ドライヤーを使うときに気になるのが「音」ではないでしょうか。
ドライヤーの音は大きく、アパートに住んでいる方にとっては、騒音の一つになってしまうことがあるでしょう。
また、アパートで生活をしていくうえで気になるのは生活音だけではありません。
今回はアパートに住んでいることで気になる生活音について、またその対策についてもご紹介していきます。
難しいことはありませんので、まずは自分でできることから始めていきましょう。
アパートは生活音が響きやすい!
アパートに住んでいると、上階や隣の部屋に住んでいる人の生活音が気になることがあるでしょう。
夜中にドライヤーや掃除機の音で目が覚めてしまい、睡眠不足になってしまった方もいるのではないでしょうか。
または、自分がおこした生活音で近隣に住んでいる方に迷惑をかけてしまった方もいると思います。
それではなぜ壁一枚隔てた場所である部屋に、音が伝わってしまうのでしょうか。
まずは音が伝わる仕組みについて考えてみましょう。
音は空気が振動することで発生します。
その空気の振動が壁や床を伝わることで、生活音などが響いてしまうのです。
アパートの中でも生活音が響きやすいのが木造建築の物件です。
木は音や振動を通しやすいという特徴を持っています。
また、年数がたつことで壁に隙間ができ、その隙間から音がダイレクトに伝わっていることも考えられます。
そして、アパートの間取りも生活音が響くことに関係します。
隣の部屋の寝室と自分の部屋の洗面台が隣接していたら、髪の毛をドライヤーで乾かしている音が伝わりやすいのも当然です。
それでは、気になる生活音を抑えるためにはどうすればよいのでしょうか。
次の章からは、生活音の中でもドライヤーに焦点をあててお話しをしていきます。
アパートではドライヤーを使う時間帯に注意!
髪の毛を乾かすために使われるのがドライヤーですが、生活習慣や環境によって使う時間帯も変わってきます。
仕事の都合で帰宅が夜遅くなり、入浴後のドライヤーを使う時間が深夜になってしまう方もいるでしょう。
しかし、ドライヤーは音が大きく、その音は掃除機と変わりがないとも言われています。
そんな大きな音が深夜の時間帯に聞こえてきたら、睡眠の邪魔になるのは当然です。
住んでいる物件が木造建築のアパートならば、なおさら音が響きやすいでしょう。
それでは、何時ならドライヤーを使っても他の住民に迷惑が掛からないのでしょうか。
ドライヤーを使う時間帯は一般的には21時~22時までを目安にすると良いでしょう。
また、朝ドライヤーを使い始めるならば、7時~8時を過ぎてからが目安となります。
しかし、この時間はあくまでも一般的な目安です。
近隣に住んでいる方の生活スタイルや、家族形態(お子様がいる家庭など)によっても状況は変わってきますので、ドライヤーは近隣住民への配慮を忘れずに使うようにしましょう。
アパートで使うドライヤーは静かなタイプを選ぼう!
アパートでドライヤーを使う際は、時間帯だけではなくドライヤー選びも大切です。
ドライヤーを選ぶときは、どれくらいの音が出るのかを確認しておきましょう。
静音タイプや騒音抑制タイプのドライヤーがおすすめです。
家電量販店では、ドライヤーを実際に試すことができるので、音の大きさを確かめてから購入するようにしてください。
数値の目安としては、50dB程度ならばドライヤーとして音がそこまで大きくない範囲と言えるでしょう。
また、ドライヤー本体に静音モードやナイトモードが付いているものを選べば、その時によってモードを使い分けることができるので便利です。
ドライヤーを選ぶ際の注意点としては、ワット数の確認も重要です。
ご自宅でドライヤーを使う際は、洗面台にコンセントをつなぐことが多いと思います。
洗面台によっては、ドライヤーのワット数と合わないこともありますので、購入前に必ず確認しておいてください。
ドライヤーだけじゃない!アパートの生活音とは?
ここまで、アパートの気になる生活音としてドライヤーに焦点をあててお話ししてきました。
しかし、アパートに住んでいると、気になる生活音はドライヤーだけではありません。
生活音として気になってしまう代表例には以下のようなものが挙げられます。
・家庭用機器(洗濯機・掃除機・クーラーなど)
・音響機器(テレビ・ステレオ・ピアノなど)
・住宅の設備(床・ドア・水道など)
この他にも人が話している声や、飼っているペットの鳴き声なども生活音として気になる方がいるようです。
アパートで生活を送っていくうえで、すべての音を防ぎきることは難しいです。
時間帯を注意するだけでは、防音対策として万全だとは言えません。
しかし、少しの工夫をするだけで、部屋から漏れ出る音を軽減することができます。
次章でその点についてお話ししていきましょう。
自分でできるアパートの生活音防止対策
アパートで生活をしていれば、どうしても掃除機やドライヤーなどの生活音は防ぎきれません。
近隣に住んでいる方に迷惑をかけないためにも、自分でできる対策を行っていきましょう。
まずは、壁際の対策です。
壁からの生活音の漏れが気になるときは、壁の前に大きめの家具を設置し、壁際全体を覆ってしまいましょう。
家具で壁を覆うことで、音がさえぎられやすくなります。
音が出るテレビやスピーカーなどは壁から遠ざけて置くと、隣の部屋に響く心配がありません。
そして、床への対策です。
足音は下の階へ響きやすいです。
そのため、カーペットやラグなどを置いて、足音の軽減を図りましょう。
最後に窓への対策です。
窓には防音カーテンを取りつけるのがおすすめです。
また、窓のサッシから漏れ出る音を少なくするためにも、隙間テープなどを活用しましょう。
近隣の生活音が気になる!アパートの選び方から見直そう!
アパートの生活音は自分がおこすだけではなく、おこされることも多々あります。
入居してから後悔するのではなく、物件を契約する前に下見の段階で防音性を確かめておくとよいでしょう。
下見の際にチェックするポイントをいくつかご紹介します。
生活音が気になるなら、直接部屋を内見して音が響くかどうかを確かめておきましょう。
できれば日や時間帯を分けて何度か内見を行ってください。
「平日は生活音がなかったのに、休日は会話している声が気になる」ということもありますので、気をつけましょう。
まずは、床を歩く音を確かめます。
床を歩くときにキシキシと音がする場合は、上の階からの足音も聞こえてくる可能性が考えられます。
また、隣の部屋からの生活音を確かめるためには、壁に耳をつけて直に音が漏れてこないかを聞いてみてください。
窓の構造も生活音防止のためには大切です。
窓からは車のエンジン音などが入ってきやすいですので、窓の防音効果も見ておきましょう。
窓にシャッターが付いていたり、二重窓になって入れば、防音効果が期待できるアパートと言えます。
掃除機やドライヤーなどの大きな生活音だけではなく、日頃の何気ない音でも気になることがありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
少しの工夫でアパートの生活音は抑えることができる!
いくら注意していても、アパートでの生活音が大きくなってしまうことはあるでしょう。
中でもドライヤーの音は掃除機に匹敵するほどの大きさで、近隣への騒音対策も行っていかなくてはなりません。
全ての音を防ぐことはできなくても、少し工夫をするだけで音漏れを軽減することは可能ですよ。
もし、近隣のお宅からの生活音が気になるときは、アパート選びから見直す必要もあるかもしれませんね。