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アパートでできる防音対策!床・壁・天井にできる対策とは?

2019.9.16

アパートのような集合住宅につきものなのが、近隣の部屋から聞こえる生活音です。

沢山の人が同じ建物の中で生活している以上、多少の生活音は避けられないものと言えるでしょう。

しかし、あまりに度が過ぎるとストレスを感じてしまいますよね。

そんな時には、部屋の防音対策をしてみましょう。

ここでは、天井や壁越しに聞こえてくる生活音を軽減させたり、階下の人のために足音を抑える方法をご紹介していきます。

アパートで聞こえる生活音を軽減!壁・床・天井の防音対策!

アパートやマンションのような集合住宅で生活をする中でつきものなのが、上下左右の部屋から聞こえてくる生活音です。

集合住宅では壁や床、天井を一枚隔てた先では別の家庭が生活を営んでいるため、どうしても多少の生活音が聞こえてきてしまうのは仕方がないことですよね。

しかし、建物の構造の問題で壁が薄かったり生活音そのものが大きかったりすると、耐えきれないほどの音量で生活音が聞こえてしまって、ときにはストレスに感じてしまうようなこともあるでしょう。

そんなときには、自衛として部屋に防音対策をすることがおすすめです。

市販の防音グッズを活用したり、家具の配置に工夫したりすることで、周囲から聞こえる生活音が和らぐことが期待できますよ。

次の項から順に、壁、床、天井に施すことができる防音対策をお伝えしていきます。

防音対策の考え方!音はどうやって伝わっていく?

それではアパートの防音対策の方法を見ていく前に、そもそも音はどうやって伝わっていくかを知っておきましょう。

対策する対象についての知識を深めておくことは、対策方法を考える上で重要ですよ。

前提として、音とはそもそも空気の振動です。

音が出ているスマートフォンのスピーカーやイヤホンなどに触れると、かすかに振動を感じますよね。

また、太鼓を叩くと叩く鼓面が振動することや、ギターやバイオリンなどの弦楽器は弦を弾くことで震わせていることをご存知の方も多いでしょう。

このように、物の振動が空気を震わせて、振動する空気を介して耳の中にある鼓膜も震えることで、人は音を感じています。

これらのことから考えれば、アパートの防音対策の方向性としては、周囲の壁や床、天井から伝わってくる振動をカットすればいいとわかりましたね。

それでは次の項から、実際に防音対策の手段について考えていきましょう。

壁に防音対策して隣室から聞こえる音をシャットアウト!

アパートの壁の防音対策として、まずは既存の家具の配置を並べ替えてみましょう。

隣室との境界に当たる壁に背を向けるように、本棚やタンスのような高さがある家具を並べます。

すると、隣室から伝わってくる音の振動が本棚やタンスに吸収されるため、多少の防音効果が見込めます。

また、壁際に並べた家具は壁から少し間を開けて設置すると、間の空間が音の振動を止める緩衝材となって、更に防音効果が見込めるでしょう。

続いて、本格的な防音をするのであれば専用の機材を導入してみましょう。

必要となるのは、吸音シートと呼ばれるものと遮音シートと呼ばれるものです。

吸音シートは伝わってくる音を吸収して減衰させる能力をもつスポンジやグラスウールなどの多孔質素材で作られています

一方、遮音シートは伝わってくる音を反射させることで遮断する能力をもつ密度の高いゴムなどの素材で作られています。

これらを組み合わせることで、隣室から伝わる音の振動をシート部分で十分に減衰させることができますので、室内まで音が伝わってこないようにできます。

ただし、防音効果が高いぶん費用が高額になる点が悩みどころに思えますね。

壁・床・天井のうち、壁の対策はお伝えしました。

次の項では床への対策をお伝えします。

床の防音対策で自分も周囲も快適な生活を!

引き続きアパートの防音対策として、床にほどこす対策をお伝えしていきます。

階下の部屋からの音が聞こえてくるケースは比較的珍しいものですが、小さな子供がいる家族が住んでいる場合には声が聞こえてくることもあるでしょう。

また、壁や天井に伝わってきた音の振動はつながっている床にも伝わりますので、特に布団を敷いて寝ている場合などには音が気になることもあると思います。

そういった場合の対策としては、床に防音マットやカーペットの使用をおすすめします。

通常のマットやカーペットと異なり、しっかりとした厚みで振動を吸収するため、防音効果が期待できますよ。

また、階下の部屋からの音をカットする一方で、こちらが音を響かせてしまって階下に迷惑をかけないことも重要です。

防音マットやじゅうたんでこちらが歩く衝撃を吸収したり、スリッパやルームシューズを履いて足音を抑えて、バタバタとした音を立てないことが大事です。

集合住宅では、お互いに思いやりを持って暮らすことが大切になります。

周囲の音が気になってしまう環境であれば、自分の生活音も周囲に聞こえているかもしれません。

なるべく音を出さないように気を使って生活することがお互いのためになるのではないでしょうか。

アパートの上階からの音が気になる!天井にできる防音対策はある?

壁、床ときて、続いては天井への防音対策です。

アパートで壁を挟んだ隣室からの音くらい気になるのが、上の階からの足音ですよね。

特に深夜帯に聞こえる足音は、就寝の妨げになると感じる方も多いでしょう。

そんな上階から聞こえる音を和らげる方法はあるのでしょうか。

実際のところ、上の階から聞こえる音の防音対策は、やりようがなくもないのですが難しいと言えるでしょう。

なぜなら、防音材や遮音材を床や壁ならまだしも天井に貼り付けることは難しく、特に重量がある遮音材は建物の建築段階で仕込まなければ、後付けしようと思うと大掛かりでコストも大きい工事が必要になるからです。

賃貸物件には原状回復義務があるため、住民が勝手に工事できない点も難しいですね。

また、話し声のような高音は遮音しやすいのですが、足音のような重低音は万全の防音対策をしても防ぐことが難しいです。

上階から聞こえる音は重低音がメインであるため、階下からの万全な防音対策が難しいこともあって防ぎきれません。

以上のことから、階下から天井にできる防音対策は、あまり現実的でないと言えるでしょう。

それでは、どのようにして上階の音に対策すればいいのでしょうか。

天井の防音対策でベストの方法!それはアパート上階の人と話すこと

もしアパートの天井を伝わって聞こえる上階からの音に悩まされている場合には、階下からの防音対策にはあまり効果がないということをお伝えしました。

こういったケースでは、上階の人に音のことを伝えたり対策について話し合うことが最も効果があると言えるでしょう。

とはいえ、いきなり押しかけて文句をいうことには抵抗がある人も多いでしょうし、そもそも最善手とは言えない方法です。

不要なトラブルを避けるためにも、管理会社などを介して音に気をつけてもらうように伝えることが得策ではないでしょうか。

第三者を挟むことによって、自分や相手の主観に寄りすぎない公平な対策方法を打ち出せますし、お互いにヒートアップしてトラブルに発展することも防ぎやすくなります。

これは上階だけでなく、隣人や階下からの音に対しても有効な方法です。

音が気になる場合には、まず管理会社に連絡をしてみてください。

アパートに行える防音対策!やるだけやったら管理会社にお任せ!

アパートなどの集合住宅につきものの音に関するトラブルですが、自分でできる防音対策として、家具の配置替えや吸音シートと遮音シートの導入をお伝えしました。

しかし、自分でできる天井から聞こえる音への効果的な対策はあまりありません。

上階の住人に気をつけてもらうように促すことが効果的です。

管理会社などの第三者を挟んで、音についての悩みや対策を伝えましょう。

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