そうなると、洗濯物を干したくてもすんなり廊下を通ることができず、イライラの原因にもなるのです。
このようなことにならないように、家族の動線や家事の動線をあらかじめ想定しておいて間取りを決めることが重要といえます。
ブログで間取りを公開している方は、その間取りにしてよかった点や悪かった点などを一緒に記載していることが多く参考になりますので、間取りを決める前に見てみることをおすすめします。
ブログで公開されている間取り・成功例①
実際に家を建てた方が公開しているブログには、成功した間取りや失敗した間取りについて具体的に記載されていることが多いです。
まずは、成功した間取りからみていきましょう。
【シューズクローク】
靴だけを収納する下駄箱ではなく、傘やジャンパー、防災グッズなどの玄関付近に置いておきたいものをしまえる収納スペースですね。
これを玄関先につくることによって、出かける時の身支度がとてもスムーズになります。
また、シューズクロークの中がごちゃごちゃしているときに急な来客があっても、ドアやロールスクリーンなどをつけておくことによって目隠しになるので便利です。
【リビングクローゼット】
ハサミやペン、ガムテープや掃除道具など、収納場所に困りやすいものって案外ありますよね。
そこで、リビングクローゼットをつくっておくと、そこにこまごました物や大きい物まで収納しておくことができるのでとても便利です。
こちらも、ドアをつけておくことによってすっきりとした空間になります。
ブログで公開されている間取り・成功例②
引き続き、ブログで公開されている間取りの成功例についてご紹介していきましょう。
【家事スペース】
家事スペースとは、室内干しができたり、アイロンかけができたりするスペースのことです。
夫婦共働きでなかなか日中に洗濯物を干しておけないなど、室内干しが日課のご家庭も多くあるでしょう。
洗濯機がある場所のすぐ隣に家事スペースの間取りにしておくと、洗濯物をすぐ干すこともでき、乾いたらすぐその場でアイロンをかけることもできるのです。
夫婦共働きで忙しいご家庭の家事動線としてばっちりですよね。
【パントリー】
パントリーとは、食料品やキッチンまわりのものを収納しておくスペースのことです。
パントリーがあると、乾物やペットボトルなどの常備品を収納しておくことができるので、その分キッチンがすっきりとします。
また、コーヒーメーカーや炊飯器などの電化製品をパントリーにおいておくことで、生活感を出さずにオシャレなキッチンを演出することもできるでしょう。
自分の生活パターンや好みなどによってどう間取りを決めるのかは異なります。
間取りを決める際には、ご自分やご家族がどういった生活スタイルなのか改めて考えておくようにしましょう。
ブログで公開されている間取り・失敗例①
ブログで公開されている間取りは、成功例だけではありません。
失敗例こそ参考にするべきだと思います。
さっそくご紹介していきましょう。
【配線】
間取りの失敗例で上位にランクインするのが配線についてです。
配線の失敗の具体例は以下のようなものがあります。
・玄関の照明スイッチを遠くに配置してしまい、靴を履いてからは電気を消せない
・キッチンの調理家電の数のわりにコンセントの数が少なく、一度に調理家電を使用したいときはその都度別のコンセントがあるリビングまで移動しなくてはいけない
この二つの具体例はあくまでも一部です。
配線での失敗は多くの人が経験しているので、ブログでチェックしてみてくださいね。
【収納】
収納に関しては、たくさんつくれば何も問題ないような気もしますが、そういうわけでもありません。
例えば、リビングに壁面収納をたくさんつくってしまったために、ソファなどの家具が壁付けでおけなくなってしまうというような問題が起きます。
反対に、住空間を広くしたいからということで収納を少なくすると、その分、物が散乱してしまう原因ともなるのです。
このようなことがないように、間取りを決める際は自分たちが持っている物の収納場所や、家具家電のおき場所をあらかじめ決めておく必要があります。
ブログで公開されている間取り・失敗例②
ブログで公開されている間取りの失敗例はまだたくさんあります。
引き続きご紹介していきましょう。
【広さ】
リビングを広くしたいからと、キッチンを狭くする間取りも一考する必要があります。
もしも、ご夫婦やお子さんと一緒に料理を楽しむご家庭であれば、キッチンが狭いと身動きが取りづらく非効率です。
また、同じようにリビングを広くしたいという理由で玄関を狭めてしまって失敗したという方もいます。
玄関はその家の第一印象を左右する場所なので、もう少し広くして気をつかえばよかったというような理由です。
住んでからのいろいろなことを想像して間取りを決めることが大切だということですよね。
【他人の視線】
間取りを決める際に案外気がつかないのが他人からの視線についてです。
例えば、リビングのカーテンを開けたらすぐ隣家の庭で、視線が気になりカーテンを閉めっぱなしにしているなどという間取りがあります。
このようなパターンですと、自分の家なのになかなかくつろげないといったことになってしまいます。
以上のように、間取りには成功例もあれば失敗例もあります。
図面上で間取りを決めている際には気がつかないこともブログには多く記載されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
間取りで成功するポイント
これまでご紹介してきたブログで公開されている間取りの成功例や失敗例をふまえて、最後に間取りで成功するポイントについてお話をしておきましょう。
まず、ここまでお話ししましたように、前もってご家族全員の生活パターンを洗い出しておく必要があります。
また、持っている物の収納場所、おき場所を想定しておくことも大切です。
そうすることで、自分たち家族の住みやすい間取りが導き出されてくることと思います。
ただし、注意点があります。
床面積が同一でも、間取りによってコストが変わるのです。
そのコストは最初に建築会社に支払うものだけではなく、住んでいるうえでかかる費用にも関係してくるのです。
例えば、真四角の家より、どこか一部でも凹凸がある家はその分工事に手間がかかるので建築費が上がります。
また、立方体の家と直方体の家を比較すると、床面積が同一でも直方体の家の方が外壁面積が大きくなります。
そうなると、外気と触れる外壁面積が大きい直方体の家の方が、光熱費が割高になってしまうということなのです。
このように、間取りを自分たちの暮らしやすいように決めることも大切ですが、それによりコストが思ったよりかかってしまう原因ともなります。
ですから、暮らしやすい間取りを考えると同時に、コスト面に目を向けるのも大切だといえるのです。
成功例・失敗例を参考に自分たちに最適な間取りを!
間取りは、家族の生活パターンを参考にして決めていくことが重要です。
しかし、思うままに間取りを決めてしまうと、思ったよりコストがかかってしまったということにもなりかねません。
そのようなことにならないように、間取りが公開されているブログをぜひ参考にしてみてくださいね。
家族みんなが満足できる間取りを探してみましょう!